寿司にかぎる

精一杯、相手のことを思い、愛を注いでも届かないこともある。

まあ、長く生きているとそんなことには慣れっこになったけれど。

こんな日にはうまいものを食べるにかぎる。



というわけで夜はいつもの苦楽園「鮨千」にお邪魔した。



まずうなぎを注文して、焼いておいてもらいながら剣先イカ、マグロ中トロ、石垣鯛、毛蟹、ネギトロ、ウニ軍艦と続けざまにいきましたね。



・・わさび巻き、卵、芽ネギで〆るころには満腹。天然物しか出さないコダワリの鮨はやっぱりうまい！

１５歳から修行をはじめ、２７歳で店を持った大将の千崎さんと話をして、包丁さばきを横で見ているとホッとする。昔はヤンチャをたくさんやってきたという彼の横顔には自信と仕事に対する誇りがあらわれていた。
いつもありがとう。

それにしても、昨日の映画と同じようなことが現実に起こるとはね。
いい年をした親父の心意気を見せ一歩も退かなかった。
その点だけは、自分を褒めてやりたい。



■ 鮨千

TEL 0798-72-1715

住所 兵庫県西宮市石刎町18-13

グラン・トリノ

エンドロールが終わり、ＢＧＭがとぎれても、しばらく誰も席を立とうとしなかった。誰も声を発せず、静かに通路を出て行く。



クリント・イーストウッドの主演、監督作品「グラン・トリノ」は彼のヒーローとしての姿を、別の形で表現している。ハリー・キャラハン、ジョウジー・ウェイルズ、ブロンコ・ビリー、マニー・ウィリアムズ。力や権力には、正義という名の力で決着をつけてきた強いヒーロー。

物語構造は、「荒野の用心棒」のころと同じかもしれないが、イーストウッドも年齢を重ね、力技ではなく知力で決着をつける等身大のヒーローを演じきっている。

強い自由の国、アメリカが、時代の変化に取り残され、現実にアジアに取って代わられようとしている現代をうまく表現していた。

まわりの俳優人も素晴らしい演技。隣の家の娘とその弟、床屋、若い牧師。そこにはＣＧのかけらもなく、血の通った人物像を好演してイーストウッドを盛り立てる。

途中、思わず嗚咽して涙が出た。どこか作中の主人公の姿が、自分に似ていたからだけではない。次の世代の若者に、自分も何かを残せるだろうかと自問自答していたからに他ならない。

生き方に迷っている人、さめざめと泣きたい人にオススメ。
映画館へは

お一人でどうぞ。



初めて西宮ガーデンに足を踏み入れた。いやはやすごいものが出来た。東宝マイカル、観やすくてキレイで、グレードの高い感じでしたよ。これで伊丹のダイアモンドシティに行くことはなくなったな、映画では。阪急やお店には行けていないので、今度ゆっくり来よう。

ひとり蕎麦

朝、９時より甲南山手の三宅接骨医院にて身体を真っ直ぐにしてもらう。疲れが溜まると、足がつるんです。

去年、宝塚山本のアントゥン・シュール・ヴォーグから独立しました木下くんのお店「HINATA」が一周年を迎えたので、お祝いを選びに三ノ宮へ。

奥さん、アッサム（以前うちのサロンに勤めていた）、アゲちゃん（うちのサロンのスタッフ、東江のお友達）と４人で頑張っています。順調に売り上げを伸ばし、ひとり頭売り上げならうちのサロンよりはるかに良いとの噂。やるなー。

数件の雑貨屋さんや家具屋さんを回った後、鯉川筋の「WEBO」にお邪魔して決定。悩みに悩んで、最後にリトグラフにするか、照明か時計にするか。彼が読んでいたら、いけないので書きませんが、後日、明らかにしましょうね。(笑)

「プラネットカフェ」でランチを食べた後、旧居留地の洋服屋さんを回って帰宅。ワンコたちと夙川沿いを散歩。元気なやつらについていけません(笑)

かみさんが、楽器の練習で遅くなるとかでひとり夕飯。昼間のランチのハンバーグが少し胃で暴れているので、あっさりしたものを。



イカリスーパーで出石の十割蕎麦をゲット。薬味やザルを用意し、気分はお蕎麦屋。

焼き海苔、三つ葉、生姜、山椒の実、惜しむらくはワサビがね。カメやのネリワサビ。お気に入りの有田焼の蕎麦ちょこで。カエシは「永坂更科のそばつゆ」で。甘めのカエシは冷たく締めた十割蕎麦には難しいところなんですが。辛めがやっぱりベターかな。



