心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №6

2007-05-25 21:37:06 | Weblog
いつだったかテレビで、アフリカの大草原にたくさんのいろいろな動物たちがいる、美しい映像を見ていました。高い所から果てしなく広い大草原の素晴らしい眺めに見入っていると、不思議なことに私の心の中に、別の映像が浮かび上がってきました。
私は羽根を広げると約1.5メートルになる大きな鳥でした。
私は空から、大草原でゆっくりくつろぐライオンや牛や、そのほか様々な動物たちの群れなどを眺めていました。
私は通常は単独行動をします。繁殖期から子供が巣立つまでは家族がいます。私の人生の大半は単独行動でした。私は大空から草原の動物たちを眺め、体の弱そうな獲物を見つけると木に止まって、彼が倒れるのを待ちます。このような鳥としての一生も何度も繰り返しました。
私にとって一人でいることは、ごく自然な当たり前のことでした。眼下を見下ろすと、そこには群れをなして行動する動物がたくさんいます。彼らを見ているうちに私は一人でいることよりも、多くの仲間とともにいることに興味を持ち始めました。なかでも鹿のすらりと伸びた肢体を、端整できれいだと思いました。
私はいつしか彼らのことを良く見るようになり、仲間とともに行動することや仲間を思いやることに憧れるようになりました。
この「憧れ」とは、何かを素晴らしいもの、理想として心引かれ、思いこがれる意識状態のことですが、鳥としての私の心は、人間の心から比べれば未熟だったと思いますが、それなりに理想を持ち、素晴らしいものを思い描いていたようです。
鳥としての私が鹿を観察し、鹿を素晴らしい理想的なものという考えを持ち、そのことを考え始めると、おもしろいことに、それまでは、一人でいることが極当然のことだと思っていたのに、いつしか寂しいという感情を、漠然とですが持つようにもなりました。私は鳥としての生涯を終える時、今度生まれてくるときは、仲間と共に生きる人生を生きてみたい、という思いを募らせる様になりました。いつしか、家族と暮らすわずかな時間を、今まで以上に大切にするようにもなりました。
「思考は現実化する」という言葉がありますが、こんな思いを抱いた鳥としての一生を何度も繰り返した後、私は鹿として生まれ変わりました。
№7へつづく

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