AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

見事なクレマチス

2011-05-31 22:46:53 | 

 

ご近所の民家に咲いているクレマチスの花です。

こんなにも見事に咲いているクレマチスにお目にかかったのは始めてなので、了解を得て撮らせて貰いました。

この花は、昔から日本にあるテッセンと同属のようです。

このように鈴なりに咲くのは、クレマチス所以の特徴なのかもしれません。

これほどまでに咲いてくれれば、作者は大満足でしょう。圧巻です。

 


黄金色を覗かせるバラ

2011-05-30 21:13:36 | 

 

今年も私の庭にバラが咲きました。

今から10年前に、私が関係しているエビネ会の会長さんちに咲いていたバラの一枝を頂いて、挿し木して育ててきた一重咲のばらが今年も見事に咲いてくれました。

このバラは色変わりします。

咲き始めは黄色い色素の割合が多く、次第にアントシアニンの割合が増えて、仕舞いには小豆色に近い色へと変化して落ちてしまいます。

香りもあり蜂たちが群がっています。

どの花もそうなのですが、花色の発色に独特な特徴があることから飽きのこない素晴らしい花です。

この美しい花をいつまで観られる喜びをひしひしと感じています。

 


自生地のエビネ

2011-05-29 15:46:23 | 

 

エビネの原種や自然交雑種は、数十年前まで日本各地の山に自生していました。

今では、乱獲されたり、自生地が開発されるなどして日本中の自生地からエビネの大部分が消えてしまいました。

現在でも自生しているエビネが写真にある「地エビネ」かキエビネくらいだと聞きます。

エビネは楚々した清楚な美しさから茶花として楽しまれていたと聞きます。

その楚々としたエビネの魅力こそが写真の「地エビネ」とされていたとも聞いています。

写真上の花は自生地に咲いていたエビネを真上から撮ったものです。

写真下は、上のと同じエビネですが、楚々として冷涼感もあり、素晴らしい雰囲気がありました。

 

 


交配で美しい花が

2011-05-27 19:38:03 | 

 

写真上は、8年前に日本のエビネに台湾産猿面エビネを交配した自作の交配種です。

花弁や唇弁の形が日本産のものと若干違ったものとなりました。

次は、この花の花粉を他のエビネに交配して新しい花を作出しようと思っています。

その花にお目にかかるのは、早くて5年後なのです。

交配したてまえ、それまではこの世を去るわけには生きません。

 

 


多種多様な美しさ

2011-05-27 00:54:05 | 

 

そもそもエビネを園芸種として楽しんでいるのは、我々日本だけなのです。

その花の魅力に虜になったアメリカなどでも、日本のランとして重宝していると聞いています。

エビネは、日本だけではなく、東アジア、メキシコ、アフリカの一部に自生していますが、日本以外は、どちらかと言えば緑色の単色に近いものがほとんどで、これらの国々では、自生種を楽しむという風習は、差ほどなく、むしろ日本のエビネと異なる遺伝子を求めて外国のエビネを日本のエビネに交配して、新種を作っている程度です。

エビネの共通語は、カランセと呼ばれていますが、日本では、自生しているエビネの根が年ごとに一つずつ増えて一列に並んだ格好をしています。

その形が海老の腹に似ていることから海老根とされ、通称エビネになったとされています。

カランセは美しい花という意味だそうです。

写真は、エビネの原種の一つでサルメンエビネ(猿面)です。


美しさに際限はない

2011-05-25 23:06:53 | 

 

花の魅力は、すべての花に存在します。

あなただって、貴方だって必ず、多々魅力を持ち得ているはずです。

花たちも同じなのです。

それぞれ魅力ある特徴を美しく放っているのです。

満開になれば、それは最高潮に発揮してくれます。


透明感が素晴らしい

2011-05-23 23:26:57 | 

 

肉厚でいかにも日持ちするような重厚感のある花弁をしたエビネもあれば、写真のように透明感にあふれ冷涼な感じを受けるエビネもあります。

このエビネは、エビネの特質のひとつである香りを発散します。

ヒマラヤに自生するエビネと日本のニオイ系を交配したエビネですが、ヒマラヤの形質があるために、最も早咲きします。

ニオイ系は5枚の花弁と唇弁(舌)の間にある柱頭(中に花粉塊がある)部が、他に比しやや大きくなっています。

また、花の裏側に伸びた距(きょ)が他に比しかなり長いのも特徴です。

細かく観ればエビネの一つ一つがこのように多彩なのです。

それに魅力を感じる人こそがエビネファンなのかもしれません。

 


色鮮やかなだけではないのです

2011-05-21 11:52:45 | 

 

可憐で色鮮やかさのバエティーがエビネだと言ってきましたが、そのバラエティーの中にはこんなエビネもあるのです。

他の花には珍しい黒色に近い花色があるのです。

エビネ通では、こんな花を求めているのです。

私が会員となってるエビネ会が開催しているエビネ展では、歳華賞というのが設けられていて、展示会次によって赤系、茶系、キエビネ、白系、緑系、ピンク系、紫系、そして黒系を、今年の花色をテーマに出展されたエビネを審査をして決定されます。

今年の歳華賞は黒花でしたが、この花が選定されました。

 


花の命は短くて

2011-05-20 22:36:50 | 

 

エビネを育てるには、水やりが欠かせないのです。

1年のうち、少なくて150日間、余裕で200日間はたっぷり水を与えます。

用土が一瞬でもからからに乾いてしまえば、枯れてしまいます。

枯れなくても、花芽を付けてくれることはないのです。

山に自生していて、山の土は乾くことがないのです。

それなのに、エビネの花は精々2週間でしぼんでしまうのです。

花の魅力にとりつかれれば、それでも春夏秋冬せっせと水やりせずにはいられないのです。

 

 


引き続いて 美しいエビネです

2011-05-18 23:58:02 | 

 

花の中で、最も種類が多いのがラン科植物ですが、その中でも日本の自生ランエビネは、その花色、花模様、花形、香りの有無など最大のバラエティーを有しています。

それは、交配と播種や育苗技術が普及したためです。

以前は、原種や自然交配種などがありましたが、今ではその大部分が交配種です。

写真上は、自然交配種のタカネ「済州島」で古くからよく知られたエビネです。