身体が今までのようには動かない弱者になってみて、一番心に引っかかったのは
夫との間の「共依存」です。
世間によく聞く話では、母と子。
私がいなければと子供をスポイルし、結局は母親自身が自分個人の喜びを見出すことのできない人間で、逆に子の存在に頼っていて、子の自立心を阻んでいると社会問題に。
子離れ、親離れが出来ずに相互依存に陥るのは身近によく聞く話で、母娘が仲が良い話とは似て非なる関係だと思います。
私が歩けなくなることで一番気にしたのは、このことでした。
家族介護は、無償で密室での関係なので、ともすれば心が支配や被支配の構造に陥りがちです。
入院した時から、なるべく依存しないようにと思いながら、おそらく相当甘えていたと思います。白状します!100パーセント頼っていました。
でも、手術から二十日間ほどして、身体の自由がきくようになると、一日おきの見舞いに替わり互いの心に余裕が生まれたと思います。良かったわあ。
今、二人で一緒に静かに時が過ぎるようになったことを、嬉しく思います。
自宅内では食事の時以外は、殆ど別行動です。どちらかが抜ける時はエチケットとして「○○に行くね」と云います。
もうそろそろ、もっと私一人の外出を増やして夫を自由にしてあげなければとも思っています。夫も友人とゴルフや会食に出掛けたり、今年は町内の回り持ち役員になりましたので外出する事もあり、良いことと思っています。でも、おそらくもっとやりたいこともあったのではないかと、申し訳なく思っています。
術後3か月が過ぎて、横向きに座布団を股に挟んで寝ていますが、やはり傷口辺りがひきつれたような感じがあります。
でも、最近では不安になるような突発的な痛みはなくなりました。
痛みが少し治まってくると、脚以外のところの少しの異常?が気になります。
右目の上から瞼辺りまでの違和感、シミが気になっていましたので、皮膚科に
出かけてみました。
洗顔時に赤くなるので、頬や鼻の近くにある老人シミとは違う。
もしかしたら身体に異物が入ったことによるアレルギーでは?と思ったのです。
でも、やっぱり医者にも分らないとのことでした。
まあ、いいか、1か月前から、わずかにかゆみがあるだけだし・・。
手術して以来、右足以外の不調は、不調の数に入らないと思うようになりました。
おしりも長く座りつづけると痛い。だから1時間たつと独自体操を直立でします。
上半身の肩の上げ下げ、首回しだけでも、気持ちがいいものですね。
でも、長時間の立ち仕事はまだ苦手なので、キャベツの千切りなどは、リビングの椅子に座って、TVを見ながら気楽にします。つまり、長時間の座りも、立ちも苦手ってことです。かがむことによる疲れには、うんざりです。
まだまだ、頼らざるを得ない私ですが、なるべく甘えず、常に自重するってことが大事なんでしょうね。