映像:広葉樹と岩場の合間の礫地に咲く山野草(薬草)。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
イチヤクソウは其の薬効の多様さに驚く。可憐な花の秘めたパワーはこの花の
持ち味だ。岩場が多い山の中でケガをしたら、この花を見つけて、生葉の絞り
汁または煎液を切り傷、打僕傷、虫刺されに塗布すると解毒、止血に応急可能。
分類:キク類・ツツジ(目・科)・イチヤクソウ(亜科・属)・ベニバナイチヤクソウ亜種
漢字:紅花一薬草
薬草(薬効):止血効果や抗菌・消炎・利尿作用、膀胱炎、尿道炎、腎炎、浮腫、
脚気、肺結核、痔、産婦人科の諸病、血の道、頭痛、風邪、保温、痔、脱肛
花言:恥じらい 参照 # 姫神山トレッキング 紀行
解説:一薬草の名は、この葉を揉んでつけると病が治るところからつけられた。
映像:広葉樹と岩場の合間の礫地に咲く山野草。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
この花も岩場の合間に自生していた。背丈が50~100㎝にもなるとあるが、姫神山
のものは地を這うように咲いていた。円錐型で岩場の頂上では背丈が伸びないのだ
ろうその意味でこの花も姫神山に適合した亜種とも思われる。花言葉の努力が合う。
分類:バラ(目・科)・シモツケ(亜科・属)・マルバシモツケ種 漢字:丸葉下野
花言葉:努力、自由、気まま、整然とした愛 参照#姫神山トレッキング 紀行
映像:まるで怪物が口を広げているような岩場
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
姫神山登山道を上り詰めて行くと巨岩がゴロゴロしだす。頂上が近い印だ。
この岩は怪獣が口を広げて威嚇している様にも見える。この岩が岩場越え
と低木越えの二方向攻めの分岐点。岩場越えは危険なので低木越えを選択。
参照#姫神山トレッキング 紀行
映像:広葉樹と岩場の合間の礫地に咲く山野草。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
姫神山は標高が高くなるにつれて高山植物も多くなる。目にしたのは
一見ムカシヨモギとも見れるが、高地に咲くミヤマアズマギクだろう。
姫神山の山頂がもう間近い。一瞬、一面岩だらけの難所に発見した花
分類:キク(目・科)・ムカシヨモギ属・アズマギク種・ミヤマアズマ
ギク亜種(アズマギクの高山型の亜種) 漢字:深山東菊
花言葉:感謝、誠実、尊い愛(アズマギク)参照#姫神山トレッキング 紀行
速報トレッキング:岩木山トレッキングのGPS軌跡図(2020.09.12)
コロナ収束祈願連続山岳トレッキング節目の第24週は青森県一高い山の岩木山が目標。
天候不順を覚悟の挑戦。attack基地は西目屋村道の駅「津軽白神ピーチ西目屋」。そこ
から眺めた岩木山は雲間に姿を見せていたので登山を決行。しかし、山頂付近の強烈
な突風で制覇を断念。リベンジを誓い、やむなく下山。昇るのも勇気、戻るのも勇気
☝岩木山嶽登山道入口から湯の沢分岐迄のGPS経路(今回は二段階登山となる
※(記事掲載毎にアンダーライン閲覧可能記事が増える)
記録:🗻1,502m(鳥海山) 3.09H(含休憩・撮影)4.5㎞426m413m
※八合目までスカイライン使用。下山後、嶽登山口から湯の沢まで登る
参照#温泉探査&山岳トレッキング時の基地となる道の駅(東北・北海道)
映像:針葉樹林が尽きるころに立ちはだかる急峻な登山道
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
姫神の登山道を踏みしめ楽しみながらトレッキングしているとやがて
木枠で造られた長い階段が続く。傍らに「ざんげ坂」の表示を確認す。
この坂を登りきると5合目である。ここが懺悔したくなるほどの難所?
参照#姫神山トレッキング 紀行
映像:姫神山精英樹林の足元に咲いていた姫神山を連想可憐な山野草。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
ヒメカミオダマキとは実際に存在しないかもしれない。この山野草で
著名なのが「ダイセンオダマキ」。とすればこの姫神山に咲く可憐な
花を「ヒメカミオダマキ」と呼称してもおかしくない。姫神の妖精花。
分類:モクレン亜綱・キンポウゲ(目・科)・オダマキ属・ミヤマオダマキ種
・・・・筆者命名ヒメカミオダマキ変種 漢字:姫神苧環
薬草(毒草):全草有毒(プロトアネモニン)、皮膚炎(水疱)、胃腸炎、心臓麻痺
花言葉:あのひとが気がかり、必ず手に入れる、勝利・・・
参照# 白岩森林公園で見かけた同種の「ヤマオダマキ」の花
岩木山の山麓にあり、世界遺産白神山地抱える西目屋村の温泉施設。三カ所ある内の
一つで村の奥、津軽ダム湖側に位置し、道の駅津軽白神ピーチ西目屋から県道48号線
で7分の距離。岩木山登山の前線基地湯として利用。お湯は依然と全く変わり新しい。
【Ⅾata】含塩化土類ー食塩泉 59.8℃、PH8.1 源泉名:村市鹿島源泉(217ℓ/m)
浴感:前の湯(源泉:村市温泉)は出なくなったので新しい温泉井戸を掘削して得た
源泉。以前の深みはないが、掛け流しで清涼だ。掃除使用の塩素臭が最初した
がお湯は問題ない。夕方は村民で賑わう、域外の人は空いてる時間が好ましい。
所感:民間経営であれば、源泉の湧出断は致命的な現象である。殆どの温泉施設廃業
の原因はこれだ。しかし、公共は必要とあらば巨額な費用を予算措置し対応可。
深い山間で温泉の恵みは何よりな事を考えれば、税金の無駄使いとはいえない。
≪入浴速報:筆者推奨湯処 松崎温泉(平川市) 2020.9.12 ≫
映像:熱い湯(左:45.5℃)と温い湯(右:43℃)の湯船編成
平川市(旧平賀町)は湯の町。先だっての大坊温泉の見直しで
もう一度、疎遠だった温泉銭湯を入湯確認する。今回は弘前市
に近い松崎温泉。湯船だけの施設だが、掛け流し源泉は力強い。
【Data】食塩泉 61.9℃(湯口52℃)PH8.0 源泉:松崎温泉
浴感:三年振りの入浴、相変わらず強塩泉の心地よさ入浴4回目
映像:左上と左下の花は、三、四の花弁軸が観察できる。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
姫神山地の杉木立群は精英樹林ともいわれ真っ直ぐ伸びた端正な杉。
その足元に驚く光景を目撃した。「二人静」という可憐な花が一人、
三人、四人に変化していた。姫神山地の環境がそうさせたのだろう?
