若葉の山に迎えられ

昨日、田舎に帰って来た。

帰ってくると、Mちゃんに電話をして、買い物に連れて行ってもらう。
それが、もうそろそろ4年近くになる。
連絡が少し遅れると、父の具合が悪いのか？…と、心配してくれる。

今朝も、早速、買い物に連れて行ってもらった。
いつものように、山を越え香川まで、山道を車で走ってくれた。

先月この道を通った時より、
山の景色は、大きく変化していた。
山肌は鮮やかな若葉色に覆われ、ふっくらと穏やかな表情で迎えてくれた。

その若葉は、1枚1枚が明るい日差しを受け、
キラキラと眩しく輝いて見える。

うっすらとピンクの塊を見せたいた山桜は、若葉に変わり、
その後を、山藤が薄紫の塊に染めていた。
なんと美しい！
春夏秋冬、山は魅力的な姿を見せてくれ、何度来ても飽きることはない。

丁度1年前‘‘春山をいく”という題で、ブログを書いた。

その頃は、5～6時間、家を空けて出掛けることも出来る程
父の看護にも余裕があったが、
今は、せいぜい2～3時間が限度。

到底、山には行かれない。

ずいぶん寂しいが、
こうして香川に買い物に出かける道すがら、
山を眺めるだけでも、心が慰められる。

最近、目に見えて少食になった父が、
珍しく「お刺身が食べたい」と言ったので、
新鮮なお刺身も買って帰った。
少し遅くなった昼食に、
新鮮な内にと思って、食べてもらった。

無言だが、口に運ぶ箸の速さで分かる。
美味しそうに食べてくれる姿を見るだけで、嬉しくなる。

大きな喜びは求めないが、
こんな些細な喜びが、明日も介護を続けさせるのだと思う。

HMさんと染色

昨日は快晴‼︎
初夏を思わせる青空に…。
それが、今朝は、分厚い雲に覆われ、
お天気は下り坂
午後から雨になりそうだった。

今日はHMさんが来られ、一緒に染色をした。
HMさんは、17日の染色のお稽古にも来られたので、
今月は2回目

今日は、Tシャツの生地を2着分染められた。


これは、塩化ビニールパイプで絞った嵐絞りという技法

直径１５センチほどのパイプに布を巻き、押し寄せてシワを作り、
リアック染料を刷毛で塗布した。
後で染めた、茶色のポイントもいい感じ
HMさんには珍しく、和風な染めに仕上がった。

2着目は、リアック染料のぼかし染め

ビニール袋に布を入れ、染料を振りかけて揉み込む。
これを2～3色繰り返す。
いい色に染まっている。
染め方が浅漬けのようなので、
浅漬け染め…と、名前をつけようか？…と大笑いした。

HMさんが以前に染めていた布

バックインバックを作るため、
光沢バインダーで、コーティングした。
どんなバックが出来るのか、楽しみ‼︎

私も染めた。
半袖のTシャツ

手でシワを寄せ、リアック染料で染めた。


これはスレン染料で染め重ねたTシャツ。
4色の染料を使っている。
思いの外、私好みの色に染まって、大満足

マーブル染めのショルダーバック

木彫りの製作が完了し、
気になっていた押し入れの整理をしていた。
最初は、着ていない服を整理するつもりだったが、
服は、なかなか捨てられなくて…

ゴソゴソしていると、引き出しの中に、展示会で売れ残ったハンカチが、
結構沢山溜まっていた。

以前のように、染めた綿ローンのハンカチは売れなくなった。
大判で、スカーフにもなるが、
今は、スカーフよりストールの方が流行のようだし…。
今年の展示会で販売しても、売れないだろう。

