ブリコルールの日々

キャッチし、発信するアンテナ。ANTENNE アンテーヌ 芦屋・宝塚・三田よりのレアで@な情報発信基地より

喧騒の街 ホーチミン 3

2014-05-21 17:01:12 | 



朝食の後、屋上にあるプールに。






快晴。朝早いからか、私以外に外国人女性がひとりだけ。プライベートプール状態。



最終日の計画を練る。今回、不参加になったメンバーにお土産は外せないし、街の散策も兼ねてぐるりと回ることに。


街は、相変わらずクラクションとバイクや車の排気音で溢れ、人びとは忙しく、その動きをとめない。





ドンコイ通りをはじめ、ロードサイドには、さらに建物が建ち、賑わいを加速。バブルに近い状態に感じる。
社会主義国のベトナムに限らず、アジアの国々は数年を待たずして国力を強め、その貧富の差を、さらに押し広げるにちがいない。








ガイドのアンさんとバスの中で話しをした際に、予測はついていたが、アメリカと中国に対しての想いや感情を尋ねてみた。

戦争博物館でアメリカの諸行を熱く語ってくれた後ではあったが、案の定、中国には反感以外は持てないと。

彼女の見解では、南シナ海の資源奪取よりも、問題だらけの中国からベトナムへの外国企業や工場の転出を少しでも抑制するのが狙いだと。

デモによる工場破壊も、中国側からの工作で動いたベトナム人がいるという。公安が、すでに動きだし、厳しい取り締まりを始めているらしい。


 
 
それにしても、人の多さには驚かされる。







出会う人の顔から伺い知れることには限りがあるけれども、生きることへの飽くなきバイタリティと、どこか諦めにも似た一抹の閉塞感が。






 漆塗りの工場で、卵の殻を張り合わせ絵を描く女性 ↑












しかし、カフェで働いているフレンドリーな若者たちの笑顔には、日本の若者より、輝く明日を決して疑わない、底知れぬパワーを感じる。











目もくらむほどの眩しいエネルギーを。

 



■□■芦屋宝塚三田の美容院 ANTENNE (アンテーヌ)□■□



オ・ブリコルール 芦屋  0797 35 1121

オペラ 宝塚南口    0797 71 7747

ピオニ 宝塚山本    0797 80 0030

ジロ  三田        079 559 0500


喧騒の街 ホーチミン 2

2014-05-21 02:58:00 | 

 

夜半に降っていた雨はあがり、ホテルの窓から朝日が望めた。
 
 
 
 
 
 
 
かすかにクラクションの音が聞こえ、サイゴン川と平行して走る道路には、すでにバイクの群れが。
 
 
 
 
 
 
 
 
朝食は、ホテルライフの楽しみのひとつ。熱いコーヒー、焼きたてのパン、フレッシュなジュースとサラダ。
 
 
 
 
 
 
 
ケッパーや胡椒の実をトッピングして、スモークされたハムやカマンベールといっしょに。
 
お風呂と身支度を済ませてから、ロビーに集合して市内観光へ。
 
行事をいくつか入れて、はじめてチームワークが生まれ、研修旅行になる。行き帰りがいっしょだけなら、サロン全員で行かせていただく意味がなくなると…
 
 
まずは、戦争博物館。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ベトナム戦争でのアメリカの犯した罪を実証する写真や資料の数々。
 
 
 
 
 
 
袋に入れて、川に放り込む拷問。命乞いをする老人。
 
 
 
 
 爆弾投下直後、逃げ惑う子供たちと、何食わぬ顔で引き上げる米兵 ↑
 
 
 
思わず、疑い、目を背けたくなる光景が…。
 
 
 
 
上の写真の少年は、生まれつき腕がない。足で絵を描いて生きている。
 
 
 
 
 
 
 
B29から投下された無数の地雷が、まだ数多く眠っているベトナム国土。
 
枯れ葉剤によってたくさんの命が奪われ、無数の障害者や奇形児の誕生という悲劇が現在もなお続いているという、悲しすぎる現実。
 
いつもは、若さゆえのジョークや明るい談笑が絶えないみんなの顔から、微笑みさえも奪いさる、人類の脈々と繰り返される愚行。
 
憲法解釈の拡大や改憲に揺れる日本が、「平和」の大切さを世界に示せる平和憲法を安易に、決して変えてはならないという想いを新たにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さらに旧官邸を訪問、他国からの侵略に翻弄され、現在の社会主義国家に辿り着いた、悲しく、長きその歴史を、ガイドのアンさんから聴かせていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そのあと、国立郵便局、ベンタン市場、日本人街、中華街、漆塗り工芸の工場、全土から仕入れにやってくる小売業者の集まる卸市場、華僑の寺院を回りました。
 
 
偶然にも、結婚したばかりの新郎新婦の撮影現場に遭遇。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
公共の鉄道がなく、バイクで走り回り、懸命に働き、生きぬいているベトナムの民。そのバイタリティの根源の一端に触れ、様々な思いが頭を逡巡する時間となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


iPhoneから送信