Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

買い換えるか?

2006-05-20 22:33:00 | Drive
結局車検の内容の確認の電話があったものの、営業担当からは何の連絡もなく、約束の土曜日には粛々と車検は完了した。さすがにここまでコケにされると、まだまだ人間ができていないので、癪に障る。ひととおり車検の支払いを済ませると、店長はいらっしゃる?と応対した技術担当に話をした。何も知らない店長はその場で話そうとするので、個別に話したいんだけどと離れた席で切り出した。

「私は本当に残念ですよ。銀座で見て感動してほとんど買う気でいたのに、ご存知のとおり試乗までしたのに、こうして粛々と車検が完了しちゃうって一体何なんですか?」

昔メカニックだったという店長はいかにシルフィーが日産にとって自信作なのか、プリメーラP10に匹敵する唯一の車だと話し、もしよければ車検代をチャラにするくらいの努力をしますのでもう一度考えてもらえないかという。じゃぁお願いしますと店を後にすると、翌日遅くに営業担当から見積もりが届いた。Webで徹底的に調べていたので、いろいろと電話で質問してみたが、いまいち答えが判然としない。「銀座ギャラリーにあるものと同じ内容で見積りしてみました」というがそれは明かに違う。「どんなモデルが飾ってあるのかご存知ですか?」と訊くと「実は知らない」との答え...。革シートを選びたいんだけどというと、それは設定がありませんという。いや、あるモデルを選択したら革シートになるでしょ、と言ってもすぐにわからない。アクシスってのがありませんか?というと、やっと「そうですね、それなら革になりますね」だってさ。

それでも店長がああ言うほど走りがいいのか試してみたかったので、「今度は高速も乗ってみたいのでもう一度試乗させて」と言って土曜日に乗ることにした。せっかく火のついたこの気持ちを尊重して、しばらくくるま選びで時間を潰すのも悪くはないかなとも思った。

土曜日当日、チャイルドシートを付け替え、いざ出発。やっぱりプリメーラの硬い感じにくらべるとふわふわした感触。スピードを出すとシートのやわらかさがやけに気になる。もう一度走ってみて、残念ながら満足という感じにはなれなかった。

店に戻って、見つけてくれた革シート仕様のシルフィーのある店舗を教えてもらい、見に行った。シートはいいのだが、内装のパネルの色がイマイチ。フルエアロの仕様もどちらかというと自分には合わない感じがしたし、ここまでくると標準仕様よりかなり高い。悪くはないがどうなのかなという印象を持った。

ついでにその店の傍にあるWebやフリーペーパーに出ているベンツを多く並べているマツダのディーラーを尋ねてみた。97年のE320が乗り出し150万。好きで仕入れもしてるというメカニック曰く、維持費は日本車と変わらないとのこと。診断器がないので正規ディーラーに持ち込んで見てもらって、その結果にもとづいて自分で直すそうだ。確かにそこまですればそれなりの価格でベンツを楽しめるのだろう。確かに安いが、しかし、そこまでしてベンツに乗るのか。そんな現実を知ると、シルフィーもものすごく割高にも見えてくる。

正直迷ってしまう。こうなると買い換えようという気持ちが萎えて、がっくり疲れてきた。日産には、車検のときに間に合わなかった残りの部品が来たときに、話をしましょうとだけ連絡しておいた。