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昭JIJI(アキラジジ)の島旅賛歌*参加

日本全国に有人島が434島ほどある。全島制覇すべく島旅を継続中。

黒潮真っただ中に浮かぶ孤島 日本一小さな村 青ヶ島へ 14回目/19回目 その1/3

2007-04-19 04:45:11 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
フンクサは、依頼された各戸を巡り、焼いた魚(ササヨ)の臭いを嗅ぐ仕草で、祭文を唱える神事でした。「フンクサ」とは、そういう臭いがしますということのようです。「フーンクサ/フーンクサ/年の初めの年神様に/焼きやかしをしてお願い申す/芋が千俵くさってかまってそうろう/フーンクサ/トビ魚千万本くさってかまってそうろう/フーンクサ/鶴は千年、亀は万年/浦島太郎は百六つ/三浦の大助八千年/海老の腰は七曲がり/ここの旦那は九十九まで…。」悪臭で鬼を祓う「焼いかがし(焼嗅がし)」の後、豪快な豆まきが始まりました。その後、保存会の人たちと懇談をし、フンクサで使用したフンクサの棒をジャンケンでもらうことになりました。

なお、本日は、動画を3本投稿します。
この動画は、「フンクサ」の口上です。

黒潮真っただ中に浮かぶ孤島 日本一小さな村 青ヶ島へ 13回目/19回目 その1/4

2007-04-18 04:59:43 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
昨夜、二泊三日の旅行から帰って来ました。
最終日は、半日宮島見物で、昨年登れなかった弥山に登りました。
ただし、ロープウエイで。

そこからは、昨年の1月に出掛けた江田島、能美島、倉橋島、阿多田島などを
見ることができました。

午後は、広島で昼食にお好み焼きを食べ、久しぶりに原爆資料館を見ました。
悲惨な展示物を見るにつけ、二度と戦争をしない世界になってくれることをお祈りしました。

では、青ヶ島の続きを投稿します。


夕食後、青ヶ島郷土芸能保存会会員による「人里離れた池之沢」「月とどうしょ」等の「郷土芸能」を鑑賞しました。
青ヶ島の踊りは、型に拘らず、楽しめばよい。青ヶ島の島唄には風景や人々の生活や気持ちを唄にしたものと物語を唄にしたものとがあるようで、「月とどうしょ」は、歌が短く、即興で掛け合う唄のようです。
最後に、「豊年祝い唄」が唄われ、途中から全員参加して、踊りました。

なお、動画を4本投稿します。1本目は、「人里離れた池之沢」です。

黒潮真っただ中に浮かぶ孤島 日本一小さな村 青ヶ島へ 12回目/19回目

2007-04-15 04:35:27 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
唯一の港の三宝港へ向かいました。外輪山を貫通させた長さ505m、昭和60年に開通した東京都有数の大トンネル青宝トンネルを通り、三宝港へ出ました。


(青宝トンネル)

三宝港は大岩に囲まれた小さな港でした。ここは、島の南西に位置する島の玄関口で、岩礁を利用した港は、下から見ると100mを超える断崖がそそり立ち、厳しくも雄大な自然が待ち受けていることを感じさせてくれます。


(三宝港)

土曜日で、多くの人たちが釣に来ていました。遠くは、千葉からのグループもいました。釣竿、餌などを宅急便で送り、到着を確認してから出掛けて来られたようです。地元の人が釣った石垣鯛をもらい、宿で夕食に煮付けてもらい美味しく食べました。




(魚釣り)


(もらった魚)

漁船などは係留しておけず、ワイヤーで陸に釣上げられていました。残念ながら釣上げられる風景を見ることは出来ませんでした。定期船が着く突堤まで出掛けて、宿に帰ってきました。午後から雨と言う天気予報でしたが、夕方、宿に着くまで天気はもちました。


(三宝港)

夕食には、地元の食材で作られたものがたくさん出ました。刺身も特性島ダレで食べました。特に、島寿司(オナガダイ、カンパチ、アオダイ)は大変美味しかったです。


(一日目の夕食(島寿司))
(写真撮影:2007.2)

なお、本日から二泊三日で旅行に出かけます。
今回は、島旅ではなく、萩・津和野・宮島への旅行です。
現地からの投稿となり、青ヶ島の続きは、18日からとなります。

黒潮真っただ中に浮かぶ孤島 日本一小さな村 青ヶ島へ 11回目/19回目

2007-04-14 04:29:36 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
しばらく、歩くと「富士様」がありました。昔、島民が、火山の噴火を恐れ、出産、喪中の人などは不浄とし、池之沢に足を踏み入れることができませんでした。名主佐々木初太郎(1864~1920年)は、限りある労働力を活用するためにこの習慣を改めようとここに富士様を建ててお参りして農作業ができるように便宜を図りました。草で覆われてしまった旧噴火口も見ることができました。


(富士様)


(旧噴火口)

やがて周りが見渡せるところまで来ました。ふれあいサウナが小さく見えます。思ったより建物は多いです。


(ふれあいサウナ)

外輪山を改めて眺めてみましたが、大きな屏風となって聳え立っており、大きさに驚かされました。山肌の各所から白い蒸気が上がっていました。丸山が今も火山として「生きて」いることがリアルに伝わってきます。


(外輪山)


(池之沢噴気孔群)

その後、車で丸山の周りを散策した。コンクリートプラントや村の集荷施設などがありました。そういえば、本日は、還住丸が接岸したので、「牛の餌」を取りに来てくださいと有線放送で放送されていました。ここに取りに来るようです。堆肥センター、育苗センターなどもありました。また、青ヶ島が北限と言われているオオタニワタリの群生地もありました。


(堆肥センター)


(育苗センター)


(オオタニワタリ)

古いオオシマザクラの木々も在りました。最盛期、人口は700人ほどいたようですが、その頃は、ここ池之沢が中心であったようです。野球場もありました。それにしても集落からはえらく離れていますが、島内のスポーツ大会等に利用されているのでしょうか。
(写真撮影:2007.2)

黒潮真っただ中に浮かぶ孤島 日本一小さな村 青ヶ島へ 10回目/19回目

2007-04-13 04:24:19 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
食後、隣にある製塩事業所を現場課長さんに案内していただきました。ここは、地熱蒸気を利用して特産の塩を作っています。ほかの海水自然塩に比べ、カルシュウムが多いのが、特徴で、島内で「ひんぎゃの塩」として売られています。何とも素晴らしき自然利用です。サンプルを貰って工場を後にしました。


(製塩事業所)


(製造工程)


(ひんぎゃの塩)


(海水運搬車)

その後、内輪山の散策に出掛けました。丸山遊歩道は、内輪山を一周できるハイキングコースで、陽射しに輝く木々の緑と吹き上がる噴気孔、鳥のさえずりを聴きながら約40分程度で巡ることができます。


(丸山遊歩道)

入り口に「←尾根道 御富士様→」とありました。どうやら丸山をぐるり一周する山道になっているようです。左に折れて進みました。比較的歩きやすい道でした。左手には外輪山があり、高い外輪山を越えるため、道がぐねぐねと伸びていることが分かります。


(外輪山からの曲がりくねった道)

外輪山が一部低くなっているところがあり、そこが「金太ケ越」と言われ、昔、ここをぶち抜く計画があったと聞きました。


(金太ケ越)
(写真撮影:2007.2)