AOBATO'S PHOTO

花や鳥たちの美しさや可愛らしい仕草などを写真に修めようと奮闘中です。

つるし柿

2008-11-30 16:58:06 | 果実







子供の頃は、何処の家にも晩秋の頃になれば、つるし柿がぶら下がっていたものです。
それが、田舎の風物詩でもありました。
この頃は、柿が鈴なりしていても、外に袋に入った美味しい食べ物のお陰で、子供らは欲しがりません。
年金暮らしになるような年配の人たちは、その柿に郷愁があるのです。
元日を迎えると、おやつはつるし柿だったものです。
それを嬉しく頬張ると、中に柿の種が入っていました。
その種の数をして、多ければその年の運勢を占ったものです。

ところで、写真のつるし柿は、幼なじみの友人宅で撮ったものですが、おそらく、かみさんが夜なべで皮を剥いて吊したのだと思いますが、実に綺麗に仕上がっていました。
これには、ヒントがあることを友人から聞きましたので、皆さんも試してみて下さい。
柿の皮を剥いて、ヒモを通したところで、綺麗な水を鍋でかわし、ぐらぐら沸騰しているところに、その紐を持って柿を瞬時に付けてから写真のように吊すのだそうです。
すると、蝿などがたからずに美しいつるし柿が出来上がるそうです。

そして、元日には幸運をものにして下さい。