きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

新緑には、少し遅し

2017-05-31 09:08:07 | 田舎日記
毎月田舎に帰ると、
必ずMちゃんに会っていたが、

父の介護が無くなり、
田舎に帰る回数も少なくなると、
毎月のように会えなくなった。

今回は、ほぼ3ヶ月ぶりになる。

1週間前に「帰るよ」と、
電話して置いたら、
私が喜ぶ事は何か?…と、ずいぶん考えてくれたようで、
剣山に新緑を見に行くプランを立ててくれていた。

それも、ご主人の運転で…。
申し訳ない。
嬉しくて、涙が出るわ〜

緑の濃くなった麓の道を、車で登っていく。
山の景色も、山のどちら側の道を登るかで、
ずいぶん違う。
この道は杉林だ。
緑というより黒っぽい三角の帽子を
几帳面に揃えたように、
山肌に並んでいる。

不思議だね。
なんでまっすぐ、上に伸びるのだろうね。

林道脇に生えている杉は、
最近は、人手がなく、枝打ちの手入れもできていないようだ。

上に登るほどに、空気はひんやりしてくる。


剣山スーパー林道を7キロ走ると、
ファガスの森 高城がある。

地下足袋王子こと、
冗談好きの楽しいおじさんが
にこやかに迎えてくれた。


ここでは、昼食の鹿カレーを、注文。

山には、日本カモシカがたくさんいて、
それを捕獲して、
このカレーに…、

そう言えば、林道で何匹も見かけたわ。

隣のギャラリーに、

仲間と、撮られた写真が展示されていて、
ひとしきり、自慢話を聞かされた。


そこを出て、4キロ走ると、
徳島県のど真ん中、徳島のへそに、到着。

そこから、反対方向に、
スーパー林道をくだる…。

車の幅一杯の、細くてくねくねの、山道。
谷側には、所々に落下防止柵があるが、怖っ!

山側は、山肌が崩れ、大きな石が道の柵に転がり落ちている。
いつ、崩れてくるか、怖っ!

そんな道も、ご主人は手慣れた様子で運転する。

山の反対側は、ブナやシナの樹木が多く、
全く景色がちがうが、

新緑を見るには少し遅かったかな?

「1週間、遅かったね」

それでも、緑が素敵だ。

今日は、下界では31度まで、
気温が上がるそうだか、

山を走る車の窓からは、
緑の風と、マイナスイオンが入ってきて、

こちらは極楽だね。


途中で見つけた滝



少しだけ、水が流れていた。


これは桐の花
初めて見たよ

5時間と少し…
久しぶりに、緑の山を楽しんだ。

紅葉も、綺麗から行こう!
と、誘ってくれた。

見頃は、10月の20日前後だそうだ。

この時期に合わせて帰って来て!
と、念を押された。

一番いい景色を見せてくれようとする
Mちゃんの気持ちがうれしかった。






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父が植えたユスラウメ

2017-05-29 05:34:28 | 田舎日記
主の居なくなった家にも、

庭の柿の木は、緑の葉を茂らせ
アジサイの花は、
たくさんの蕾をつけていた。

昨年と何も変わっていないのに…。

父が90歳の時だっただろうか?

ユスラウメの小さな木を買って来た。

「え〜 もう植える場所ないのに…」
その時、
私は、不服を口にした気がする。

家の周りは、既に、たくさんの植木や花が
家を取り囲むように、植えられていた。

そのユスラウメの木は、
庭の畑の隅に植えられ、
少しづつ大きくなり、
私の背丈を超えた。

昨年、初めて実を付けたが、
食べる程の数は無かった。

今年は、真っ赤な実を沢山つけていた。

お父さんに、出してあげたら、
なんと言うだろうか?

「甘いのう…」と言うだろうか?

それとも、何も言わずに、
口に入れるだろうか?

そんなことを思いながら、
潰れそうに熟した実を摘んだ。

洗うと、真っ赤でルビーのように輝いた。

ガラスの器に入れ


「お父さん、今年の初物、先に召し上がれ」

仏壇に供えて、手を合わした。






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良かった❗️生きていた❗️

2017-05-28 20:49:23 | 田舎日記
田舎に帰って来た。

2週間、戸を閉め、風の入らない室内は、
猫のトイレの臭いが充満していた。

戸を開けるより先に、呼んだ。
ミーコ ミーコ

いつもなら、ニャーンと鳴いて、
顔を出す筈のコタツの前で、
何度呼んでも、鳴き声がしない。

締め切った真っ暗な部屋に充満する悪臭が、
もしや…と、思う不安を掻き立て、

こたつの布団を、怖くて持ち上げられなかった。

遠くで、ニャーンと、呼ぶ声が聞こえた。
風呂場から、痩せ細った体で、出て来た。

良かった❗️生きていた❗️

雨戸を開け、2週間ぶりに、室内に風と光を入れた。
素足で歩けないほど、汚れた部屋に、掃除機をかけ、雑巾で拭いた。
猫のトイレを洗い、砂を入れ替え、餌や水を変えた。

