きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

毛糸でフックドラグ

2016-09-29 10:41:17 | 染色
私が田舎に帰ってきてからの父は、
すごく
穏やかな顔をしている。
それも、この数日、体調がいいということだろう。

妹がいた数日前は、体調も悪かったせいで、
すごく不機嫌だと、メールで愚痴って来ていた。

体調も気分も、日毎に良かったり悪かったりで、
大きく山、谷を繰り返している。

元来、人に気を遣い、おとなしい性格の父で、
世話をしてくれる看護師さんやヘルパーさんに、
声を荒げることはなかったが、
最近は、声を荒げたり、
露わに不機嫌そうな態度を見せるようになった。

これも、痴呆のせいなのだろうが、
側にいる私たちの方が、オロオロしてしまう。

そんな父の側でも、出来るものをと、思って
手芸を持って帰ってきた。

麻のジュート生地を染め、
毛糸でフックドラグのアップリケをして、
バックに仕立てる予定

麻のジュート生地は、カーキ色で染めたが、もともと茶色なので、
濃く染まっている。
毛糸は極太を数色揃えた。
ちょうど、セールをしていて、1玉、98円で購入できた


フックドラグ用の台は、今年の春、弟に手作りしてもらったもの。
やっぱり、フープでするより楽にフックができる。


介護や家事の合間に、少しづつ、コツコツやって…



木の実が増えていくのが楽しいね。





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父の介護をする理由は、

2016-09-27 09:02:33 | 田舎日記
田舎に帰るバス停に来ている。
予定より3日早く帰らなければならなくなったのだ。
こうして、毎月田舎に帰るようになって、もう4年が過ぎた。
順調に、妹と交代しながらやってきたが、

親を介護する者も、いつまでも元気で親の世話が出来るとは限らない。
こっちだって、れっきとしたシニアなのだから…

自分が元気でも、家族が病気になれば、たちまち親どころではなくなってくる。

妹の家族が病気になり、たちまち困った。

姉妹二人で親の世話をすると決めたが、

私達にも、4年前の体力は無くなっているし、
父も4年前の父では無くなっている。

4年前の
親孝行をしよう。
今まで育ててもらった恩返しをしよう。

道徳の教科書に出て来そうな、自分の姿に酔っていたのかも?

そんな甘々な考えでは、介護は続かないことを、
最近痛いほど感じる。

そんな折れそうな私の心を、
何かが支えてくれている。

妹の父を世話する献身的な姿だったり、
時々口にする父の「ありがとう」の言葉だったり、
友達のMちゃんの親切だったり、

そして、世話をする間も無く、
半日で逝ってしまった母の動かぬ口元から、聞こえた気がした言葉かも…
「お父さんを頼むね」…って、

ちょうど、私が田舎に帰っている間の
予期せぬ母の突然の死が、偶然ではない気もして、
私はその日に、
父の介護をする事が、私の使命だと心の隅で誓った気がする。

その母の13回忌を2年前に済ませた。
毎月田舎に帰ると、母のお墓の掃除をし
手をあわせる。
「お父さんが元気でいられるように守ってください」

以前、父に風邪をひかないようにね…と電話で言ったら、
「お母さんが守ってくれているから風邪もひかへん」…と、
返事が返ってきた事があった。

帰ったら、すぐにお墓に行こう。
「お母さん、一人で寂しいでしょうが、もう少し親孝行をさせてくださいね」



























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老いて生き物を飼う事…

2016-09-22 20:34:17 | 田舎日記
台風は過ぎ去ったが、
台風一過とは行かない、どんよりと重たい曇り空。
時々、パラパラと小雨が落ちてきていたが、
夕方から、激しい雨になった。
まだ台風の影響を引っ張っているようだ。

父は来月、ショートスティの予約が取れた。
慣れてもらう為に、4泊5日行くことになった。

父以上に、預ける私たちも介護施設の対応やサービスが気になり、
多くの不安はあるが、
長く介護をしていると、
自分たちにも予期していなかった事態が起こってくる。

最後まで、自宅で看取ってあげたくても、
父と同じように、私たちも歳をとり、体力も衰えてくる。

人に言われていた「介護は大変だよ」の言葉が、
分かり始めてきた。

父の不安そうな顔を見ると辛いが、
今後のことを思うと、少しづつショートスティを考えないと、
介護を続けられなくなっているのも事実だった。

父のショートスティは、予約が取れ、なんとか解決できそうだったが、
他にも問題があった。

留守の間、老猫をどうするか?
もうフラフラしている状態の猫を預かってもらえる人もいないし…と、言っても、
自分で餌を食べられない猫を、4〜5日も放って置けない。

困っていたら、自動給餌器があると教えてくれた。
それしか、方法はないので、
昨日ネットで注文したと、妹から連絡があった。

上手くいけば、タイマーで餌が出てくる。
これで、解決出来たと、
ホッとした。

すると、妹からメールが来て、
「金魚はどうする?」

老いて生き物を飼うと言う事の難しさ…
自分の寿命の先がわからないからこそ、
残された生き物の、その後も責任を持って考えておかないと…。

今まで、考える事もしなかった事に直面する事が多くなった。






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風呂敷で作ったエプロン

2016-09-21 21:15:29 | 染色
台風の接近で、外は大荒れの天気

雨は、北側から激しく玄関ドアに打ち付けていた。

その雨が、ドアの隙間から玄関に流れ込んでいたのに、
気づくのが遅く、
靴箱の下に置いていた紙箱が雨を吸って、
半分くらい濡れていた。
この中に、お気に入りのブーツが入っていたはず…。

幸いにも、中のブーツは濡れていなかった。
一瞬、ドキッとして、ホッとしたが、
これが留守中なら、玄関は、ひどい水浸しになっていただろう…
そう思うと、また心配になった。

ドアから雨が流れ込んでいるのにも気付かない程、
朝から、染色に夢中になっていた。

この日は、綿の風呂敷を染めて、エプロンにしようと…

バラの花を型で彫り、
防染糊を塗布して乾わかす。

それを、熱湯に浸して、
グレーの染料で地染めした。

この時、紐の分も別布を染めておいた。
防染糊を塗布した所は、地色の白が残る。

このままでもいいのだが、

私は、型染めしたバラの花の上を、
黒糸で、ミシンステッチをした。


ボールペンで、花の形をなぞって書いたようなイメージで…。

出来上がり

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自画自賛






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浴衣の染め

2016-09-19 20:28:26 | 染色
2週間ぶりに田舎から帰ってきて、
すぐに、浴衣の染めに取り掛かった。

11月の展示会まで、
父の介護のため、田舎に行ったり帰ったりの状態の私には、
そうたくさんの時間の余裕は無かった。

既に、先月型紙を彫り、色も決めておいたので、
作業を始めると、後は早かった。

先に絞りをして、ブルーグレーで染めておいた生地に、
型紙を置き、顔料とバインダーを混ぜ、色差しをした。


こんな感じ

後はアイロンかけて、顔料を固着すれば、
これで浴衣の染めは完成


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