AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

神の湯

2011-12-28 00:16:38 | 風景

 

鹿児島県では最初に初雪に見舞われることでよく知られた紫尾山がある。

この山懐に神の湯と知られている紫尾温泉がある。

紫尾温泉に付随するかのように、その後方には霊峰紫尾山を祀った紫尾神社があり、神の湯と称されるに値する。

湯は透明であるが、硫黄泉で、入湯と同時に体中に硫黄のぬめりを感じ、このぬめり感を味わうと、その心地よさからやみつきになるほどである。

湯温は高い方が56℃で、湯温に慣れないといきなりは入れないが、我慢して入れば、湯温は気になら無いほどに心地よさを感じることが出来る。

近くには人気の温泉場が2箇所あるが、そこを通り抜けて紫尾温泉へ入りに行くほどである。

ここの風物は、この温泉の湯を用いて渋柿をあおすこと(渋抜き)が出来るのである。

近在の人々は、夕暮れになれば、ネット状の袋に渋柿を入れて、備え付けの専用槽に漬けて、その翌朝に引き上げに来ている。

早朝にあおした柿を取りに来た中年の女性に「一晩で渋抜きできますか」と問うたら、「そうです。食べますか」とソフトテニスボール大のあおし柿を5~6個差し出してくれた。

味も美味しかったが、女性の心根が優しかった。

駐車場の周囲には、ツゲが定植されてあり、写真のとおり心和ませてくれそうな飾りが施されていた。

日経新聞でも取り上げていたが、名湯の一つである。

 


冬ほたる

2011-12-21 22:40:23 | 冬景色

 

 京都丹波に時代劇映画などのロケ地になったことのある琴滝がある。

この滝は高さが43mあり、日頃は水量が少なく、一筋の滝などと紹介されたりする。

この滝とその取り入れ道路の坂道周囲にLEDを飾り付け「冬ぼたる」と銘打ったイルミネーションが、7~8年前から開催されている。

今年はLED65万球が飾り付けられ、年々規模拡大されて話題となっており、数年ぶりに今宵出かけた。

取り入れ道路の片方には滝の下流となる小川があるが、その川がLEDで飾られており、夜間でも川の流れを浮き上がらせていた。

実に美しい飾り付けであるが、光華女子大学などボランティアの学生諸氏には、寒さと危険の中での2ヶ月間であったであろうと思いながら、メーンである滝にたどり着いた。

滝の流れに沿って、滝をイメージさせた13弦のLEDが夜空に向かって幻想的にそびえ立ち、ルミナリエなどの幾何学的な複雑な造形美と異なり、現存する滝を生かした素朴で清楚感を醸し出しているところに、観覧者をうならせていたようであった。

13弦を見上げながら、ボランティアの旧知の茶店主が入れてくれた琴滝ココアが美味であった。

滝を見ながらすするから琴滝ココアであって、見ないで飲めば、ただのココアだというジョークにも気に入った。

 

 

 


バラや南天の実が泣いている

2011-12-19 00:07:45 | 

 

今年は、月下美人や菊やバラまでも様々な植物の開花が、遅れて未だに咲いている。

一方で、今冬は初雪が早かった。

土曜日の朝、四季咲きのバラに雪が積もり痛々しい限りであった。

菊にも南天にも同様に積もった。

南天はいざ知らず、バラなどは雪時となってもつぼみが付いている。

開花までのパワーが持続していると言うことは、夏秋に掛けての肥培管理が強すぎたのであろう。

雪に痛めつけられても、花は花、その姿には心打たれる美しさがある。

 


紅葉も落葉の頃となる

2011-12-10 01:20:26 | 風景

 

今朝は、初雪に見舞われた。

文字通り師走、冬の到来である。

そして、落葉である。

冬のもの悲しさを肌に諸に受けている心地でもある。

それにしても、今年の紅葉は錦絵のごとく、度派手のままの別れとなった。

感謝の秋に元気を添えて、心ゆくまで楽しませて貰った。

 

 

 

 


紅葉自慢

2011-12-08 00:07:37 | 風景

 

京都は紅葉の名所でよく知られいる。

紅葉の名所は、桜の名所である。

春も秋も観光客に満足して貰おうとする寺社仏閣等の試みが伺われる。

東山界隈、中でも晴れた日の永観堂は紅葉狩りで大にぎわいである。

大原三千院や長岡の光明寺、西山の善峰寺などもよく知られている。

今が見頃は嵐山の山並みであるが、これらの名所は桜や紅葉だけではなく、心の洗い場としての寺社などがメーンであり、それらを背景にするから余計に美意識をかき立てる。

このところ紹介している名所は、その背景はダムである。

ダム湖の存在が、寒冷地でありながら桜はやや早めに満開となり、やや遅めの紅葉なのである。

その理由は、ダム湖の水温が関わりを持っていると考えられている。

広大で閑散とした美しい環境が、楓や桜には適していて、パワーあふれる樹勢が紅葉の美しさを醸し出しているのである。

私の自慢の名所でもある。

この通りを走行中の車は、必ずと言っていいほどに、桜や紅葉の季節には減速している。

 

 


ダムサイドの紅葉

2011-12-06 21:48:58 | 風景

 

全山紅葉は、山々の木々の紅葉であるが、京都の中央部に大野ダムがあり、そのダムサイドには、春は桜や山ツツジ、秋は紅葉を愛でるために、一般に植樹を募集して、それらの木々には植樹オーナーの名札が掛かっている。

古木は40年を過ぎるものもあり、春も秋もオーナーだけではなく、多くの人々を誘引している。

地元もぬかりなく、桜祭りやもみじ祭りをそれぞれ1週間開催して夜間照明や花火を打ち上げて、多くの祭り好きを呼び込んでいる。

本来は、それを楽しみとしなければならないけれど、ターゲットはそれらのモデルでったりアングルである。

撮り歩くのに、多汗症には寒さを感じることもなど皆無である。

シャッターを押す頃になれば、決まったように風が邪魔をする。

 

 

 


錦絵のごとく

2011-12-04 00:45:46 | 風景

 

このところの急冷は、楓の葉先を赤く、葉陰を黄色く色づかせている。

楓の木々の紅葉は、まるで錦絵を連想するがごとく華麗なる色模様を呈し、まさしく植物と秋をもたらす気候がおりなす集大成なのであろう。

木々の集大成の思いを表現しようと撮り続けるが、なかなか伝わるに至らず、心苦しい限りである。

 

 


全山紅葉

2011-12-03 01:27:48 | 風景

 

今年の紅葉は、いつもの年より1週間前後遅く色づいた。

色も鮮やかである。

色鮮やかな山々の景色が、走行中の車窓から目に入ると、つい止めてカメラを向けてしまう。

あれもこれもである。

満足するほどに撮りながら、時に迫られ、立ち去る無念さが残る。

いつもならば、秋色に染まった葉色にはもの悲しさが漂うけれど、こうも鮮やかなれば、憂いどころか何とはなしに高揚のるつぼから上気の沙汰である。