今回は田舎に帰るのが、3日遅くなった。
どうしても、外せない用事が有ったのと、
急な依頼も有り忙しかったのだ。
5月末に、友人の絵画展が有ったが、
友人が会場にいる日は、時間が取れず、次の日に一人で出かけた。
線描淡彩画と言う聞きなれない絵画だが、
墨の濃淡と、細い筆の柔らかな輪郭線の中を、淡く溶けそうな色で彩色された絵画で、
優しく嫋やかでもあり、凛とした強さも感じられる。
会場の中は、外の騒々しさを忘れさせてくれるよな、穏やかな空気が静かに流れ、
品の良い絵画は、描かれる上品な人を想像させる。
友人は2点出展されていた。
難しそうな細い筆の線も、丁寧にイキイキと描かれていて、
何事も真面目な友人らしい作品だなぁ~~と感心したが、
忙しい友人の努力の成果に、直接「すばらしいね」と言ってあげられなかった事を後悔した。
成 朝霞先生の絵画展が近鉄百貨店上本町店であるとお聞きして、
ぜひ見せていただこう!
もうしばらく感動の余韻に浸っていたかったが、会場を出て帰途を急いだ。
田舎に帰る前にしなければならない事は、まだ有った。。
島根のお稽古に使う木彫り作品を6人分を準備して、追加で注文の有った茶托も急いでデザインした。
佐竹藍月先生から、東京の“STAGE悠”で開催される、
東日本大震災の被災地復興支援チャリティーフェアに、
出品のお話を頂き、急いで作品を制作して送った。
田舎に帰る間際までバタバタしていて、
結局、行きたかった、成 朝霞先生の展示会は行くことが出来ず、
悔しい思いを抱えたまま、今日の夕方、田舎に帰る高速バスに乗る。