お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

土佐一国参り高知から土佐四万十への道 1

2014年09月20日 | 札所巡り

 今日は昨日とちがい朝から快晴。晴れ晴れとした気持ちで出発。34番札所種間寺に向う。春野町には「ハルウララ」が走っていた高知競馬場がある。

 とにかく雲ひとつない青空で途中右折するところを見逃してしまいそのまま歩いていたら海に出てしまった。「あ! 間違った」と、気づき地図を見るが慌てていてちんぷんかんぷん。とりあえず戻ることにする。歩いていたら軽自動車が止まって窓を開けておばさんがひとこと「間違ったでしょうこんな所歩いているのがおかしい乗っていく」、「いいえ」、戻って行くと郵便局があるからそこを左に曲がっていくのよと、ご親切に教えてくれた。四国はけっこうこういった人たちがあっちこっちにいる。ようやく遍路道に戻るとお遍路さんが歩いているのを見つけ一安心。地図をよく見ると何でもないのに、3㌔ばかり損をした。

快晴の高知市

 34番札所種間寺(たねまきでらとおぼえていたら違っていた)を打ち終え35番札所清滝寺へ仁淀川の土手沿いを歩いていたら、また軽自動車が止まって「清滝寺へ行くのですか」と声をかけられ、遠方の山を指して「あの辺ですよ」また、「この先工事中だからバイパスに上がって仁淀川大橋を渡るように」と中年のおばさんが親切に教えてくれた。

 ところがバイパスに出て橋の歩道のある方向に渡るにも車が止まってくれない。とにかく高知は交通マナーが悪い。ようやく渡ってみたら、土手からまっすぐに橋に上がれるようになっていた。ご親切なおばさんがいっぱいいる。土佐の清流仁淀川は大きくゆったりと流れていた。土佐市に入り薬局でテーピングテープを買い昼食をとり田んぼ道を前方の山を見ながら歩く。中腹に札所らしき屋根が見える、また山かと思いながら・・・

土佐の清流 仁淀川

 途中、神社の境内の草むらに夫婦遍路が横になってのんびりしていた。横目で見ながら清滝寺へ。ようやく入り口到着。また山道か、足が痛い。あとで知ったのだが宿に荷物を置いて空身で上る手もあったがその時は思いつかない。とにかく足が痛い。曲がりくねった急坂の遍路道を上りようやく清滝寺仁王門へ。しかし、また石段が・・・梵鐘を鳴らし勤行・納経を済ませ境内で休んでいると、神社で横たわっている夫婦遍路がきて挨拶をかわす。東京から来たらしい、職業はカメラマン、のんびりと歩いているとのこと。しかし、行き先々でのことを細かくメモしていた。几帳面な人である。今回は、37番札所岩本寺までの区切り打ちとのこと。

35番札所清滝寺上り口から仁王門、本堂まで

 境内でポンカンを売っていた爺さんのみかんを試食。わるいのでポンカンを3個買う。重いけどしかたない。2時間くらい休憩して山を下りていったら、自転車を転がしながら女性遍路が息を切らせて上ってきた。「久しぶり」お互いに挨拶をして、「気をつけて」。 ホテルに着き先ずは朝食の調達と先ほど買ったポンカン皮が堅くてむけない。ようやく1個をむいて食べたが、皮むきがたいへんなのでお接待として置いていくことにする。今日は、洗濯はしない。7階から地下までいかなければならない。疲れていて面倒くさいだけのこと。疲れているときはいろいろ起こる。メガネ(老眼)を踏みつけてこわしてしまった。これがなくてはどうしようもない。隣がタクシー会社だったのでタクシーに乗ってホームセンターへ行ってメガネを購入。

 夕食はホテルの一階の居酒屋で一人さびしく飲むことに・・・うそ・・・、あとでわかったのだが、千葉の寡黙な遍路さんも泊まっていたとのことでした。