結願の遍路 涅槃の道場 讃岐一國参り
平成26年4月1日、いよいよ結願の讃岐一国参りの始まりである。
7時30分、観音寺パークホテルを出発。少し肌寒いが天気は上々で15分で、68番札所神恵院と69番札所観音寺へ到着。ここは二ヶ寺が一つの境内にあり一ヵ所で納経ができる。
観音寺市 財田川
境内はこじんまりしていて落ち着きがある。朝が早いせいか参拝者も少ない。また、本年は四国霊場開創1200年の年にあたり納経帳には特別なスタンプがあるらしい。
黙っていると押されてしまうので「従来でおねがいします」と、前もって言ってくださるとありがたいですとのこと。この後一ヶ所青いスタンプで・・・
ちなみにトイレはウォシュレット、ありがたい。歩き遍路にはこれが大事なのだ。
第68番札所神恵院・第69番札所観音寺仁王門と境内
境内の開山堂から裏山を上がり、5分くらいで琴弾公園に出る。そこから見下ろすと海岸に砂で造った永楽通宝の銭型が見える。
これを観た人はお金に困らないと案内板に書いてあった。見終えた後、元の道を引き返し山門で礼をして後にする。8時55分打ち終えるが何か忘れている感じがする。
寛永通宝の銭型が見える白砂青松の海
遍路道標
あ! 鐘楼の鐘を打つのを忘れた。まあいいかと、思いながら70番札所本山寺を目指す。
途中おばさんから「ご苦労様、頑張ってください」と手をあわせられ、100円のお接待をいただく。
さっそく後利益が・・・この後、人を見ると「何かくれるのかなー」と思うようになる。こんなことではだめだめ南無大師・・・
歩いていて何か違和感が、傘の紐からホッペの肉がはみ出しているみたいな感じ。
ダイエット・ダイエットと唱え酒は控えるべしと、・・・無理だろうなー。
土手沿いの遍路道へ入り本山寺の五重の塔が見えてきた。また、2.4と書いてあったのであと2.4㌔かと思い歩いていたら予讃線のガード下に高さの表示板が2.4メートル・・・早とちり。
70番札所の五重塔がちらりと見える
10時ちょうど第70番札所本山寺到着。重文の仁王門をくぐり境内へ。境内は本堂(国宝)、大師堂、五重塔等々、宇堂が並び重厚感がある。
境内もきれいに手入れがなされていた。
70番札所本山寺仁王門
仁王門から本堂を望む
手入れが行き届いている境内