AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

アブラゼミ・クマゼミ・ひぐらし

2011-09-01 00:07:55 | 虫たち

 

猛暑の中で、あらぬ限りの音を必死に出している蝉たちですが、正確には、哺乳動物みたいに口から声を出してはいないのです。

クマゼミやひぐらしのように羽が透明な蝉では、その声の正体が理解できるのです。

下腹部を揺らせながらお腹のあたりから鳴き声を出している様子がわかります。

ファインダ越しに蝉たちの姿を見ていると、幼き頃の出来事まで懐かしく思い出されてくるのです。

小さな体なのに何故、私より大きな鳴き音が出せるのが不思議でなりません。

あのエネルギーは、どこにあるのでしょう。

もう、蝉みたいに全身で音を出すエネルギーなど、私の身体は失せてしまいました。

けれども何故か焼酎を一口頂くと、蝉みたいにそれらが蘇ってくるのです。

 

 

 

 


色鮮やかなり玉虫

2011-08-10 23:16:09 | 虫たち

 

昨日のことです。

いつものように山道を散策し、ひぐらしやアブラ蝉をターゲットに木立を注視している目前の楢の木に思いがけない玉虫に出会うことが出来ました。

凡そ10数年ぶりに出会ったと記憶しています。

玉虫は、エノキの葉を餌にしていると聞いたことがあります。

周辺の林の中にその木があるのかもしれません。

虹のような美しさと読んだことがありますが、植物を餌にしている玉虫は、外敵に襲われないための保護色なのだろうと、勝手に想像を巡らしています。

宝石のような美しさとも読んだことがあります。

そのようなイメージにも見て取れますが、木の葉の美しさも忘れてはなりません。

その美しさを玉虫は模していると、私は感じています。

玉虫との出会いが、私の山道散策が一層楽しみとなりました。

 

 


ひぐらしの合唱

2011-08-04 23:44:06 | 虫たち

 

夏休みが終わる頃に鳴くのがひぐらしだと先入観がありました。

けれども、最近は夏休みが始まる頃からひぐらしは鳴いているのです。

所用があって、その帰り道、舗装をしてない林道に向かって近道をしました。

日陰の林道は涼しく、レギュレーターを明けながらの走行で、真夏とは思えないような爽快感を味わいました。

すると、周りの林の中からひぐらしの一斉に鳴く音が私の耳を劈くのです。

時は午後の3時を回った頃のことです。

誰かに号令でも掛けられているかのように、林一帯のひぐらしが一斉に鳴き一斉に鳴き止むの繰り返しなのです。

ひぐらしらのオーケストラを8トラック盤で聴いているような迫力なのです。

暫く、拝聴しそろりそろりとその場を移動するのですが、続く林の中では1~2km移動しても、その合奏はそのまま聞こえてくるのです。

おそらくは、合奏することで個々の居場所が特定できないように身を守るための彼らの策なのだろうと、そんな思いと、その余韻を味わいながら、緑陰ひぐらしオーケストラの会場を後にしました。

 

 

 


コガネムシは金持ちだ・・・・

2011-07-22 23:58:33 | 虫たち

 

今日の昼休みに、大きさは1cm余りで玉虫色の素晴らしい殻を持った虫を見つけました。

夏休みの宿題で昆虫採取を行った頃のことを懐かしく思いながら撮った写真です。

夢中になってしまい、あっという間に昼休みが終わってしまいました。

おそらくコガネムシの仲間だと思いますが、図鑑からは名前を特定できませんでした。

おわかりの方は、教えて頂けないでしょうか。

豆粒くらいでも、金蔵建てる奴かもしれません!

