AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

モンブラン

2011-02-28 22:34:54 | 菓子

 

34歳になる下の娘の誕生日に、1歳半の男の孫とともに夫婦で帰省するというので、田舎には珍しいフレンチレストランのシェフにオーダーしていたモンブランが我が家のテーブルに届きました。

国産栗の産地なのに、フランス産栗を材料に入念に吟味された力作で、20cm余りの見事なモンブランで、さすがシェフのこだわり品であります。

やや大きめのショートケーキ8個に分けて2日がかりで頂戴しました。

以前シャンゼリゼ通りのケーキ屋で、感動しながら食べたモンブランに劣らぬ素晴らしい美味しさでありました。

久しぶりに異口同音「うまっ!」のため息でありました。

著明なパティシェを彷彿させるシェフの作ですが、聞くところによれば、国際会議が開かれる会館のシェフであったそうである。

 

 


おひな様

2011-02-24 18:45:48 | 作り物

 

田舎の金融機関、JAバンクの待合室にある小棚に、そーっと置いてあったおひな様です。

聞くところによれば、近くのお年寄りが「家の光」に掲載されていたものを模して手作りしたおひな様だそうです。

人気にふれることもなく置かれていたものを、来客もなかったので、勝手に手にして写してみました。

心優しいおばあさんが、遠い追憶を辿りながら手に汗して拵えたに違いないのです。

今は、優しい家族に愛しく囲まれて、生き神様がごとく慕われながら、お幸せにお暮らしのことだろうと、想像を巡らし気持ちを込めてシャッターを押しました。

 


春の兆し

2011-02-22 17:25:19 | 

 

正月花とも言われている福寿草です。

年明けに最初に咲くから言われているそうです。

植物の力強いたくましさやそのエネルギーには驚かされることがままあります。

雪解けの中から蕾を覗かせています。

雪が解けてしまえば、美しい花弁を開かせ、私たちの心のうちに幸せをもたらしてくれるのです。

植物の生き様から私たちは心豊かな幸せを譲り受けるのに、私は何一つそのお返しが出来ません。

私は、花や鳥などの存在感に圧倒されています。

福寿草の蕾は、春がすぐそこまで来ているよと、私に寿ぎの知らせを告げてくれています。

 


最後の一枚

2011-02-22 00:40:51 | 

 

餌で満腹になれば、バケツの水を飲みに来ます。

この写真は先週末撮りましたが、それ以来彼らを見かけることは無くなりました。

餌を求めて新たな滞在場所へ旅だったのでしょう。

或いは、雪が解けて気候が何とはなしに春めいてきたために、北国へ向かったのかもしれません。

この写真を見ていると、さよならの挨拶のためにポーズをとってくれたのではないだろうかと、私の胸の中にぐーっと来るものを感じてしまいます。

今年の冬か、年明けには美しい翼を広げて訪れてくれることを願いつつ、彼らの旅程が無事であることをひたすら祈らずにはおられません。

 


生きるために

2011-02-20 23:52:54 | 

 

鈴なりのアカザの実も、紅猿子らによりほぼ完全に食い尽くされてしまいました。

そろそろ今春の彼らの滞在も終わりを告げようとしています。

心なしか、彼らの羽毛の色も鮮やかになった気がしています。

彼らを私のリビングから観察することがこの季節の楽しみの一つとなっています。

彼らは生きるために餌を求めて我が家に立ち寄るのですが、毎日朝夕1時間くらいずつ訪れています。

だから雨の日も、雪の日も、凍てついても日参しているのです。


猿子のえさ

2011-02-17 18:23:13 | 

 

ヨーロッパ産のアカザの葉は、赤い葉をした植物ですが、草丈が3mにも伸び、直径0.5mmの小さな黒い実を無数に付けます。

日本にもアカザはありますが、草丈が低く精々数10cmで、畑の雑草に過ぎません。

紅猿子は、この実を好んで仲間らと賢明に啄むのです。

我が家に滞在するのは、長くて50日程度です。

餌を食いつぶしてしまえば、北へ向かって旅立ってしまうのです。

 


愛嬌者

2011-02-16 23:41:37 | 

 

紅猿子は警戒心が旺盛な鳥なのです。

飛来して留まっているときは、お腹を向けている方向を警戒しています。

こちらに背中を向けているときは、私にではなく、その向こう側に何らかの危険を感じて警戒しているのです。

餌が少なくなってくると、それを探すために小さな体を背伸びさせたり捻りを入れたり、見てる者にはそれが愛嬌たっぷりの仕草で実に愛くるしい可愛さを感じさせます。

その姿が私の眼を釘付けにさせますが、その夢中な私の仕草が猿子同様だと笑われる始末です。

この季節になれば、こんな他愛もない小さな幸せが、私を癒しと興奮のるつぼの中に誘い時の過ぎ去るを忘れさせてくれるのです。

また明日が待ちきれないほど、とても楽しみなのです。

 


紅マシコ今年も来訪

2011-02-12 01:03:02 | 

 

このところ、我が家の風物詩となった冬鳥が、今年も来訪した。

北国育ちの紅猿子(ベニマシコ)である。

彼らのために餌作りをして、来訪を心待ちしているが、その餌作りが作夏の日照り続きと猛暑のため作柄が落ちてしまったが、彼らはその餌にありつけることを期待しているのであろうか、決まったように当地の厳寒時に訪れる。

おそらく、この頃になれば北国は積雪のために餌が埋もれてしまうのであろう。

彼らの可憐さや美しさにふれて癒される日々を過ごしていると、今夏は、しっかりと肥やしを与えて彼らの餌作りに精出そうと私にもやる気が湧いてくる。


ドリテノプシス カツラ ブライト

2011-02-09 22:39:51 | 

 

京都市内のデパートの特設会場で洋ラン展が開催され、愛ラン家たちの力作が所狭しと展示されていた。

数年前には、東京ドームの世界ラン展で大賞を取ったランが展示されるなど新作が見受けられて、見る者に感動を与えている。

その会場の特別展示コーナーには、京都府立桂高校の園芸クラブが伝統的に取り組んでいる洋ランの新種作出の展示があった。

写真の胡蝶蘭はその一つで「ドリテノプシス カツラ ブライト」と名付けられた秀作である。

3年の在学中には、交配から播種、そして開花までの新作の作出過程をすべて経験することは難しいと思われるが、おそらく先輩が交配・播種したものを後輩らが栽培を受け継ぎ見事に開花させ、その花粉を交配・播種して、さらに後輩たちへ新種への期待を込めて育苗を委ねているのであろうと思われる。

高校生らに、バイオ技術や花卉を作り出す夢を身につけ指す取り組みに、絶賛したい思いでシャッターを押した次第である。