「新かぶき尼崎」をご存知でしょうか?
尼崎は『近松門左衛門』や『素浄瑠璃』などの文化研究が盛んな土地であるにも関わらず歌舞伎だけはプロ・アマともに当地公演はほとんどありません。
しかし尼崎が舞台となっている歌舞伎は多いため、「尼崎に縁りのある市民により」「尼崎が舞台の狂言【絵本太功記・尼崎の場】を」「尼崎で行う」ことにより伝統文化の継承を図ることができたらと発足したのが「新かぶき尼崎」です。故市川箱登羅(いちかわはことら)先生のご指導を受け、先生が昨年年亡くなられた後、追悼公演では「絵本太功記・尼崎の場」が上演されました。
今回見せていただいたのは「白浪五人男・稲瀬川勢揃の場」で有名な日本駄右 衛門、弁天小僧、南郷力丸などおなじみの五人男が登場してそれぞれ口上を述べ見得を切ります。役者さんは皆素人の方ですが、せりふ回しは堂々としてモノです。
また定期的に公演があるようなので、改めて見させていただきたいものです。
それにしても尼崎には「近松応援団」はあるし、夏には薪能が市内二か所でおこなわれるし、なかなか市民に文化や芸能がしっかりと根付いているようです。
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