解説:この花は、基本「フタリシズカ」。しかし、なかには花序が
1~4花序と変異する。その全て観察できる姫神山は貴重山。
分類:センリョウ(目・科)・チャラン属・フタリシズカ種 漢字:二人静
花言葉:いつまでも一緒に
参照#①一人静(階上岳;青森県) ②二人静(南アルプス;長野県)
映像:姫神山頂に咲いていた「バイカウツギ」。
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
姫神山トレッキングを始めて暫くすると観察できた山野草。名前は体を現わす
との通り、バイカは梅の花、ウツギは空の木のことでこの花の基本を現わして
いる。花にモンシロチョウが蜜吸いに舞う姿は懐かしい遠い『夏の日の思い出』
分類:キク類・ミズキ目・アジサイ科・バイカウツギ(属・種) 漢字表記:梅花空木
花言葉:回想、気品、品格、思い出、香気 参照#姫神山トレッキング 紀行
映像:姫神山登山道入口
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
見晴らしのいい小さな草原を過ぎたら、いよいよ登山道入口になる。
いつも遠くから眺めていた美しい山にいよいよ入山。まるで恋人の
胸元に飛び込むようなトキメキだ。この山は屹度期待を裏切らない。
参照#眺めて美しい姫神山(盛岡市玉山からの眺望)
映像:日本二百名山姫神山の登山口エントランス
【山岳トレッキング ⑫ 姫神山 2020.06.19】
ほゞ円錐形の山裾は開放的な草原。僅かな空間だが、これから登る姫神山を仰ぎ
どのようなトレッキングシーンが待っているか期待が高まる瞬間でもある。コロ
ナ終息祈願連続トレッキング開始から12週目。いよいよ千メートル級の山に挑戦。
参照#姫神山トレッキング 紀行(GPS軌跡)
映像:黄瀬林道沿いので観察した爬虫類
【渓流トレッキング ⑪ 松見の滝 完 2020.06.13】
恐らく「トカゲ」だろう。松見の滝トレッキングの帰り道、ようやくゴールの近く
堤防の乾いたコンクリートの上でジッとしていた。爬虫類は凶暴さで苦手なんだが
S字型の小さな体格に愛嬌さえ感じられた。自然は恐怖感をも取り除くのだろうか。
分類:爬虫類・有隣目・トカゲ(科・属)二ホントカゲ種 漢字表記:蜥蜴
参照#①松見の滝トレッキング 紀行 ②山岳/渓谷トレッキング(湯煙り)紀行
≪ 感動 / 絶景 / 秘境 : 黄瀬渓流 松見の滝 (青森県 南八甲田山中) ≫
【溪谷トレッキング ⑪松見の滝:十和田八幡平国立公園黄瀬渓流 2020.6.13】
感動とはおよそ景色・景観・絶景を観て湧き上がるものであるが今回の感動は目的
に至る過程を含めてのものであった。普段運動する事が少ない私達にとって片道11
㌔の山道、急峻な崖っ淵は困難だ。この松見の滝はその至難の先に待ち受けていた。
感動:滝つぼ迄の険しい崖道、見終わったあとの帰り道の過酷さ、立ち寄った温泉
の癒し、そして冷たいビールの喉ごし。この日は正に天国と地獄を味わった。
景観:見事な峡谷を左右に三段一気に90m流れ落ちる様は筆者の観察した滝の中で
も超級の景観美。滝上部に林立する松が滝の名前の由来。雪舟水彩画の如く。
記録:日本の滝百選(日本の滝百選中屈指の到達難関の滝の一つに挙げられている)
標高491ⅿ落差90m8H(含休憩・撮影)・22㎞・上り526m下り526m
参照#①松見の滝(十和田八幡平国立公園・黄瀬渓流)トレッキング 紀行
②日本名滝 涼感厳選40(お湯の国 日本:自然/社会 /文化 DB)
③山岳/渓谷トレッキング(湯煙り) 紀行