カエルすき?
世の中に“かえる好き”って結構いるみたいです。
カエルグッズの話で友達の輪が広がるかな?
 



小林一茶ゆかりの寺、竹の塚の『炎天寺』で交通安全のお守りをいただいてきました。
歴史は平安時代までさかのぼる由緒あるお寺で、
その名前にどういう由来があるのかと興味がありました。
が、「炎天のさ中だったので・・・」というエピソードに


境内に句碑がある一茶の句にちなんで、
大きな石の「福蛙」、池の中に蛙合戦の像があり、
社務所内にも、カエルものがたくさん飾られています。
そして、お守りもカエルさんです。




一茶は千住や竹の塚に住んでいた友人たちと寺のあたりをよく歩いていたそうで、
炎天寺の俳句を残しています。また、
「武蔵の国、竹の塚というに蛙たたかいありけるに見にまかる、・・・」
という前書きまであるので
やせ蛙負けるな一茶是にあり」という有名な句は
炎天寺でよんだもののように思われますが、

小布施の岩松院で裏庭にある小さな池「カエル合戦の池」に集まってくるヒキガエルを見て
一茶が一句したためたという説明も見たことがあります。

昔はどこにでもたくさんいたカエルをみて、別の時期に同じ句を読んだのでしょうね。

(調べてびっくり!どちらの寺も句をよんだのは同じ日
文化13年(1816年)4月20日 でした。)



<追記>
もう少し調べてみました。
炎天寺の資料には、当地で詠んだという記述はありませんでした。
自薦の句集に後から、前書きを付け加えたというところでしょうか?
炎天寺には、一茶の代表的な句にちなんで、蛙の置物が置かれているのでしょう。


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