お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

土佐一国参り安芸から高知への道 6

2014年09月18日 | 札所巡り

  朝起きてみると案の定、雨風が強くたいへんなことになっていた。ここで活躍するのがモンデルのポンチョ。しかし、たいへんな暴風雨。とにかく前を向いて歩けない顔を下に向けて歩く状態。もんじゅどおり駅から住宅地を通り五台山にある牧野植物園内を抜け31番札所竹林寺へ。途中の植物園では雨風のため立ち止まって観賞なんてとんでもない。本来だとゆっくり歩いて観たいのだが・・・ようやく大きな石畳の階段を上がり境内に。五重塔も風雨にさらされ滝のような雨が降りかかっている。打ち終えて納経所で休憩。この雨でも歩いている人がけっこういて外人さんも三人いた。皆、ずぶ濡れで大変しかし、雨にも風にも負けず次の札所をめざす。ご苦労様・・・

 

暴風雨の高知遍路 各札所

 この後、32番札所禅師峰寺までは海からの風雨でなかなか前に進むことができない。トンネルの中は風雨に当たらないと思ったがとんでもない。風で押し戻されるしまつ。水しぶきを上げて車は通るし危険極まりなかった。禅師峰寺を打ち終えまだまだ収まらない暴風雨の中、種崎の渡船場へ。予定では瀬戸大橋を渡り桂浜へ行くわけだったがこの天候では行くことができず中止。今度来た時に(いつのことやら)・・・観光ばかりやっているので天罰が・・・

 渡船場まではあ2㌔強ようやくたどり着くが、とにかく足が痛い。出発までは時間があるので船渡の待合室でテーピングをほどいて足のマッサージ雨でふやけている。とにかく痛てーーー。

  この種崎渡船は高知県でやっていて無料。これも遍路道の中に入っているのだ 昔は舟を漕いで渡っていたのだ。 

 時間になってきたのか待合室にだんだん人が集まってきた。その中で埼玉から来た女性遍路がまだ宿が決まってなかったので、対岸の高知屋の電話番号を教えてあげた。電話を掛けたが3階の部屋しか空いていない、足が痛いので3階までは上れないというので断った。他の宿に掛けても満室だったので高知屋に再度電話を。聞いてみると足を痛めて歩けなくなってしまったそうだ。湿布薬や道端のアロエだの色々試してみたがダメとのこと。出発の時間が来たのでフェリーに乗船し浦戸大橋を見ながら対岸の長浜に渡る。ここにきてようやく晴れ間が見えてきた。今まではなんだったのか。

 

フェリーから浦戸大橋を望む

 33番札所雪蹊寺を打ち向かいの高知屋に到着。晴れたので桂浜観光に出かけようとしたが、足が痛くてその気になれない。風呂に入って休むことにした。夕食の時、ジャンボタクシーで巡っている遍路さんから「福島から来たんですか」と声を掛けられる。「なんでわかんの」と言ったら、「懐かしい言葉だったので」とのこと。偶然にも郡山湖南の人と、いわきの人。今は結婚して東京に住んでいるとのこと。ビールのお接待を受けそのごはいわずと知れたこと。

 朝出発の時、女先達から「只者でないですね」といわれたれ、「お仕事は何をしているのですか」と聞かれ「家事手伝いです」・・・一期一会を大切に、お互い笑顔でお気をつけて・・・

 昨日の足を痛めた彼女はリタイヤ。荷物をまとめて埼玉に帰るとのこと「今度来る時は計画を立てマイペースで歩くように」と一言。そこで夕食・朝食時、寡黙な一人の男性遍路に逢い後日一緒に歩くことに。高知屋は新しく洗濯もやってくれる、ただ洗濯物が紛失・・・あとで部屋に「ありました」と持って来てくれた。総合的にみて良い遍路宿だった。

 

高知屋2階から 33番札所雪蹊寺


土佐一国参り安芸から高知への道 5

2014年09月18日 | 札所巡り

 今日も晴れ、宿からお接待のおにぎり弁当をもらって出発。29番札所国分寺を目指し、香南市から香美市へ田園風景を10㌔ほど歩き国分寺に到着。ここは土佐の国府があった所。国分寺は紀貫之ゆかりの地、近くにあり杮葺きが美しい情緒たっぷりな札所である。ちょうど枝垂れ桜が満開だった。

29番札所国分寺仁王門

  打ち終えて田植え真っ盛りの畦道(遍路道)を30番札所善楽寺へ。五月晴れのたいへん気持の良い遍路であったが途中、道がわからなくなり地元の人に聞きながら歩く。ようやく蒲原の遍路休憩所が見えてきたので一安心。

 遍路休憩所には先客がいて昼食をとっていた。挨拶をして一緒にお昼ごはん。話を聞いたら先客は先達の資格を持っていた。しかし、靴を脱いで足のケアをしていたので「先達でも足が痛くなるのですか」と聞いたら「いくら巡っていても足は痛くなるのですよ」とのこと。こちらも安心して食後、足のケア。歩いているうちは痛みも我慢できるが、休憩してから歩き初めがたいへん。厳しい痛みでも歩かなければならないと自分に言い聞かせ(大げさ、本当に痛いんですよ。歩いてみればわかる。)

 30番札所善楽寺に向う。一旦国道に出てまた住宅地を通りながら到着。ここは山門がなく隣が土佐一の宮という大きな神社。鳥居と参道がありその横にくっついているという感じである。昔は寺と神社が一緒にあったのが、・・・廃仏毀釈で「わかりました」30番札所を打ち終え今日は高知城観光をするため急ぎ足で宿に向う。しかし、足が痛い・・・ ようやく宿に到着。

 洗濯と荷物を整理してタクシーを呼んで高知城に向う。タクシーの乗務員さんに「帰りは路面電車に乗って帰ったほうがいいですよ」と言われたのでそうすることにする。お城は桜が満開で大勢の観光客(花見客)でにぎわっていた。城の縄張りは各出丸が段々につくられていて頂上が本丸天守。たいへん結構なものでした。帰りにデコポンを送ってと電話があったので市内の市場で買おうとしたが高いのでやめた。前に送ってもらったデコポン直売所に電話して送ってもらうことにした。宿で天気予報を見ていたら明日は大変なことになっていく予想が出でいた。早く寝よー・・・・・

 

高知城

 


きのうの晩ごはん 9

2014年09月18日 | きのうの晩ごはん

 エビフライ定食・簡単に

 エビ、大きめのエビ。(頭と尾をとって)ポテトサラダ(じゃがいも、マカロニ、りんご、きゅうり、ハム)キャベツ千切り、トマト、きゅうり漬け、たくあん。なめこと豆腐とねぎの味噌汁(だしはエビの頭と尾からとる)

 ぶどう、1房60円、12房で700円安いので買った。