AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

訪れる蜂の巣のような菊の花

2009-10-31 00:20:07 | 

いよいよ菊の季節となり、民家の玄関先や軒下などに、仕立てた大輪の鉢が立ち並んでいる光景を見かけるようになりました。
写真の花は、農家の畑で栽培されているスプレー菊なのですが、近くで草むしりしていたおばあさんに許しをもらって撮らせて貰いました。
帰りかけたおばあさんが、いつの間にか引き返してきて、「家の玄関先には、大きな菊が一杯あるんだけど」と云いに来てくれました。
その時私は写真を撮りながら、菊の花の面白いことに気が付いていたのです。
この花をよーく見てください。
花のまん中の黄色い部分を。
筒状花と言われている部分が、蜂の巣のような形をしていて、蜂の子が巣立つ時に筒状の帽子の部分を破って出てきますが、このスプレー菊の筒状花も正しく蜂のそれと同じなのに気付いたのです。
折角誘いをかけてくれたおばあさんには悪かったのですが、筒状花のそれに興味を注いでしまいました。
花粉が成熟したら自然と弾くのか、蜂たちが弾けさすのかが気になって、その様子を待ち続けましたが、とうとう蜂たちは訪れませんでした。
機会があったら、観察したいと思っています。

民さんが好きな野菊は

2009-10-29 00:43:53 | 






伊藤左千夫の「野菊の墓」は余りにも有名であります。
民さんが好きだった野菊の花こそが、写真のどちらかの花だったようです。
上の写真は柚香菊(ユウガキク)といい、下のは野紺菊(ノコンキク)といいます。
小説のイメージから、野紺菊だったのではないでしょうか。
野紺菊は空き地などで見かけますが、柚香菊は白いのやら紺色のやらお花屋さんでは見かけますが、未だ野原で見かけたことはありません。
恐らく、野菊が好きだったのは作者自身だったのではないでしょうか。
山野草展などに行くと、旨く鉢に仕立てて展示した野紺菊を見かけます。
出展者は大概、年増の男性の作なのです。
この花に惹かれるのは、何を隠そう私だって!

おババのキセル

2009-10-26 18:44:07 | 






私はタバコが吸えないのです。けれどもキセルは見覚えがあります。
タバコの好きな私のおババがいました。
戦後間もない頃、農家ではタバコを栽培していました。
栽培しても、それを勝手に吸うことは禁止されていたのです。
喫煙は配給制でしたが、それが無くなってしまえば、こっそりと紙に巻いて吸っていたものです。
専売公社がそれらを調べに来るという知らせが入り、おババはそそくさと山中に隠れてしまうのです。
このナンバンギセルを見るたびに、その祖母が愛用していたキセルを思い出します。
子どもみたいな可愛いおパバでした。
そそくさと隠れる漫画のおばさんみたいに。
キセルを思えばおババを思い出します。
ナンバンギセルが美しく咲いていたのに、余計な話をしてしまいました。
万葉人が愛した花だというのに。

行く秋 秋桜

2009-10-24 00:27:51 | 



故障知らずのリコーGRⅡが、暫くドッグ入りして、今夕返却されてきました。
一度持ったら、手放せないのが、携帯電話やカメラです。
このところ、些かの脳天空白状態でしたが、やっと精気を取り戻した感があります。
結実するには、もう限界!のコスモスが、咲くのをうっかり忘れていたのを突然思い出したのか、はたまた今の私の心境と同様に、元気を取り戻して小輪のまま咲いてくれていました。
花よ有難う!元気を有難うと拍手してやりました。

秋あかねが忙しそう!

2009-10-22 23:53:30 | 虫たち


やや小型の赤とんぼが忙しそうに止まり木を飛び回っています。
秋あかねと言うトンボです。
子どもの頃は、このトンボを捕まえようと留まっているトンボの正面から、人差し指をくるくると回して近付き、トンボが目を回し飛び去らないようにして、掌で捕まえたものです。
写真を撮ってから、昔を思い出して人差し指を差し出すやいなや、天高く飛んでいってしまいました。
無心な子どもの方が旨くいくのかも知れません。
澄み切った秋の空が美しくなりました。

俳諧中のねこに再会

2009-10-21 23:27:35 | 



何の変哲もない、田舎の道沿いを散歩中に撮ったものです。
けれども、それなりに理由があったからです。






そうなのです。このやぶの中には以前撮ったことのある猫が隠れていたのです。
要するに徘徊中は夜行性となるために、ひっそりと昼寝中であったのです。
ところが、通りかかった私を覚えていたらしく、「にゃーん」とつい声が出てしまったため、私に見つかってしまったという次第なのです。





そうなのです。以前紹介した演技派の猫だったのです。


寒くなれば添い寝する

2009-10-19 00:10:05 | 



一雨毎に晩秋の気配が濃くなります。
気温も次第に下がり、そろそろ暖が欲しくなって参りました。
暖が欲しくなっているのは、人だけではないのです。
既に2歳を過ぎた猫たちの兄弟が身をすり寄せあって、添い寝しているのです。
私にも、そんな兄弟姉妹がいたら素晴らしいでしょうが、今時は気味悪がられてしまいます。



可愛らしさから獣たちの雰囲気へ

2009-10-16 22:21:25 | 
   09/10/15に撮りました





   09/07/28に撮りました


秋晴れの空き地では、未だに巣立とうとしない兄弟達が身を寄せながらくつろいでいます。
あれほど可愛らしい子猫たちであったのに、2月も経って成長した姿は、次第にそれなりに貫禄が出て、可愛らしいなどのイメージは遠のき、獣の雰囲気さえ感じられるようになりました。
このように眼光鋭くなったことが、猫たちには当たりの成長の証なのです。


朝顔タワー

2009-10-16 00:20:44 | 



私が育てている朝顔は1種類だけで、これまでもマクロ写真を幾度か張り付けてきました。
表通りに面したところに、3mくらいの高さのタワーを横一列に3本を仕立てて朝顔を這わせていますが、来る日も来る日も沢山の白い花を咲かせてくれます。
写真は、家から通りに向かって撮った1本のタワーです。
先に超大型台風と予報が出ていた18号台風では、3本とも手前に寝かせて難を逃れましたが、翌日には、元通り立ててやりました。
霜の降りる頃までは咲いてくれる朝顔ですので、今暫くは朝一番、目覚まし替わりの元気の素となります。

派手はでイエローサブマリン

2009-10-14 22:16:50 | 






昨日、イエローサブマリンが咲いていると記しました。
写真の花がその花です。
潜水艦のイメージが、この花にどうして結びつくのかは理解に苦しむところですが、何らかの意味づけがあるのでしょう。
マーガレットの黄色版のような花です。
行く秋はシックになり易い時節だけに、賑やかな花はやる気を起こさせてくれます。