京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

我が家を返せ、我が子を返せ!―ツバメの巣の撤去を怒る

2013年06月17日 | ミニ里山記録

 

 

 庵主のブログ (6月10日掲載: http://blog.goo.ne.jp/apisceran/e/e326cbd5369ffc8f16e477a9b2cb04d0)で紹介したツバメの巣が雛とともにきれいさっぱり無くなっていた(上の写真)。カラスが巣を襲う事があるが、こんなきれいに巣が無くなる事はないので人為的な仕業にちがいない。誰がやったのか、まったくひどい話である。[鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律]に違反した不法行為にあたるのではないか?(Focuslightsさんがこの話題で子細な法律的議論をしている:http://focuslights.blog102.fc2.com/blog-entry-69.html

  巣の真下が京都市バスのバス停になっており、不注意な客が糞を浴びて京都市交通局か道路局に文句を言ったのかもしれない。このような「糞害」は、注意書きと巣の下にカバーを付けるなどの事で簡単に防げたはずである。

 京都の民家ではツバメの入居を吉兆として歓迎し、下にシートを敷くなどしている。ここでも多くのバス待ちの客が雛の成長を楽しみに見守っていた。そもそもツバメがこのような人の多い場所に巣を造るのは、カラスの襲撃から間逃れるためだ。日本でツバメの数が毎年減っていると言われている。心無い硬直的行政主義を見直し、都市で共生する生き物を大事にして欲しいものだ。

  巣を破壊されたツバメの夫婦が、けなげにも同じ場所で新たに巣を作り始めた(下の写真)。巣を再建しても、これからはたして産卵と子育てが可能なのだろうか?彼等とともにこの庵主の怒りはおさまらない。

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フタリシズカ(二人静)

2013年06月17日 | ミニ里山記録

 

学名Chloranthus serratus。センリョウ科の日陰性多年草。和名は2本の花序を、能楽の「二人静」に見立てたもの。亡き静御前の取り憑いた下女と静御前の亡霊そのもののが並んで舞う姿にたとえたものとされる。(http://www.k2.dion.ne.jp/~t7d7/futarishizukaarasuzi.html)

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