シャクナゲは、まだ蕾の段階から、夢を与えてくれます。
とても大きな蕾だから、期待感を抱かせてくれるのでしょう。
大きな蕾の中には、ツツジが束になって開花を待っているのです。
やがて大きな夢は、開花によって鮮やかな色彩とともに現実のものとなりました。
それにしても、今年の花々の色彩は、例年になく鮮やかです。
お陰でカメラを持っ手も、るんるん気分なのです。
近くの神社の取り入れ道路際に、数年前まで、小輪で可愛い桜が咲いていましたが、とうとう枯れてしまいました。
ところが今年、枯れ木に花が咲いていました。
枯れ木の根っこから若木が伸びて、咲き始めたのです。
植物の生命力の素晴らしさに感動ものです。
きっと意地悪ではなく、親切な花咲じいさんが、枯れ木に花をと木灰を撒き続けてくれたのでしょう。
「はまかんざし」という名前は、ラジオなどで聞くことはありましたが、こんな魅力的な花とは知りませんでした。
植物園に咲いていたものですが、アルメリアとありました。
聞くところによると、赤だけでなくピンクのが一般的なようです。
スペインにアルメリアという都市があり、スペインではサッカーでも有名だと記憶していますが、この花の情熱的な咲きっぷりが国柄を連想させます。
この花は、そちらの方からやってきたのでしょうか。
花の形からかんざしは判りますが、何故浜なのでしょうか。
1本だけそーっと咲いていました。
来年はもっと沢山咲いてくれることでしょう。