孫の甚平！

8月1日は、香川に住む息子の孫の誕生日
プレゼントは、おもちゃか、服か…と思って買いに出たが、
途中で、孫の好きな、新幹線柄の生地を見つけ、
甚平を縫ってやろうと、考えが変わった。
これが、大変の始まり！

私が持っている本は、甚平の製図は載っているが、
実物大の型紙が付いていない。
これから、製図を引く作業には、時間も手間もかかる。
型紙の付いている本を買った。
可愛いモデルの写真に、孫を重ねあわせて、ニヤニヤ！！
俄然、張り切って始めた。

型紙を写し、細かな印やノッチを入れた。
初めての甚平の縫い方は、洋服とは違い、
縫い代は袋縫い、脇は伏せ縫い。
袖付けは、筒になっているので、
わざわざ、ポータブルのミシンを出してきて、フリーアームで縫った。

本を見ながら、製図から3日掛って仕上がった。
写真に撮り、またもやニヤニヤ！！
初めてにしては、上出来！…と、思ったら、欲が出て来て、
上の5歳の孫と、まだベビーだが下の孫にも作ろう！！

その日の内に、生地を買いに行った。
考えてみれば、1枚3日掛ったのだから、2枚なら6日。
生地を買ったのが27日、
宅急便で送る日も数えれば、8月1日には間に合いそうにない事に、
生地を買った後で気付いた。

とにかく急いで、型紙を作り、裁断して、ミシンで縫う。
いくら急いでも、マンションなので、ミシン掛けは、朝9時から、夕方6時まで。
ミシンも私もフル回転で動いた。
何とか29日に出来上がったが、疲れ果て、
下のベビーの分を作る気力も時間も無くなった。

取り急ぎ、2人分を荷物にして、宅急便に預けたら、
ホッとしてか、いつの間にかウツラウツラ！！

出来上がりを購入すれば安くて買える。
それでも、不衛生な工場で、愛情の欠片も無い人達の手で縫ったのものより、
おばあちゃんの、手間と愛情を一杯かけた方が、良いに決まっている。
大いに、独りよがりだが…

 

リアック染料のファンタチック染め！

24日には、ＨＭさんが今月は2回、お稽古に来られた。

外は、真夏のようなカンカン照りだが、部屋には海からの風が、程良く通り、
染色作業もしやすかった。

ＨＭさんは自分で服を縫製できる腕を持っている。
（頼もし～～い！）
布を染めてブラウスを作ると、準備されて来ていた。
布を屏風畳みして、リアック染料で、ファンタチック染にした。
自然に色が溶け合うような、柔らかなグラデーションがきれいに染まったと、
思ったが、
先に染めた、黄色が入り過ぎたようで、
「少し派手！！」と、気に入らない様子。
今日は、ここまでで終了して、
次回、この布に違う技法を加える事にした。

昼食は、先日行った香川の栗林庵で、買って帰って来た
オリーブラーメンと、醤油豆と、ＨＭさんが買って来てくれたサラダ。

オリーブラーメンは、縮れの無い冷麦のような綿で、腰が有り、
塩味のスープもあっさりして、美味しかった。
これは、リピート出来そう！！

おやつは、ＨＭさんが持って来てくれた、大きな抹茶シュークリーム。
抹茶味だ！！
こちらもペロリと完食！

私は、先日行った香川のワークショップで、
顔料で染めるファンタチック染を、教えて貰ったが、
それをリアックで染められないか？挑戦してみた。
リアック染め

リアックのファンタチック染め
　　

う～～～ん！！
これから、まだまだ研究する余地が有るかな？？
来月、皆が来たら相談してみよう。
迷った時は、皆の的確な意見が、すごく参考になる。

栗林庵のすなご染展 2

栗林庵でのすなご染展の、お手伝い2日目の22日
連休明けの平日とあって、栗林公園の入園者はまばらで、
栗林庵に入ってくる人も少なかった。
展示会も、今日が最終日
ワークショップは、昨日で終了していた。