このままタンスの中で、ため息の元になるしかなかったハンカチを、
ポケットティッシュカバーにリメイクすることにした。

ポケットティッシュカバーも、以前は作って売れば、完売したものだが、
最近は売れ残ることもある。
他にリメイクする物も浮かばないので…

１０個作った。後１０個は製作途中。


同じように、引き出しの中で見つけたマーブル染めの生地。
昨年、バックインバックを作る予定で、染めておいたのだが…
気持ちばっかり先行して、行動が付いていかない。

タンスの肥やし…になる直前、目に付いて、
やっと行動に…

マーブル染めの生地は、キャンバス地。
少し生地が足りない分は、キャンバス地を紺色で染め、
光沢バインダーでコーティングした。

裏地、皮のショルダー紐1本、D缶２個、を準備


光沢バインダーは塗布後、自然乾燥して、アイロンで固着すると、
ビニールのようなツヤが出て、防水効果もある。

ただし、生地が固くなり、ミシンの滑りも悪くなり、
縫いづらくなる。
今回は、マチを付けたので、余計縫いづらくなり、4時間かかって、やっと完成‼︎
手提げと、ショルダーの2WAY




大きさも、これ位有れば、財布とスマホと鍵は入る。
口にマグネットホックを付ければ良かったかな⁉︎

出来上がりは、まずまずの満足度

今度は、柿渋染で作ってみよう…

まるごと猫フェスティバル2016

まるごと猫フェスティバル2016が、阪神百貨店8階で、
4月20日～26日まで開催されている。


案内状は貰っていないが、
今年も、浜野生久先生が、出展されているだろう…と思い出掛けて行った。

今日はいい天気、暖かい

電車で、阪神百貨店に着き、8階に上がって行く…。
会場内は、猫 ネコ ねこ

猫フェスティバルなのだから、当たり前だが、猫ばっかり！
でも、可愛い猫が多い。
最近は、猫ブームなので、若い女性の作家さんが多いのも、分かる気がする。

可愛い猫のイラスト、ぬいぐるみ、猫の絵や、アップリケの付いたバック、
猫耳のついた毛糸の帽子、Tシャツ、
アクセサリーを出展されている作家さんも多い。

どれも個性的な作品。

可愛い猫と言っても、猫が苦手な人もいるだろうが、
今年は、特に可愛い華やかな色の猫が多い。

可愛いまん丸な目で、こちらを見られると、
イラストの額だと思っても、
顔も心も緩んでくる気がする。

会場を1回りまわってみたが、
肝心の、浜野先生がいらっしゃらない。

いつもは、たくさんのTシャツや小物を出展されていたのだが、
何度も会場を探してみたが、
やはり、今年は出展されなかったのか？
何か不都合が出来たのだろうか？
心配になる。

1年振りにお会いするのを楽しみにして、出掛けてきたが、
残念！

早々に会場を出て、帰ってきた。

顔料のぼかし染め

今朝は雨
ここ数日、晴れと雨が交代でやってくる。

６時には起きたが、
ONのスイッチが入らないまま、ぼんやりとしていた。

昨日までは、遅れていた島根の木彫サンプル作りで、
時間にも、自分の責任感にも、
背中をグイグイと押され、気の抜けない日々を過ごしていた。

今日ぐらい、ゆっくりしても、許されるだろう。
そう思って、ダラダラしていたら、
玄関のチャイムがなった。
まだ、９時前…。

午前中に配達を、お願いしていた宅急便が届いたようだ。
慌てて出たが、
頭には、セット中のカーラーが、付いたまま。

まさか、こんなに早く届けてくれるとは…。
何時もはちゃんとしているのに、今日に限って…。
あぁ～恥ずかしやぁ～‼︎

田中直染料店に注文していた染色材料が届いた。

今月のパンフレットに紹介されていた技法
簡単ぼかしTシャツ染め…に興味があって、材料を注文しておいたのだ。


早速、届いた荷を解き、準備した。

最初は紹介されている手順通りやってみる。

材料はこれだけ

サンカラー＋ニジムカラー＋オギザールF を混ぜて、染液を作る。
ガラスコップにハンカチを被せ、輪ゴムで止め、
コップの内側に筆で水を塗る。
染液を筆に付け、コップの内側に描く


暫く置くとコップの淵まで滲んでくる。
色が広がり過ぎないように、ドライヤーで乾かし、
アイロンで色を固着させ、完成‼︎

説明書通りしたのに、納得がいく染めにはならなかった。

コップを使わず、伸子を張って、手描きをしてみると、
自由にぼかしが出来る。


手描きもいいかも‼︎

このボカシを作品に、どう使えばいいか？
まだまだ、試作を続けなければ…。