営業に関する本を読んでいて思い出した。
実は僕も一度だけ、真剣に営業をやろうかと思ったことがる。
自分はバックの仕事ばかりをしていることに引け目を感じ、少しでもそういう意識を大切にしようと思って参加していた「営業勉強会」に来ていたソニー生命の支社長に誘われたのだ。
面白そうだと思ったし、相当真剣に考えたが、結局やらなかった。CFP持ってるなら○○万円コミットするよと言われた額よりも多い給料を今もらっていることを思えば、それは正しい選択だったのかもしれない。
しかし、このプロセスから学んだことはすごく多かった。プロというのはどういうものなのか...
・きちっとメールを出す、期限までに提案書を作る、お礼状を書く...そんな当たり前のことをちゃんとやるかやらないか
・ビデオで自分の話し方を見て、徹底的に練習する
・約款の内容をちゃんと読んで理解する
・メソッドに沿って努力して練習すれば、スキルは身に付けられる
別に何も難しいことはない。ただ当たり前のことをちゃんと「続け」られるかどうか、タレントがなくてもできる仕事だと言われ、確かにそうだと思った。
とくに当時スピーチの世界に没頭していた僕は、コンテストに勝てなかった悔しさをバネにビデオカメラを買って自分のスピーチを見たりしていたときだったので、そういう練習の仕方には共感するところが大きかったし、そうすればできるようになるという感覚もあった。
確か、2001年秋の話。
自分が人と人間関係を作ろうとするときに自然に取る行動の中には、ここから影響を受けたものも多い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます