アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

アブルストリートでアブドさんに会う。

2014年06月13日 | 旅行

 

 

 

娘が仕事に出かけたので、部屋を徹底的に掃除!

腕がなる。

 

                   

 

ゴブラン調のソファーの上には、砂漠の砂がうっすら積もる。

叩いて、落として、最後は水拭き。日本の雑巾がけという掃除の手法は、大変優れていると再確認する。

ベッドも掃除して、寝心地よく整える。

 

 

                        

 

掃除に夢中になっているうちに、当たりは暗くなりつつある。

ベッドルームに灯りをつけてみる。窓を覗けばピラミッドが迫り立っている。いい感じ♪

記念にピカピカの床も。あ~、達成感!爽快感!

 

娘が帰宅。アブドさんとの待ち合わせ時刻が迫っている。

歩いて3,4分のスフィンクスが見つめるケンタッキー、ピザハットの前まで、ランラン気分で出かけていく。

ピラミッドの音と光のショーを横目で見ながら歩く。

 

 

                   

 

 「あけみさ~ん、ちあきさ~ん」とアブドさんの声が聞こえた。ケンタッキーの前で、ニコニコと笑って待っていたアブドさん。

やっと会えた~~~!昔からのお友達ではあるが、私は電話かFB上のお付き合い。本物のアブドさんだ~!

思った通りの好青年。感激!握手!挨拶! その間もアブドさんは満面の笑みでニコニコしてくれている。

アブドさんが案内してくれた、レトロでローカルなカフェが忘れられない。

このような素敵なカフェに、夜、観光客だけで訪れることはなかなかできない。

アブドさんと友だちで良かった~♪

 

 

                   

 

振り返れば、アブドさんとの友情は娘の留学時代、2009年春から始まった。

まだエジプトへ渡ったばかりの右も左も分からない娘が、アブドさんにビザの取得などで、大変お世話になったのだ。

娘がエジプトの母と慕うアハマド先生の元奥様と手続きに向かうはずが、ご都合が悪くなり、奥様が急きょアブドさんに代役をお願いされたのがご縁の始まりだった。

おまけに約束の朝、娘は寝坊して大遅刻!アブドさんにご迷惑をかけた話は聞いていた。

 

 

                   

 

そんな話など、カフェでの盛り上がる会話の中で、アブドさんが超難関な狭き門を突破し、遺跡監督官という公務員の職に就いたことを伺った。

素晴らしい!カーターのような仕事だ。発掘泥棒を捕える権限もあるとのこと。

アブドさんと話してつくづく感じた。彼は日本をこよなく愛し、真摯で謙虚で細やかな心配りのできる人だと。

まるで、彼は日本人ではないか。私の方がエジプト人気質を持っているような気がしてきた。

それとは裏腹に、溢れるアイデア、構想したことを必ず実行するという、果敢に攻める力も持ち合わせている。

そんな彼を私は見てきた。

その力強いやる気のパワーは、現代の若者が失いつつある大切なものだ。

 

 

 

                                         

 

アブドさんが編集長を務める、エジプト人が作る日本語版エジプト紹介フリーペーパー「エジプト世界駅」の事務所に、数日後、招待されることになった。

「エジプト世界駅」については、書きたいことが山ほどある。それはまた後日。

そのアブドさん、先日 愛を育んでいられた方とご結婚。お相手は、なんと日本の方!美しい知的な女性である。

それに、なんともしっくり似合っている彼の紋付き袴姿を見ると、やはりアブドさんは日本人?(疑惑)。

アブドさんは、エジプトと日本を結ぶ友情と愛の架け橋となる人だと確信した。

楽しい優しい夜だった。再会を約束して私たちは帰路についた。

明日は、お会いしたかったFBフレンド日本人女性の方と、ドッキでお会いすることになっている。

 

 

                                                     

 

 


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