朱の徒然

変形性股関節症の76歳

小説新潮7月号 「病歴」帚木蓬生  読書会

2016年07月17日 | 日記

 今期最後の読書会。

 さすが、帚木蓬生の読書会だけあって、「小説新潮7月号」 山本周五郎歴代受賞作家競作の中で 帚木蓬生が、ダントツ1位との評価を全員から受けました。   嬉しい!

 私は、雑誌の表紙写真(佐藤慎吾・坪田充晃)の 涼やかさにも、魅かれました。

 

 帚木蓬生  「 病歴 」。

 内容は、源頼朝と上杉謙信の「病歴」の巧みな話や、「延命医療はどこまで許されるか」で医療を老人が独占してしまう危機を憂えた話など 帚木蓬生らしい 一般人にも分かり易い 医療小説でした。

 その父親が死の床で詠んだという句。

   「秋風や 余生あまりに 長かりき」

   「秋日濃し 戦地で果てし 友いくた」

   「冥界に 遅れて征くか 曼珠沙華」

 読書会と同じ日に、何故かNHKが第1報の『天皇陛下生前退位』が、ウワーッと全世界を駆け巡りました。

 高齢であらせられる陛下が、お疲れに? 摂政では いけない?    渦巻く思惑。

 民とともにあられる皇室ってホントなのね。高齢化の波が、ここにも・・。上から下まで 長生きは さあ大変!

   (エリザベス女王が股関節の手術をされていることは知ってましたが、常陸宮妃華子さま(75歳)が、両方の股関節の手術を受けられたという。年齢と共に衰える肉体を、医学が画期的に支えるという図が有り難いけど、終末期医療に関しては検討の余地ありって時代に来ているのですね)。

    

      我が家の たった1本のブラックブルベリーの木から、毎年たくさんのジャムが!

        GIが手作りラベルを貼ったら、一人前の農園ジャムになったよ。

 

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