でもうまい、完食！ 一番滋養の高い蕎麦湯もしっかりいただきました。

これからはやっぱり蕎麦ですね！

さらば、レーザーディスク 井上鑑 Gravitations

パイオニアという会社が、レーザーデイスクプレイヤーの生産を中止した。
以前、レーザーディスクを集めていた私は、一抹の寂しさを感じる。まだ、たくさんのレーザーのソフトが押入れに眠っているし。日本が世界に誇れるデジタル技術の先端であったものが、PCの普及やデジタル情報処理の高速化によりDVDやブルーレイにとってかわられたせいなんだけど、確実に便利になっているしね。

最新のブルーレイもそのうちより小さいチップに変わる日がくるだろうし、メモリーやファイルがその最小単位になる日が確実にやってきている。

かって石炭がエネルギーの主流であった時代よりガソリンに取って代わられた変化を、もっと高速に今、迎えているということなのだろうが。あれほど栄えていた炭鉱の街が、今は廃墟とかしている現実。天空を切り裂く摩天楼が聳え立つドバイに代表される中東の街も、廃墟になる日が来るのだろうか。

トヨタのプリウスなどハイブリット車に乗り換えたら、税金が安くなるなんて話が巷で飛びかう時代。寂しさを感じるのは私だけではないだろう。

というわけで、ひさびさに昔の好きだった井上鑑さんの音楽が聴きたくなった。


井上鑑　Gravitations


クルマはBMW２００２．かってこの車が好きで私も所有していた。このCMの影響もあったかもしれません。
かっこよかったな。

さらば、ガソリン文化。さらば８０、９０年代。

今夜の夕飯シリーズ

ブログネタが尽きてきたな？！
そう思われたあなたは鋭い。

今日はお客さまがたいへん多く、ゆっくりネタを考える暇などありませんでした。
平日、夕方の、三田店３周年ありがとうキャンペーンが功を奏し、おかげ様で山本店はたいへん忙しかったです。大好評なので、５/１０以降も続けていこうかと企画中です。乞うご期待。



さて、今日の夕飯は「春の野菜天ぷら、ショウガいっぱいの冷奴、三つ葉と竹の子のお吸い物、豆ご飯」

てんぷらについていた大根おろしが、これまた美味しい。最近、竹の子のアク取りがやたら多くなった。

　　

冥加やゼンマイやタラの芽は、なにか特別に精がつきそうでうれしい。

ショウガはお茶にも入れてます。からだが暖まり、代謝が活発になる。
みなさまもぜひ生姜湯を！

当たりぃー、ベトナム土産

宝塚のアントゥンシュールヴォーグでは、５月１０日まで「三田店、３周年」を記念してゲームをしてプレゼントを差し上げるとか、平日３時以降のご予約の方への割引など期間限定のキャンペーンをさせていただいています。


パズルのピースをひとつ選んでいただくと、裏面に何等か書いてあります。

「当たりって、本当にはいってるの？」なんて疑い深いお客様よりのコメントをいただきましたので、当たった方にお願いして登場していただきました。

　

ジャン♪！！ベトナム土産の水牛の角のペンダント。形がおしゃれで、ひとつひとつ角独特の違った模様がはいってピカピカしています。長さも調節可能です。良い感じでしょう？



Ａ岡さま、おめでとうございました！
たいへん、喜んでいただけましたよ。たいへん美しい方なので、正面からお願いしたんですが、横顔でということでステキな笑顔をご覧いただけなくて残念です。

他にも、水牛の角のサラダつかみとか、彫刻のはいったオシャレな筆箱とか、シルクのパシュミナとか私の選んだ珠玉のベトナム土産多数。



まだの方は、お近くのＡＳＶへすぐにお電話を。
バシッと当ててくださいね！５／１０までです。

幹部会で食事会

スタッフが勉強や研修に利用していた建物の改修が済み、幹部会を開催しました。



以前ブログに書いていましたカレーを、食べながらの話し合い。
今日は、タイのレッドカレー。



ココナッツミルク、竹の子、パイナップルの入った比較的マイルドなカレーです。
でも、後からジワッと、辛さが追いかけてきますよ。

サラダやラッキョウがおいしい。
みんなでワイワイ食べるから、なお美味しい！

順次、学年ごとに食事会を入れる予定。
みんな、覚悟しといてね（笑い）

再び、IKEAへ

スタッフのミィーテイングや食事会や勉強会に旧山本のサロンをフル稼働する準備として、食器やカラトリー（スプーンなど）を仕入れに「IKEA」イケアに行ってきました。



OPEN当初、一度レポートしましたが、そのときは超満員でした。平日のこの月曜日は、天気もイマイチであったせいもあると思いますが、ガラガラでした。少し心配になる。

それでも、ラグやクッションや照明など欲しくなるもの多数。食器と鍋などいろいろ選び、悩んで気がつけば閉店時間。

夜は、帰り道の「あんかけや」さんで食事をして帰りました。



芦屋に本店があり、そちらへは何度も行ったことありなのですが、この日は山手幹線沿いの御影、住吉店にて。



　

