京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

ニホンミツバチの分蜂(1)

2013年06月20日 | ミニ里山記録

 

 ニホンミツバチの分蜂群が山を越えてやって来た。

何千匹もの蜂の羽音が集まると異様なうなりとなる。上の写真で、空を背景にゴマ粒のように見えるのが一匹一匹の蜂だ。この中に女王がいる。彼等は女王を中心に一旦集結するか、あるいはすでに入居を決定していると直接そこに向かう。今回は庭の樹の枝に集団で房になってぶら下がった(下の写真)。このように集結した場合は大抵、数時間以内に新たな巣を見つけて全員が飛び去ってしまう。

 この時期のミツバチは刺さないモードになっているので、刺激を与えないで静かに見守るのがよい。殺虫剤などをかけて追い払おうとすると、かえって興奮して飛び回り収拾が付かなくなる。ともかく手出しをせずにそっとしておくことだ。

 

                        分蜂の山越えてくる羽音かな  楽蜂


     

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