Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

場面を描ききる

2005-06-25 00:36:53 | Speech
今日もアシスタントをしているコースでひとつスピーチをした。

今回の課題は「人を感動させるスピーチ」。トレーナーから内容はビジネスに絡むことでというお達しが出ていた。僕は最近の出来事で自分が少し涙したことを選んだ。

もちろんまだまだ決して満足のいくものではないが、僕にはトーストマスターズクラブやこのコースを通して手に入れた自分なりのスピーチスタイルがある。でも、あえて自分のスタイルは置いておいて、このコースで教える手法、すなわちトレーナーの意図のとおりやってみようと組み立ててみた。自分はトピックを見つけてきて、監督の指示通りに表現しようという俳優のつもり。

「そこまで言うなら、お前の言うとおりにやってやる」

というくらいの気概で、これには自分のスピーチのスキルとプライドのすべてをつぎ込んで取り組んだ。最初は当初の感動をなかなか取り戻すことができずにこの内容でいいのかって迷いもしたが、あるときに電車の中でスピーチをイメージしているときにその場面の感情がよみがえってきて泣けてきてしまった。

それからは早かった。まだ、自分なりの解釈の中でだが、僕がイメージする(あるいは今の僕がイメージできる最大限の)トレーナーの意図を取り込んだスピーチができあがった。

前回の鬼の課題を乗り越えてからというもの、人前で自分に正直になることに抵抗がなくなってきている気がする。練習(リハ)も直しなしで一発クリアー。

実際クラスでやってみたが、その表情から聴衆が確実に聴いてくれたのはわかった。しかし、どう受け取られたのか...自分のスタイルでやるときは、期待するフィードバックをもとに何となくでも判断できるのだが、それがわからなかった。

まぁ結果はともかくとして、またひとつ、自分の持っていなかったスキルを手に入れたというより、手に入れかかっている気がする。

もう一歩かな。

来週で12週間続いたコースも最終回になる。