梅あんかけ、おろしぶっ掛け、春野菜のてんぷら、おにぎり、そしてデザートに柚子のシャーベット、白玉ぜんざい。ふきのとうとゼンマイの天ぷらが美味でした。ふきのとうの苦味はいいですね。

食器もこだわりあり、雰囲気もステキです。おススメです。


■あんかけや 住吉店
ジャンル うどん

TEL 078-842-4377

住所 兵庫県神戸市東灘区住吉本町3-11-8

営業時間 11:00～15:30
17:00～21:30

定休日 火曜日

少し早い母の日

宝塚南口のお客様に、よく私の母親のことを聞かれるとスタッフが教えてくれたので、個人的なことなんですが少し書いてみます。

糖尿病で認知症が進んでいる母。亀岡の老人ホームから、２年前より西宮市のグループホームに入ってもらっています。グループホームのほうが、認知症の改善がみられるそうなので。そしてここの施設はたいへんキレイで清潔、職員の方もしっかりされています。以前、何年間かがんばって薬の管理や食事制限をしながら、アルツハイマー患っている母を身内で面倒をみておりました。そのときのたいへんさは、ここでは書けません。



おかげ様で、７６歳になった本人は左ひざが悪い以外はすこぶる元気。車椅子を押して、北神戸のイオンへ向かい、少し早いのですが、母の日のプレゼントをさせてもらいました。

靴から、下着、春夏物の洋服など上から下まで一式。むちゃ喜んでくれたんです。が、明日にはきれいにすべて忘れているんですね。明日、会いに行けば「久しぶりやね。どうしてたん」と間違いなく迎えられますから。



いっしょにイオンで夕食を食べ、CAFEでチャイとケーキを食べてご満悦。
夕闇迫るアウトレットモールの回りはツツジなど咲いて本当にきれい。そんな感じの火曜日でした。

シクラメンの香り

この歳になって、初めてシクラメンの香りをじっくりと嗅ぐことが出来た。
宝塚のアントゥン　シュール　ヴォーグ南口の植え込みが春爛漫だから。

　　　　　

朝、サロンに来るとなんかいい香りがする。花を近づけると、どうもシクラメンからなんともいえない甘い香りがする。でも、赤いシクラメンは匂わない。白いシクラメンのみがいい匂いをさせている。何故だか、わからないけれど。
「真綿色したシクラメンほどすがしいものはない・・」と昔、布施明という歌手が唄っていたっけ。どうしておられるのやら。

それにしても、スタッフの日頃の手入れの賜物かな。タイムやローズマリーなどハーブも咲いているし、ビオラ、クリスマスホーリー、宿根の黄色い花（学名わからず）がいっせいに開花。



後半月もすれば、夏仕様に変わるのかな。アルモニカさん、またよろしくお願いします。

三宮の夜

神戸のディラーの社長、神戸のムーミンパパことＴ田社長と恒例の食事会。
経営や美容界の裏事情にも精通しておられるので、勉強になります。
悩みも聞いていただき、アドバイスをいただいたりね。



この日は、メーカーのＭ社のＭ浦さんもご一緒して東門筋を東へ入ったところにあるお店「すぎなか」さんへ連れて行っていただきました。GW前の街は人だらけ。ココだけ見ていると不景気はどこ吹く風。

Ｔ田社長、私の食事の好みをすっかり心得ていてくださり、生ホタルイカのつくりから始まり、〆鯖のあぶり、焼きソラマメ、フルーツ姫トマト、焼きタケノコ、さくらえび、アスパラとサツマイモのたいたん、えいのひれ、近江牛のたたき、季節の野菜のグラタン、果物と続いた。もちろん、３人ともウーロン茶。

トマトの色が違いましたサツマイモがこんなに甘いとは
文字どおり口の中で解けますね
エイのひれってこんなに美味しいんだ竹の子も甘い
桜海老香りがいい
これがグラタン。かなりの具沢山です



個人的には、ホタルイカとエイのひれがうまかったです。全体に素材を生かした薄味で、たいへん美味しい。出来て１年たたないそうで、スキンヘッドの若い板丁ががんばってます。三宮の名店「哲粋（てっすい）」などで腕を磨いた店主が独立開店。弱火で4時間煮含めたタコの煮物など、手間を惜しまず素材の味を引き出した逸品がそろっています。イタリアンの経験も持つ店主だけに、和食メインながらグラタンなどの変化球を織り交ぜたメニューが楽しい。

