AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

蝶たちの自己主張には叶わない

2009-06-30 16:44:33 | 虫たち













散歩中に、木の葉に小さな蝶が翅を重ねた状態で留まっていました。
意外と地味な蝶のように見えましたが、その翅の紋様は繊細で実に美しく、これぞ被写体とばかりに近付いて撮ろうとした瞬間、重ねていた翅を思いっきり広げた姿に、思わず「変身!」と叫んでしまいました。
蝶の背中側は、濃いオレンジ色紋様で、お腹側のシックなものとは、正しく異質な彩りをしていたのです。
蝶たちも種の保存のために、相棒をものにしなくてはなりません。
そのために美しい紋様でアピールして誘いを掛けたり、時には保身のためのカモフラージュであったりで、蝶の7変化といいますが、か弱い蝶たちなのに、けなげな生命力を感じさせていました。
この様な自己主張は、とても私には出来っこありません。

ミドリヒョウモンという蝶のようです。

角虫

2009-06-29 17:53:55 | 虫たち



虫たちも季節の到来をしっかり感じて居るんですね。
夏至が過ぎて2日目の夜、街頭の下で羽音に気付いてみると写真のクワガタムシでした。
一瞬ガキに戻り、捕らえて写真を撮りました。
そして、庭の丸太の上に置いてやりました。
友と競うようにこんな虫たちを取りに回ったものです。
その友らは、今頃どうして居るんだろうと、その後の消息も知らないままに。
インパクトのあるこの虫のお陰で、60年前を走馬燈のように思い出させてくれました。
友らも、同じように思ってくれているだろうか。
そして達者なのだろうか。

思い出を伝えに来てくれて有難う。

カラー写真

2009-06-28 23:59:14 | 





カラーの写真ですが、もともと真っ白だけかと思っていました。
今では、この様にピンクもあれば、濃い黄色のものもあります。
水芭蕉にも似ていますが、そちらは花の中に花粉柱がはっきり見えます。
カラーは上から覗き込まないとそれは見えません。
ピンクだから、カラーなイメージがぴったりです。

木目の魅力

2009-06-26 00:26:23 | 風景












山道を散策するといろんな風景に遭遇します。
写真は、檜が植林されて、間引きされた、つまり間伐材が取り除かれた美しい景色です。
2枚目からの写真は、その檜の間伐材を製材して、柱にしたものを並べてありましたが、その木目の美しさに感動して、写したものです。
木材としては、まだ若く、枝打ちも完全ではないために、木目に枝が伸びたヵ所があって、それがまた、変化があり絵になりました。
3枚目は、枝が無く、綺麗な木目ですが、4枚目は、真新しい枝があったらしく、木材としては不良品だそうですが、その模様には人工では出来ないような美しい造形美があります。
すべて、自然界のなせる技なのでしょうか。

昼咲き月見草

2009-06-19 23:47:56 | 



最近、写真の花は、民家や空き家の庭先などで、ピンクの可憐な花が群生しています。
とても可憐な花です。
花粉の形にも特徴があり、虫たちが丁度隠れるくらいのお椀型の花弁なので、びくつくこともなくゆっくりと花粉集めが出来そうな花です。
花弁の内側の縞模様にも特徴があり、可憐なふりして、やや大人をイメージする花
にも見えてきます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

空木、それとも卯木?

2009-06-18 16:52:44 | 


佐々木信綱作詞・小山作之助作曲に「夏は来ぬ」という唱歌があります。

卯の花の 匂う垣根に ほととぎす
早も来鳴きて しのびねもらす 夏は来ぬ

幼い頃良く唄ったのか、自然に口ずさむことが出来ます。
ホトトギスが嘶き、卯の花が開き、そろそろ夏至を迎える頃には、甘い香りとともに花弁が風に吹かれて舞い降りてきます。
もう夏なのですね。





今が旬の花 ササユリ

2009-06-17 18:41:51 | 








梅雨に映える花には、紫陽花や葵の花がありますが、毎年私をとりこにする梅雨の花は、何と言ってもササユリなのです。
薄い紅色にその魅力があるからです。
葉っぱが笹に似ているとして名付けられたササユリだそうですが、舞妓さんの肌のようで、女性には絶大なる人気を博していると聞きます。
いっそのこと、舞妓ユリでは如何でしょうか。
開花とともに、もう蜂たちが訪れて、花粉をこぼしおそそして去っていったようです。
私は花の色香に火照りを感じながら、きれいだよと思いをシャッターにこめました。


野バラはバラの母

2009-06-15 23:23:07 | 





写真の野バラ如何でしょうか。
私の隣の空き地の道路端で、それは大きな枝振りをかざしてぎっしりと咲いているのです。
この白の美しさに加えて、香りも良くて素晴らしい鑑賞花の感があります。
道路に枝が伸びて、子供たちには危ないので、これまで毎年、伸びた枝を切り落とすために、かえって次の年はりっぱな枝が伸びて、美しく花を咲かせるのです。
普通のバラも、冬になれば、根っこ近くで幹を切ってしまいます。
この野バラは、元々は、バラの元祖みたいなものですが、トゲが鋭く邪魔扱いされるのがこの野バラです。
枝が3~4m伸びれば、幹や枝も太くパワーが付いて、花びらが大きく見応えが出てきます。
香りに誘われるままに、蜜蜂やハエやクマバチなどが賑やかに羽音を奏でています。

圧巻・柏葉紫陽花

2009-06-14 00:18:44 | 




今年は花の当たり年と紹介したばかりですが、まあ見てください。
いつも鯛やハマチなどを釣ってきたり、旬の野菜を届けてくれて、私たちの胃袋を満たしてくださるご近所のOさんの花壇に咲いている紫陽花です。
世間話をしながら撮らせて貰いました。
まさに圧巻と形容したくなるほど見事な咲きっぷりです。
しかも、紫陽花とはとても似つか無い花ですが、歴とした紫陽花なのです。
普通の紫陽花は、正月飾りのお餅のようにまーるいお椀の形をしていますが、この花は、とんがり帽子のようにすくすくと伸びながら開花します。
名前の由来は、葉がかしわ餅に使われるのに酷似しているからのようです。
花は紫陽花なのに、この花とこの咲きっぷりに気分はバラ色になってしまいます。

ブルーなクレマチス

2009-06-13 00:38:12 | 


今年は、テッセンやクレマチスの花が異常なほど鈴なり風に咲いていました。
そう言えば今年は、植物の開花が早かったり、花数が多かったりで、それを気温の性にしておりますが、それだけその気温の変化を起こさせる温暖化などの危惧すべき状況が押し迫っているような気がしてなりません。
この様な情景を見る者は、賑やかで晴れやかだなぁーと、楽しむことが出来ます。が、花たちが美しく咲けば咲くほど、なんでやと気になるのは、初老の戯言なのかもしれません。
それでも花たちは、与えられたパワーを精一杯使い切っているのです。
だから隔年結果、来年はやや疲れて、花たちにはブルーな年になりそうな予感がします。
そうなれば我々もブルーなフィーリングを味わうことにもなりそうです。