ひょうきちの疑問

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参議院選結果2 民主党とみんなの党が全く違うことが分からない人が多かったのではないか

2010-07-13 11:18:42 | 不正選挙
ところがもう一つの流れがある。

比例代表という全国区で議席数を伸ばしたのがみんなの党である。
みんなの党が比例代表で高得票率(14%以上)を示した県を列挙してみると、
福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・富山・静岡・愛知・滋賀・大阪・兵庫の各県である。
ほとんどが首都圏、または大都市圏である。

ひとつ前の記事、参議院選結果1で示した自民党が議席を伸ばしたところが地方の1人区であったことと対照的な構図となっている。

つまり今回の参議院選は、
地方部で自民党が票を伸ばし、
大都市圏ではみんなの党が票を伸ばしたということである。

これは地方部では『民主→自民』の流れができ、
大都市圏では『自民→みんな』の流れが起こったのではないかということである。

これをひとまとめに示すと『民主→自民→みんな』という構図になる。

しかし中には『民主→みんな』に投票した人がいるのではないか。
これが一番危険な投票行動である。

自民には失望したし、民主は稚拙だ、ならばみんなの党にでも入れるか、
そう思う気持ちは一見理屈が通っているようだが、
自民に失望し、民主に期待を抱いたのであれば、みんなの党には絶対投票してはならなかったのである。
なぜならばみんなの党は小泉改革の失敗を繰り返す政党だからである。

みんなの党の渡辺喜美代表も言っているように、みんなの党が民主党と連立を組むことはない。
政策的に水と油の関係だからだ。

みんなの党は小泉竹中改革の二番煎じである。いわば先鋭化した第二自民党である。

今回の選挙では小泉竹中改革に失望した旧自民党支持者が、みんなの党に投票した可能性がある。
私の身の回りにも、あれほど小泉改革に不満を言っておきながら、みんなの党に票を入れた人たちがいる。
これなどはみんなの党の実態を知らないからできる投票行動だと思う。

民主党もみんなの党も確かに反自民ではある。
しかしその反自民の意味するところは180度違っている。

小泉改革に賛同する一部の富裕層が、みんなの党に投票するのは(私は反対だが)それは本人の自由だろう。
小泉竹中改革で甘い汁を吸った人たちが大都市圏にはかなり多くいる。彼らはその味がまだ忘れられないのだろう。

しかし、小泉改革で煮え湯を飲まされた多くの人が、みんなの党が革新政党であるという言説に乗せられて、みんなの党に投票すれば自分の首を絞めるだけである。

特に枝野幸男(民主党幹事長)が『民・みん連立』(民主党とみんなの党の連立)というワケの分からないことを言い出してからこの傾向はますますひどくなった。
(民主党の現執行部は、反鳩山のもとに集まった過激な小集団である。)

みんなの党は金持ち党である。
『小さな政府』『規制緩和』『市場主義』『グローバリズム』『対米追従』の政党である。
それが分からずに、小泉政治の二の舞が起こることを危惧する。

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