7/22の京セラド-ムの風景である。
ドームでは通常、観客はスタンドを賑わかすが、この日ばかりはグランドが賑わいだ。
関西鹿児島県人会総連合会が主催する第8回鹿児島ファンデーの様子である。
県下の市町村や民間企業など200を越すブースに地元物産を出店して、関西地方に在住する鹿児島県出身者に宣伝と販売を実施した。
同時に県下で生産されている焼酎を陳列し、その場で希望する焼酎を格安で試飲できるコーナーでは、人気銘柄を希望して長蛇の列が出来るなどの好評であった。
一方特設ステージでは、鹿児島に関わりのある歌手多数が出演する歌謡ショウが開催され、ステージ前のスタンドは超満員となった。
入場者は年々増加し、今回は凡そ36,000人をカウントした。
各ブースでは、地元オリジナルの薩摩揚げや芋焼酎、特産のさつま鶏や黒豚や鹿児島牛などのブランド品、農産物や海産物などローカル色豊かな産品が陳列されたが、3万人の入場者は、ふるさと産品への品定めに迷いなどはなく、ほぼ完売するという盛況ぶりであった。
クラス会をかねて集う者あり、親戚縁者が集うグループありで、田舎の肴を並べながら薩摩弁での望郷談義に焼酎の香りが欠かせない様子でもあった。
過密スケジュールを割いてステージに立った同連合会稲森和夫会長の挨拶に大声援があがるなど、この日の同ドームは鹿児島一色のふるさとイベントであった。
他県に類を見ないふるさとへの架け橋が浮かんでくるイベントでもあった。