チューリップの花が今年も花形を変えていました。
年々花模様も美しく変身して、見るものを驚かされます。
植物園の4月の花は、桜とチューリップがメーンのようか気がします。
このようなチューリップの周りには、多くの観覧者が立ちすくんで、感動をあらわにして花の美しさに見とれています。
その半数は、既にリタイヤしたと見られる男女のカメラマングループでした。
ファインダーを覗きながら、花たちの生命力を感じて元気を貰っておられることと想像しています。
何を隠そう私自体がそのように感じて至福の時を謳歌しているのです。
花はいいですね!
今年は、桜の開花も10日ほど遅れて、ようやく満開となりました。
いつも花壇で勢いを奮っているスギナですが、隣の土手ではそのツクシが一斉に筆を伸ばし始めました。
ツクシは土筆と漢字で書きますが、昔の先達はうまく考えたものです。
ツクシは筆が逆さに伸びてくるイメージをうまく捉えています。
ツクシは子供たちを連想させます。
ツクシのすくすく伸びる様子が子供らの成長に、小さくて可愛らしい姿が子供のようであるとして連想に繋がったことがわかります。
私にも、その昔々ツクシンボウと言われていた頃があったのです。
ツクシやタケノコの成長同様に、被災地の復旧が遅滞なく進んでくれることを祈るのみです。
どなたでもよくご存じのキンセンカです。
私が子供の頃の庭先には、春はキンセンカ、夏はホウセンカ、秋はコスモスが母の手で咲いていたことを思い出します。
今では、園芸化が進化したこともあって、庭が無くても鉢植えが一般的となり、多くの方々が色とりどりの季節ごとの花々を飾って楽しんでおられます。
私は、フラワーショップやホームセンターを覗いて、多種多様なカラフルな花たちを見歩いて満足しています。
反面、野菜と同じで、大多数の植物が四季を通して栽培され、昔みたいに季節感を感じないこともあります。
季節感は、自らの庭でなら味わうことが出来ます。
このキンセンカも昔の花とは違って、同じオレンジ色でも色合いに優れ、花弁のサイズも大部大きく見応えがあります。
ピンクのマーガレットの花です。
マーガレットは白色と思いこんでいたのは私だけでしょうか。
カラフルな和傘が広げて並べられているようなイメージがあります。
明日から雨が予想されていますが、被災地のことが気がかりです。
さて、大船渡市に住む同級生に葉書を投函したことを前述しましたが、
葉書が届いたと本人から電話がありました。
恐ろしい思いを経験したけれど、無事であったと興奮気味に電話がありました。
私も本当に安堵しました。
電話は不通なので、ご子息の携帯電話からは通じたようです。
早速、案じている他のクラスメイトに葉書で知らせました。
殺風景な花壇にラッパ水仙が開きました。
今では公園や民家の花壇によく見かける水仙ですが、7~8年前までは珍しい花でした。
関東秦野市に住む同級生宅を訪問したときに、庭先に咲いていた一株を貰い受けて、それ以来毎年自宅で咲いてくれている水仙です。
花を見るにつけて、貰い受けた友や一家の皆さんのことが瞼に浮かんできます。
離れていると、震度3でも4でも気がかりなものです。
大船渡にも暮らす同級生もいますが、未だに電話が不通のままです。
東北にも郵便が受け付けられると知って、往復葉書を投函しましたが、未だに復信が届かず、案じられます。
どうか無事でありますようにと、日々キーを叩いているところです。
新年度に入り、朝は一面白い霜がおり、±0℃の寒さでしたが、昼を過ぎる頃には17~18℃の陽気となりました。
東日本大震災に遭われた地方は、どんな陽気だったでしょうか。
復興に向けて拍車がかかるのは、気象条件が良好でなければなりません。
4月になり、春らしくなり、灯油が不要になり、そのような条件が整ってくれることを祈るのみです。
春の訪れを匂わしてくれるヒメキンギョソウをご覧下さい。