京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

イタドリ (虎杖)

2013年05月11日 | ミニ里山記録

タテ科の植物。別名スカンポ。「蓼(たで)食う虫も好きずき」の蓼。この季節、郊外にハイキングに行くと、大抵、子供はもの知り顔の大人にこの植物の酸っぱい茎を食べさせられる。

イタドリが海外、とくにヨーロッパで猛威をふるっている事が報道されている。日本でもイタドリが庭で発生すると駆逐するのにそれなり面倒だが、外国では天敵、捕食者や競争者がまったく存在せず、好き放題に繁殖している。地下茎を延ばして四方八方にテリトーリーを拡大するので、道路や家屋を破壊するなどして、イギリスでは年間200億円近い損害が生じているそうだ。イタドリはシーボルトがオランダに観葉植物として日本に持ち帰ったと言われている。写真の場所でも石垣の隙間に根を下ろしたイタドリが、競争者がいない事もあって切ても切ても毎年旺盛に繁殖する。


                イタドリの花。



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