山間の民家の庭に、春を呼び込むように彩り鮮やかな花々が賑やかに咲いていました。
ご夫人にOKを頂いて撮らせて貰いました。
アネモネが今を盛りとインパクトを見せています。
フランスの貴婦人のイメージを感じてしまいました。
ランの花は、基本的には同じ形をしています。
写真のようなマクロ写真の場合は、ランの種類が判りにくいことが良くあります。
ランの花は、写真のように色彩が艶やかで、透明感があり、まさに "It is very beautiful and very wonderful" であります。
シンビジュームは、この他にも優しい香りを発するものがあり、香水やシンビジューム茶などにされて愛好されています。
全国何処の花屋さんに行っても、必ず鉢植えの美しいシンビジュームが販売されていて、この花の人気の深さを感じさせます。
この美しさに引き込まれるのは、人だけではなく、その最大のターゲットは蜂たちなのです。
紅梅の魅力も素晴らしいですが、白梅も捨てたものではありません。
これまで、何気ない梅の花として無意気でしたが、ファインダーから覗いていて、何とも愛くるしいととりこになりました。
話は変わりますが、京を追われ、京を愛した菅原道真公は、
”東風ふかば におひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ”と詠み都を離れました。
公は梅が好きで梅を詠ったのではなく、咲きほこる梅の花を、自らを慕う家臣たちになぞらえて詠ったものとされています。
それほどまでに、家臣たちを慕っていたのであろうと想像してしまいます。
今では、社員に慕われる社長でなければ、会社は持たないという時代になり、公の精神が現時に脈々と生き繋がれているような気がします。
雪に覆うわれた梅花でしたが、気まぐれの雨に見舞われた梅花は、しっとりと瑞々しい姿に変身しました。
花は何の花も、環境が異なれば、それなりに常に美しく変身して、その美を失うようなことはないのです。
梅の花は雪やアラレ、雨に荒らしなどにいじめられながらのけなげな開花でもあります。