それにしても、焼いたソラマメの美味しいこと。サヤが２０ｃｍくらいある。甘みがあり、滋養も高い。



春も美味しいもの満載ですね。
T田社長、M浦所長、ほんとうにごちそうさまでした。

■すぎなか
神戸市中央区中山手通り１-９-８
078-393-5115
定休日:火曜日

１年生、がんばってます

４月入社の１年生のシャンプーレッスンがかなり進んできました。

毎朝、早くから来てレッスン、毎晩残ってレッスン、本当にたいへんだね。
でも、指導する先輩はもっとたいへんだよ。



マッサージのテストを今日、させてもらった。「もっと、お声がけをしっかり、明るく」「盛り上げて終われるように、メリハリをしっかり」
課題は残っているけど、「キャンベリー、マッサージ合格！」

このところずっと不合格だった３年生ムラッチョのグラボブ。テストは、４回落ちていたが、５回目にして「合格！！」よかったなー。



日々、少しずつ前に進む。
大丈夫。がんばっていこう！

桜海老の炊き込みご飯

このところブログネタに困ると、夕飯のことを書いている。
このシリーズ、なかなか好調でアクセス数が伸びる。
もっと骨のあることを書きたいのだけれど。

デパ地下の魚売り場の前で、ふと足が止まった。
旬の桜海老が、私に「おいで、おいで」をする。
ピンクに彩られたピンとした海老の姿に今夜の献立は決定。

昆布カツオのお出汁に、酒、みりん、お醤油を２：１：0.5。塩を小さじ1杯。
桜海老をそっと入れて、普通に炊き込む。
途中、すでに磯の香りが部屋を満たす。

木の芽を載せたが、三つ葉が合うと思う。よく混ぜて、おこげがたまらない色つや。
今夜は、ごぼうと豆腐と三つ葉のおすまし。きゅうりのもろみ付け。

炊き立てなのでそれだけで、十分おいしい。新鮮なきゅうりがバリンと口のなかで跳ねる。もろ味はやっぱりうまい。

旬の食材を、感謝していただく。しあわせです。


■日頃のお引き立て、本当にありがとうございます。
おかげさまで、５/３で三田のサロンも3周年を迎えることができました。これもひとえに、みなさまの日頃のお引き立ての賜物と、感謝感謝です。

今週より、三田店3周年記念企画「ベトナム土産を当てよう」キャンペーンを実施させていただきます。各サロン、スタッフがゲームをそれぞれ考えて用意しております。
ぜひぜひ、ご参加していただき、何かゲットしてくださいね。

ああ、憧れの北海道

「行ってみたい都道府県ランキング」の1位は北海道
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=806862&media_id=54
都道府県の中で、一番行ってみたいところはというアンケートで北海道が堂々の一位に輝いた。

若かりし日々、レンタカーを借りて北海道を走り回った。
とはいっても、知床を始めとする道東や網走、稚内などには行けていないけど。若い日々に、夏の北海道は格別だ。すれ違うバイクや車のドライバーはパッシングをして挨拶を欠かさないし、すぐに友達気分だ。



こんな地の果てまで来れた同士として、シンパシィを感じるからかな。
うまいものを食べて、幸せな思い出しか残っていない。
スキーにもよく行った。トマムやキロロの雪は素晴らしい。風で舞い上がる結晶の雪は、太陽に照らされてキラキラと斜面に舞い降りる。その様は、映画のワンシーンのように今も瞼に浮かぶ。



当時、フライフィッシング（毛ばりでムチのように糸を操り、鱒などを釣る）にはまっていて本当に野生のヤマメをはじめて釣ったのが支笏湖の支流の川だったな。透明度のすばらしいキレイな水で育ったヤマメはパールマークが信じられないほど輝きこの世のものとは思えないほどでした。キャッチアンドリリースしたあのヤマメの子孫は、今も元気に泳いでいるだろうか。

そんな北海道に、リタイヤしたらまたいつか行ってみたい。キャンピングカーでのんびり釣りでもしながら廻りたい。 かの土地に移住した友達に再会したい。

いつになるだろうか。

春秋がない

ドアを開けて外に出ると、初夏であった。



山本サロンの中庭に植えてある「采振木」（ざいふりぼく）も一斉に花を開きすばらしい。
南口サロンの近くの名所サクラトンネルも今日が最後だろう。

年々、春と秋の期間が短くなっている気がしませんか？
そのうち夏と冬だけになるかも。

来週は宝塚市の市長選。４度も失敗できない。
プロの政治屋に任せておいてはならない。
無所属、新人、一般人に頑張ってもらいたいな。