朱の徒然

変形性股関節症の76歳

映画「パターソン」

2017年09月14日 | 日記

 ニュージャージー州・パターソンに住むバス運転手のパターソンと妻と おやじ顔のブルドッグの一週間の話。

 

                                

 月曜日の朝、不気味な音楽と暗い無表情な男パターソンの通勤風景で始まる。いつまでも何も事件が起こらないので、つい火曜日は、私は、客席で うとうと寝。(だって、いつもはこの時間は昼寝タイムですもの)。アッと起きて水曜日、なんてこともない日でした。木曜日?BARで、自殺騒ぎ?金曜日?バスがエンスト?土曜日?妻のカップケーキがバザーで完売?日曜日?妻と映画を観た?といった一週間のお話。そうそう、最後に日本人に会って、ノートをもらったんだった・・・。

 辛口評論の映画監督井筒和幸(1952年生まれ)が、珍しく『癒された』と週刊誌で褒めていましたが・・・。

 「韻を踏む」って言葉が、よく出てきましたし、やたら双子も多かったので、もしかしたら私には理解できない何かレベルの高い物語だったのだろうか?

 映画の中で私は、夫よりも妻の暮らしぶりに共感しました。

 かって 私もパターソンの妻のように、家の中の家具インテリアを変えたわ。ただし配置変えが主でしたが・・。それと布小物作り。だって大きな変化は、夫一人の給料では出来ないものね。大きなストレス解消法でした。

 家の中で動いて、世間にじゃなく 夫に汗かいたところを 見せたいの!

 今日一日これして私過ごしてたの!これで夢中だったのよ! という外で働いてきた夫にだけ向けた 妻の自己顕示欲よね。 

 妻が工夫したまずい料理でも、パターソンは文句を言わない。そう 妻が欲しいのは、夫の優しい眼差しだけなの。 

 専業主婦の我が家のお嫁様と娘が、これからの40代を 楽に生き生きと過ごすために必要なのは、夫の優しい眼差しだけだよ、息子と婿殿 分かって・・と思いながら画面を観ました。  夫に必要なのは、優しさだけって伝える深い?映画でした。パターソン夫妻は、まだ30代のようでしたがね。

 無口なパターソンは、趣味が詩を書くことの平凡な男。そのパターソンと私の共通点は、スマホの必要性を感じていないことだったね。他人を気にせず、自分が望む静かで平穏な暮らしに、スマホは要らないね。同感、同感。

 妻の気まま生活の批判をしないパターソンの様なGIの寛容さ(時には違うけど・・)のおかげで、案外と更年期も楽に乗り越えて、今の老年期も 額に吹き出物はあるけど 悩まないねー。   

 今日も、GIと街まで電車で出かけ、昼食は、デパートの中で美味しい「会席膳」を食べました。食べながら、足下を電車が走っていることにビックリ! 二人での初めての発見。珍しいねと・・。   そして、二人は西と東に分かれ、BAは映画に・・GIはどこ? 知らん。

 GIの方が早く帰って お風呂を沸かしていてくれてたね。BAは休憩せず、すぐに(鮭のバター焼きと卵の明太子巻き)の夕飯作りをしました。  なにせ、二人っきりですから・・。    

 

 オスカルとミニ薔薇。幼い孫が「オスカル怖い」って言ってたね。

 

 

ここでの主役は、苔だよ。 厳しい夏を乗り越えたね。

 

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