
リニューアル再掲:羅臼岳中腹から望むオホーツクの海、北方国土国後島(2006.9.6撮影)
日本最後の秘境「知床半島」は 1964年に国立公園に指定、すぐれた自然景観、原始状態を保持している地区として保護が徹底されている。観光などの公園利用にも厳しい制限を設け特別保護地区は半島の面積の約60%を占め、国立公園面積は、38.633ヘクタール,海域は沖合い1km指定され、2005年7月ユネスコ世界自然遺産に決定された。
日本には自然が絡む世界遺産は屋久島、吉野熊野、白神山地があるが、秘境としてはこの知床が最初で最後だろう。徹底した環境管理も日本随一と思われる。吉野・熊野、白神でも規制はあるものの常時保護要員が監視する訳でも無いし、車の乗り入れも自由。この知床方式を本州の世界自然遺産に適用すべきと思う。
もともと知床は100坪運動 (全国からの寄金で買い取り、土地の保全と植林による森の復元を目指し、イギリスのナショナルトラスト運動と成田空港の一坪地主運動をヒントに発案)など古くからの環境保護活動が『知床財団』組織の下地だったとされる。サアこれから知床の自然を体感するぞ!
参照#① 知床半島周辺 温泉探査 紀行 ② 日本 パワー・ スポット探訪