田舎に帰るバスの中で

我が家に13日の滞在
もう今朝は、田舎に帰るバスの中にいる。

夏休みも、終わり！
満員だったバスも、また元の5〜6人の乗客になっていた。

朝4時の起床だったので、少し寝むるつもりだったが、
エアコンの効き過ぎたバスの中は肌寒くて
すぐに目が覚めた。

陽のあたる窓際に席を移動して、
閉めていたカーテンを開けると、
冷え切った身体に、
射し込む陽射しの暖かさが、心地良かった。

台風が過ぎ去って、また陽射しも気温も元に戻ったようだが、
湿度が無いので、爽やかだ。

雲ひとつ無い空は、もう秋の空

畑の稲穂も、重たそうに垂れ下がっている。🌾

もう何十回、この山を見て、この橋を渡ったことだろう。

それでも、毎回違う景色に見えるのは、
毎回、違う思いを抱え、このバスに乗っているからだろう。

入院していた父は、2日前に退院して
自宅に戻っている。

まだ、体調は本調子で無いというが、
よく、今年の猛暑を乗り越えてくれたものだと思う。

9月に入り、
秋風が吹いてくれれば、
父の体調も、機嫌も良くなるはず…。

介護の為の往復のバスも、
あと3回すると、今年が終わるよ。

そして、また、新しい年が、元気に迎えられますように…

当たり前だったことが、
当たり前で無くなり、

目標になり、
希望になり、
願いになっている。

ミシンステッチのブラウス

朝から、結構な量の雨が降っている。

2日前までのギラギラと眩しい光が、
雨空に消されると、
季節が一気に変わったように涼しくなった。

目に見える空も海も
紗を掛けたように降る雨で、灰色に霞んで見える。

ずいぶん久しぶりの雨だった。
ホッとしているのは、
カラカラに乾燥していた空気や、木々の葉だけでは無い。

私の肌や心にも、心地よい潤いを与えてくれた。

昨日から製作を始めた
今月予定していた最後の1枚が、
今日、出来上がった。

ミシンステッチのブラウス




染色作品⁇⁇…と、言われそうだが、

ポケットは、黒に染めている

それも結構、黒に拘って…
こんな小さな布なのに、2回も染め直したりしたのだ。

前回は、Ｔシャツにミシンステッチをした作品を作ったが、

メリヤス生地にミシンステッチを掛けると、
針で、生地に穴が空く心配があり、
実用的では無いような気がしていた。

そんな問題点もあり、
今回は綿の生地で製作
思いっきり沢山のミシンステッチを入れ、ブラウスに縫製した。

ミシンも、布を縫い合わせるだけで無く、
こんな風に、ミシンステッチをデザインとして使うのも

面白いと思う。

息子にTシャツを

台風の影響か？
どんより重たい曇り空

部屋の温度計は28度
2度違うと、こんなにも涼しいのか？…と、思うほど
涼しく感じられた。

いつも、キンキンに冷えたアイスコーヒーを
朝1番に、目覚めの身体に流し込むのだが、
今朝は、ホットコーヒーを飲みたいと思えた。

田舎から帰ってきて、10日が過ぎている。
（早っ‼︎）

10日間、近くのスーパーに出かけることは有っても、
少し遠出の外出をする余裕のない程、
予定がぎっしり…

ほぼ毎日、展示会の準備や、染色のお稽古をしていた。

猛暑にも屈せず、
孫に振り回された疲れも、気合いでふっ飛ばし、
愚痴る暇も、
ため息をつく時間も惜しんで、よく頑張ったよ。

頑張った結果、
今月予定していた製作は、順調に進んで
消化できている。


今日は、いつも留守の間、家を見に来てくれたり、
ベランダの植物に、水をやりに来てくれる息子に、
お礼と、

10月1日の誕生日プレゼントを兼ねて、
Tシャツを染めた。

（安上がりだな‼︎）😅


Ｔシャツに細かく手でシワを寄せ、
浸染用防染糊を、シワの上に塗布して
乾かし、
熱湯で防染糊を固着させ、
スレン染料で染めた。

きれいなグレーに染まり、
防染糊を塗布した後の模様も均等に出ているので、
これでOK‼︎

その後、ストールも染めた。
麻と綿の混紡のストールだが、

この素材は、首に巻いていると、ボリュームがなくなり、
貧弱になってしまうのが、
なんとも惜しい⁉︎

グレーと、バイオレットに2枚染めて、

2枚を重ねて、縦に中心をミシンで縫って止めた。

1枚でも2色には染め分けられるが、

2枚重ねたら、充分ボリュームの有るストールになる。

HMさんと染色

まさに招かざる客…台風が日本に向かって来ているらしい。

29日の月曜日に染色の来られる予定だったHMさんが、
台風の影響を避けるために、今日来られた。

今日も、風が部屋の中に、よく入って来て、
涼しい1日となり、
染色もやり易かった。

HMさんは、黒いメリヤス生地を持って来られていた。
これをスレン染料で染め、Tシャツを縫われるそうだ。👚

いつも、こんな風に染めたいと、自分の考えをはっきりと持って来られる。

黒い生地を、窓のような格子に染め、その中に色を入れたいと言う事だった。

その要望に応えられるように、
私も、頭をフル回転させて、技法を考えなければならないが、

縫い絞りはしたくないと言われるので、
ますます難しい。

すでに黒く染まっている生地でも、
スレン染料なら、先の色を抜き、色が染められる。


最初に、生地に細かくシワを寄せ、
2回染めを繰り返し、生地全体に模様をいれた。


その後、屏風だたみにして、

板締めを、縦、横と、方向を変えて染めた。


格子は、はっきりとは出なかったが、

窓から、夜空を見ているような、素敵な染めになった。

フックドラグの布を染める

今日は風もあり、
部屋の温度計も29．5度と、30度を下回った。
久しぶりに、エアコンも扇風機も必要なかった。

身体が気持ち良いと、心も気分が良い

昨日も今日も、染色をしていた。
晒しを買ってきて、紫や紺やブルーなど、
少しずつ色を変えて、5色染めた。

それを1メートルの長さにカットして、
2センチ幅のリボン状にロータリーカッターでカットした。


田舎に帰るまでに、全部カットして、持ち帰るつもり。

父の退院は、まだ目処が立たない状況だ。

95歳になると、体調も日毎に良かったり悪かったり…で、
以前のように、順調に回復とはいかないようだ。

いつ退院できるかわからないので、

病室でも、出来る仕事を…と、考えて、
フックドラグを準備した。

これなら、父のそばで編んでいられるだろう。

これを編んで、バックがうまく仕上がれば、

展示会で披露できるかな⁇