Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

価値観

2006-05-23 23:23:39 | Thoughts
面白い体験をした。

そういうところに連れて行かれたのは2年ぶり、生涯で3回目。自分もそれなりに歳をとって、多少のことではドギマギすることもなくなったし、今回は「常連」と一緒だったので待遇もよく、3回の中では一番楽しかった。けれども、結論からいうとやっぱり僕にはすごく楽しいという場所ではなかった。


僕は元来酒は強くない。あんまり飲むと酔っ払うより先に気分が悪くなる。だから記憶が飛ぶほど楽しかったなどというのは経験したことがない。だから思いっきり飲んで発散するなんてことはできない。

自分は相手の出方を見て、まず話を聴こうとする(少なくとも自分ではそう思っている)ので、初対面の人間と楽しく話を「する」というのはむしろ気を遣ってしまって疲れる。やっと距離感がわかってきたと思ったら、すぐに席を立たれて、入れ替わり違う人がやってくるのは正直言って苦痛だった。

だいたい自分は真面目な話が好きなので、そもそも場に合わない。どちらかといえば、かわいい、きれいよりも、話ができる聡明なタイプの女性が好きだ。10も20も上というのはまた別だが、歳は自分と同じか上でも一向に構わない。だから、年端もいかない女の子にタメ口きかれて他愛もない話をされてもとくに嬉しいということはない。

何よりも自分の中で一番すっきりしないのは、彼女達の働く動機だ。いわゆる風俗と言われるところで働く女性の動機についてはあるを通して割り切れた。しかし、彼女達がどういう信念でどういう付加価値を提供しようとしているのか、そんな意図が読みきれなくてどこか冷めてしまい、楽しくお話という気分になれない。


別にここでイイ子ぶってモテようという気はさらさらない。そりゃぁ、若くてきれいな女の子が隣に座ってお酒作ったりおしゃべりしたりしてくれるんだから、僕もまったく楽しくないということはない。ただ、そこへ行くなら別のことをする方がいいかな...旨いもの食うくらいなら車に金かけるほうが好きという人がいるのと同じ。価値観の違いだ。前々から進んで行く気はしないと思っていたが、どうしてそう思うのか今回はっきりわかって面白かった。

だから、当たり前だけど、連れて行ってくれた親友を責める気もないし、増して、そこに真面目に働くまともな女の子達をどうこう言う気なんて微塵もない。

むしろヤツに比べたら自分はあんまり面白みのない男なんだろうなとも思う。でも、僕にとっては幸か不幸か、気の合うひとと旨いものを食う方が気楽だし、無線LANのあるスタバで好きなだけ時間を過ごすことの方が性に合っているのだ。

ヤツはそれが楽しそうで、絵になっていた。話題づくりもバッチリだし、女の子のあしらいもうまい。それはそれは見ていて小気味いいものだった。

まぁでもさ、今度行くときは「その価値がわかる」他の人と行きなよ。そりゃぁ楽しくないこともないけど、俺と行ってももったいないだけだからさ。今度はもう少しゆっくり話をしよう。