朱の徒然

変形性股関節症の76歳

帚木蓬生の読書会

2014年06月21日 | 日記
   勝気で喧嘩っぱやい私と違って、母は穏やかで優しい人でした。
 母は「とぜんなかねー」と時々言っていたことを思い出しました。
 花が好きな母でしたが、なすこともなく退屈な時もあったのでしょうかね。

 (私の故郷では“なすこともなく退屈な”状態を 「とぜんなか」と表現します。 
はっきりしませんが”徒然なか”という漢字が充てられるのでしょうか?)

 私は、結婚後“とぜんない”時を無くすために、岡山、大阪、福岡と転勤した先々で
仲間作りをしてきました。 その一つが読書会です。

 今、私の作った、小さな「帚木蓬生の読書会」は15年目を迎えようとしています。
私が50代の時は50代の方を、60代になってからは60代の方を1年に1回の募集をしてきました。

1か月に1度、平日にランチを食べながら、読後感を語り合います。女性だけの集まりですから、
本の話だけではなく、世間話でも盛り上がって楽しい午後を過ごします。
でも、15年続いてきたのは「親しんで馴れず」というのをモットーにして、過度に互いのことに
触れずにきたからです。
それが理解できない人はアウト!去って!

ところが、私の突然の変形性股関節症で3か月もの休会を強いられました!
初めてのことです。でも、古株達は残ってくれました。
ご心配かけました。お見舞いありがとう!

で、術後初めての例会を天神の「ASO」の個室で、警固公園を眺めながら開きました.


1年に1度冊子も発行してきましたので、今回は夫に手伝ってもらいました。ありがとう!



久しぶりにお会いした皆さんの反応は「全然分らないね。思ったより元気ね」とのこと。
でも、歩きに、まだまだ自信がなく、本来なら御一緒にデパート巡りでもするところですが、
一人帰りました。

つくづくと、元気な時に、この会をつくっていて良かった!身も心も活力に溢れていないと、
見知らぬ方々との縁なんか結べない!と心弱くなった今、思います。

多分、この会がなければ、術後3カ月で、わざわざ街中に出向くことはなかったでしょう。


会を作っていて、良かった!この会は私に生きる力をくれる!

母さん!とぜんなかって言わないように、今は「朱の徒然(このブログのタイトル)」を書いているよ!

(夏の花をいただきました。ありがとう)
コメント
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