「頑張って来ます！」と、
朝、先生に見送っていただいて、出て来たものの、
この元気も、空振りに終わりそう！！

人が来ないからと言って、暇そうにもして居られない。
展示品を並べ替えたり、してみたが、
狭い場所では、さほど時間も潰せなかった。
　　
　　

香川の石の民俗資料館で、毎年11月に、すなご染展を開催している。
その時に、香川の先生の元で勉強されている生徒さんとお会いするのだが、
軽く挨拶を交わすぐらいで、
ゆっくりお話をする時間も無かった。

今日は先生の生徒さんが2人、当番で来てくれていた。
染めの話や、たわいもない話で、少し時間をつぶせたが、
展示会場を覗いてくれる人も無く、
1日中、閑古鳥が鳴きっぱなし。

4時半に、作品を片付け、展示会は終了！
私も、5時22分の高速バスに乗った。

お昼に、パンを1個食べたきりで、空腹だったのが原因か？
喉が渇いて、バスに乗る前に飲んだ、ミカン水がいけなかったのか？
久しぶりに、車酔いをしてしまった。

2日間、楽しい思いをしたのに、
最後の最後で、しくじった。

 

 

 

栗林庵のすなご染展 1

21日　22日の二日間　香川の栗林庵で開催されている「すなご染展」の、お手伝いに行ってきた。
21日は、朝8：05分の高速バスに乗り、栗林庵には10：30分に着いた。

連休日とお天気に恵まれ、栗林公園にも人出が多かったようで、
栗林庵のワークショップにも、夏休みの子供たちや、若いカップルが来てくれた。
ワークショップでは、ハンカチが1,000円　うちわが500円で、
染めの体験が出来る。
　

子供たちには、うちわが人気で、夏休みの宿題が出来たと大喜び！！
うちわの完成に、誇らしげな笑顔を見せてくれる。
子供の無垢な心は、色使いにも表れ、大人には真似のできない色彩感覚に驚かされる。
このまま元気で、素直に大きくなってほしい！！
昨今の子供の事件を思うと、そう願ってしまう。

若いカップルは、二人並んでハンカチを染めたり、
うちわにハートを描いたり…。
仲の良い事ったら…。
決まって、お金を支払うのは男の子！
今頃の男子は優しいね。
若者には、亭主関白なんて言葉は、死語なのかな

そんなこんなで、１日が終了！
夕食は、先生がお店に連れて行ってくれた。
その店内には、先生が染めれれた暖簾が３枚掛けられている。
お店の名前、“水仙”の水をデザインして染められたそうだ。
　　

先生のおすすめの、海鮮丼を頂いた。
お魚が新鮮で、とても美味しかった。

御馳走様でした。

その夜は、先生の家に泊めていただいた。

 

 

蝉の初鳴き？

朝7時半、コーヒーとパンを持ってベランダに出る。
今朝は、やけににぎやかだと、思ったら、
蝉の声？？？だった。

7月初めには、田舎で蝉の抜け殻を数個見つけていたが、
もう、蝉の泣くような時期になったのか？？
今朝は、蝉の初鳴き？？

早朝のベランダは、下を走る車の音に、少し耳をふさげば、
遠くの海も空も、静かに大きく広がり、
海の上の橋を走る車は、滑るように音も無く、
自転車を走らす人も、道をゆく人も声も無く過ぎて行き、
そこには、私の好きな、静かな朝の時間が有った。

そんな景色を切り裂くように、
ジージージーと、うるさく蝉が鳴いている。
「夏が来たぞ～」「うれしいぞ～」
そんな風に聞こえるが、
私は暑いのが苦手！

早朝は、まだ海からの涼しい風が吹いてくるが、
日中は暑くなりそうだ！

梅雨明け宣言も、すぐだな！！