AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

交配で美しい花が

2011-05-27 19:38:03 | 

 

写真上は、8年前に日本のエビネに台湾産猿面エビネを交配した自作の交配種です。

花弁や唇弁の形が日本産のものと若干違ったものとなりました。

次は、この花の花粉を他のエビネに交配して新しい花を作出しようと思っています。

その花にお目にかかるのは、早くて5年後なのです。

交配したてまえ、それまではこの世を去るわけには生きません。

 

 


多種多様な美しさ

2011-05-27 00:54:05 | 

 

そもそもエビネを園芸種として楽しんでいるのは、我々日本だけなのです。

その花の魅力に虜になったアメリカなどでも、日本のランとして重宝していると聞いています。

エビネは、日本だけではなく、東アジア、メキシコ、アフリカの一部に自生していますが、日本以外は、どちらかと言えば緑色の単色に近いものがほとんどで、これらの国々では、自生種を楽しむという風習は、差ほどなく、むしろ日本のエビネと異なる遺伝子を求めて外国のエビネを日本のエビネに交配して、新種を作っている程度です。

エビネの共通語は、カランセと呼ばれていますが、日本では、自生しているエビネの根が年ごとに一つずつ増えて一列に並んだ格好をしています。

その形が海老の腹に似ていることから海老根とされ、通称エビネになったとされています。

カランセは美しい花という意味だそうです。

写真は、エビネの原種の一つでサルメンエビネ(猿面)です。