帰って来て、勝手口に、荷物を置いたまま、

私は、時間も、空腹も忘れ、

猫を放ったらかしにしている事の
罪滅ぼしのように、
無心で掃除をしていた。

これが、いつまで続くのか?

もっと生きて欲しいとも思い…
それが残酷な事のようにも思い…

それでも、顔を見ると、
よく生きていてくれたね…と、
感謝した。










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キャリーバックに手書きで、リメイク

2017-05-27 08:27:16 | 染色
カーテンから差し込む明るい光で、目が覚めた。
一瞬、寝過ごした…と思ったが、
時計を見ると、5時半だった。

カーテンを開けると、眩しいほどの明るい光が、目に飛び込んだ。

マンションや、建物の白い壁が、
光を反射して、
一層眩しさを拡散していた。

今朝は、海と空の境目もクッキリ…。
気持ちいいなぁ〜〜
この爽やかな5月の朝も、もうすぐ終わりになる。

勿体無い、今朝も、トーストとコーヒーを持ってベランダに出た。

アッ‼️植木に水をやらなきゃ‼️

思い立ったら、後回しできない性格。

ジョロに水を入れ、ベランダとキッチンを数回往復していたら、
すっかり、コーヒーもトーストも冷えてしまった。

明るい日差しの割には、風は思った以上に、冷たかった。

また田舎に帰る。
父の居なくなった家に一人(1匹)残してきた猫の、様子を見に帰る。

長くは居ないのだから、荷物は着替えだけでいい。

大きなキャリーバックは必要なかったので、
昔使って居た、小さなキャリーバックを出した。

布製の紺色のキャリーバックだが、
これには、苦い思い出があった。

田舎からの帰り、終点に着き、バスの下の荷物入れから、
紺色の小さなキャリーバックを取り出し、電車に乗って帰ってきた。

自宅に着くなり、電話が鳴り☎︎
「キャリーバックを、お間違えになられて居ませんか?」
バス会社からの電話だった。

いくら疲れて居たとはいえ、
人様のキャリーバックを、何の疑いもなく持って帰るとは…

大きさも同じくらいだったし…
何より、どこにでもある紺色がいけない…
(みんないけないのは、平凡すぎたキャリーバック⁈)

そんな事があり、新しいシルバーの大きなキャリーバックに、買い替えたのだった。

久しぶりに出した。
やっぱり平凡…。
そうだ!
また、思いついたら即行動…。

絵を描こう!
夜中の11時までかかって、完成‼︎
それがこれ‼︎


もう間違えないでしょう。











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のんびり…ゆっくり…

2017-05-26 08:07:54 | 日記
朝から大雨

今日は、いきいき体操、3回目の日

ずっと続けようと始めたばかりなのに、
3回目で、休むわけにはいかない。

歩いて行こうか…。

幸いにも、9時過ぎから小雨になった。

少し早目に家を出て、公民館まで歩いた。

20分前に着いたのに、もう満員。

血圧測定のため並んで待っていると、
私の後ろで、「雨だから少ないかと思ったら、今日も多いなぁ」と、
私と同じ感想の、声が聞こえた。

小さな室内は、これ以上椅子が並べられないほど、参加者が多い。
それだけ、誰もが健康な老後を気にしているのだろう。

手や足が隣の人に当たらないよう、
気をつけながら、体操をしなければならなかった。

体操が終わって、
雨上がりの公園を散策。

1週間前は、紫陽花の蕾を探して写真を撮ったが、
1週間で、蕾は大きくなっている。


花が咲いているのもあり…


また、1週間後が楽しみだ。


雨上がりの緑の中で、
ピィピィピィーと、雀が2羽、3羽と、仲間を呼びあって遊んでいる。

のどかだね…。

こんな時間を楽しめる自分がいて、ビックリ‼️

ゆっくり、のんびりにも、少しは慣れてのかな???

また、ゆっくり、雨上がりの道を歩いて帰ってきた。





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