 

 

 


花とみつばち

2009-11-03 19:08:39 | 虫たち



秋の深まりとともに、空き地のいたる所にセイダカアワダチソウの黄色い花が咲きほこっています。
この花は、花粉症のことが気になって嫌がられている花でもあります。
ところが、画像に撮って見れば、実に可愛らしい花なのです。
小さな花弁が無数に重なり合って、傘の形に咲いています。
花弁が多いから、その分種子が沢山実り、繁殖性に優れて一面にはびこります。
人の思惑とは異なり、蜜蜂達には格好の蜜の宝庫とばかりに多くが群がっています。
慌てているのか、子どもの食事のように体中に花粉を付けています。
季節の終わりを知ってか最後の一仕事なのかも知れません。
ファインダー越しに、怒れば怖い蜂たちにも、優しくしてやりたくなります。

秋あかねが忙しそう!

2009-10-22 23:53:30 | 虫たち


やや小型の赤とんぼが忙しそうに止まり木を飛び回っています。
秋あかねと言うトンボです。
子どもの頃は、このトンボを捕まえようと留まっているトンボの正面から、人差し指をくるくると回して近付き、トンボが目を回し飛び去らないようにして、掌で捕まえたものです。
写真を撮ってから、昔を思い出して人差し指を差し出すやいなや、天高く飛んでいってしまいました。
無心な子どもの方が旨くいくのかも知れません。
澄み切った秋の空が美しくなりました。

夏の蝶

2009-08-19 22:46:43 | 虫たち



空き地の外来雑草の葉に美しいツマグロヒョウモンが羽を休めていました。
植物の花模様と同じように、蝶の幾何学模様の紋様が不思議なほど鮮やかで、ついその魅力に視点がフリーズしてしまいます。
蝶も受粉虫となる花たちの貴重な仲間達です。
私は、彼らの役には立ちません。
せめてもの、様々な花たちを育てることぐらいです。

蝶たちの自己主張には叶わない

2009-06-30 16:44:33 | 虫たち













散歩中に、木の葉に小さな蝶が翅を重ねた状態で留まっていました。
意外と地味な蝶のように見えましたが、その翅の紋様は繊細で実に美しく、これぞ被写体とばかりに近付いて撮ろうとした瞬間、重ねていた翅を思いっきり広げた姿に、思わず「変身!」と叫んでしまいました。
蝶の背中側は、濃いオレンジ色紋様で、お腹側のシックなものとは、正しく異質な彩りをしていたのです。
蝶たちも種の保存のために、相棒をものにしなくてはなりません。
そのために美しい紋様でアピールして誘いを掛けたり、時には保身のためのカモフラージュであったりで、蝶の7変化といいますが、か弱い蝶たちなのに、けなげな生命力を感じさせていました。
この様な自己主張は、とても私には出来っこありません。

ミドリヒョウモンという蝶のようです。

角虫

2009-06-29 17:53:55 | 虫たち



虫たちも季節の到来をしっかり感じて居るんですね。
夏至が過ぎて2日目の夜、街頭の下で羽音に気付いてみると写真のクワガタムシでした。
一瞬ガキに戻り、捕らえて写真を撮りました。
そして、庭の丸太の上に置いてやりました。
友と競うようにこんな虫たちを取りに回ったものです。
その友らは、今頃どうして居るんだろうと、その後の消息も知らないままに。
インパクトのあるこの虫のお陰で、60年前を走馬燈のように思い出させてくれました。
友らも、同じように思ってくれているだろうか。
そして達者なのだろうか。

思い出を伝えに来てくれて有難う。

スイーッチョンと

2008-08-08 19:44:49 | 虫たち


色々な出合はあるものです。
午後5時は退社時刻ですが、通勤車で帰途のボンネット上に目障りなものがしがみついているのに気づきました。
道の縁に停車して見ると、ウマオイでした。
私に撮ってくれとばかりに静止しており、クルマに寄っかかりシャッターを押しました。
8並びの日に、巷ではオリンピック、そんな晴れやかな日に、私だけに出会ってくれたのはウマオイ君でした。
この写真は、末永く私のハードデスクに保存します。