小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』文藝春秋、2009.
伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽くした、せつなく、いとおしい、宝物のような長篇小説。(出版社HPより)
小川洋子さんの本を読んだのは、「博士の愛した数式」以来2冊目。「博士の愛した~」は、数学の魅力を存分に、そして文体の美しさにも魅了されたのを覚えているね
そして、この「猫を抱いて象と泳ぐ」もまた良かった
表舞台には出ない伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの人生を描いたモノなんだけど、彼とマスターとの出会いやチェスの奥深さに入り込んでいく少年の感じがいいんだよね。小川洋子さんのチカラによってチェスの美しさがスゴク伝わってくるのもいいんだよね
以前からチェスに少し興味があって、チェス盤欲しいなぁと思っていたんだけど、ホントに購入したくなったね