朱の徒然

変形性股関節症の76歳

九州国立博物館・六郷満山展(神と仏と鬼の郷)

2017年09月23日 | 日記

 多分、GIと初めて九州国立博物館へ電車で出かけました。

 今日は、隣の太宰府天満宮で「神幸式大祭」のある土曜日。恐らく、いつにもまして大勢の人かと思われましたので、その秋祭りも見ようと ピクニック気分で出かけました。やっぱり、神社の本殿にはたどり着けない位の人の多さでしたので、そこから奥にある長いエスカレーターで、九博へ。

 

 

          

 

 先月の「六郷満山バスツアー」で、益々 国東半島に興味を持ちましたので、展示されてる全てが楽しく、面白かった!

 実際の国東半島の寺院を見てきたことで、より展示に魅かれるのかなと 思いました。

 まず、「鬼大師坐像」。解説によると、天台宗の18代座主・良源の姿とか・・。鬼の姿になって疫病神を追い払ったとして良源は「厄除け大師」「角大師」とも呼ばれ、延暦寺の中興の祖であり、おみくじの創始者でもあるとか・・。

 女目線で言うと、美男だったので女官に招かれた酒席で突如鬼になって、邪念を捨てたとか・・。延暦寺には肖像画があるらしい・・。良源の死後も、災難、疫病除けとして異形の姿を信仰の対象としたのだと・・。お姿は、たったの25センチ位で、解説で (老体痩身の愛らしい姿)と書いてありましたが、ホント愛らしかったですよ。特に後ろからの足首が・・。

 鬼ちゃんは、チビの一体だけでした。こんな怖い感じじゃないよー。

 

 

 次に良かったのが、応暦寺の「燈明石像」。比丘(修行僧)が、石太鼓を担ぎ、立ち上がろうとして、重いので、大口を開けて頑張っている。それを後ろから手伝っている比丘は、口を結んでいる。二人で持ち上げようという少し滑稽味のある石像。50センチにも満たない位だけど、これぞ『阿吽の呼吸』を表しているそうで・・。室町時代の作だそうですが、助け合いの表現なんでしょうかね。ほぼ菩薩像の中で、異色な 働く姿の石像でした。

 帰りに六郷満山記念に、旧千燈寺跡に、今も残る一枚岩に半肉彫りの阿吽の仁王像の一対を買いました。

 

                 

 GI,絶対絶対、春には、西の高野山とも呼ばれていたけど、大友宗麟の焼き討ちで焼失したという旧千燈寺跡の苔むした仁王像を見に連れてってね。 ( どうも、パンフレットで見る限り、我が家の安物仁王様の方が、足元など本物より上手に仕上がっているような・・。そこんとこ、確かめたいわ。殴ろうとしてるのが、あ。堪えてるのが、うん。)

    なにしろ今、一番夢中なのは、六郷満山ですわ。

 あんなにも、連なった山々の険しさと静寂さの中に いくつもの寺があり、修行僧がいて 1300年という歴史の中で朽ちることなく、今も人々を魅了する木像、石像の数々・・。宗教って 祈りって すごいことなんですね。 

        GIとBAも、 縁あって出会って 50年近くも 二人の人生を 阿吽の呼吸 で 生きてきたんだね!

                お昼が遅くなったけど、近くの喫茶店のホットエッグサンド 美味しかったね。

 

 

  

 雑草だから抜くようにと小うるさいGI。赤毛のアン風のティラと似合うでしょ?貴草も雑草もないんだよ。

 

                   

 息子が郷下がりとの連絡あり。彼からの額と段菊を飾りました。今年3回目だね、ありがとう!

 恐らく、これから年を取るにつれて、もっともっと、子の姿を待つ父母になるのでしょうねー。恥ずかし・・。なるべく心配かけないように生きるのが 親の務め だね。  息子に会えるのが、こんなに嬉しいとは、かっこわるい母だね。

 

 

コメント
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