田舎まで持ち帰っていた、島根の木彫教室の作品と、茶托のサンプルは仕上げ、昨日送った。
私の肩に幾重にも覆い被さっていた荷は、少し軽くなったが、
一番重い荷は、まだ下ろせなさそうだ。
11月のすなご染の展示会の作品作り。
毎年、新しい作品を出展しなければならないが、そう簡単に新しいアイデアは浮かんで来ない。
迷いに迷い、悩みに悩んでいるうちに、無情にも時間は過ぎ、
展示会の間際までバタバタしてしまう。
毎年同じ失敗を繰り返してしまうのは、私の煮え切れない性格の性なのだろうか?
絞っても絞っても出て来ないアイデアは、どうしたものか?
“発想力の老化”では、まだ片付けたくないが・・・・。
“学ぶ事を忘れた者は、20歳であっても老人である”
早朝のラジオから流れて来た言葉。
私はまだ、学ぶ事に興味が有るから、実年齢よりは多少若いだろうか?
それでも、若い頃のように、キャッ キャッと飛び跳ねるような感動は、最近無くなっている。
「以前、それに似たような物を見たよ」
「以前、それと同じ経験をしたよ」
私の心は、意地悪く、私の感動を冷めさすような事を、思い出させる。
長く生き、一通りの経験をして行くと、新鮮な感動が少なくなっていく。
それでも新しいアイデアを生み出さないといけないので辛い。
老化した発想力や、感動を忘れた心を、若返らせてくれる妙薬は無いものだろうか?
イヤイヤ、学ぶ事を忘れない事が、若さの妙薬!!
そんな、私も、昨日65歳になった。