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経産相交代にみる国会議員の人材枯渇と悪習
公職選挙法が禁じる選挙区内での寄付行為に関する疑惑が指摘されていた菅原一秀経済産業大臣が辞任、その後任に梶山弘志元地方創生担当相が任命されました。
大臣交代に際し、時間がなかったため大臣経験者をもってきたのですが、今回の人事について政界に詳しい友人から次のような指摘を頂きましたのでお伝えします。
「大臣適齢期」と言われる国会議員の殆どが何らかの利権にからんでいます。
利権に無関係な議員を探すがむずかしい中で、梶山弘志氏を任命したのが真相です。
しかし、梶山氏は父親(故・静六)の時代から、
東海原発(廃止)、東海第二原発(休止中)の建設及び廃炉利権に関わっており、
関西電力の原発利権問題の適正処理にあたらなければならない立場の経産省としては、
はじめから梶山氏が安泰というわけにはいきません。
さらに、梶山氏は県会議員経験者の父親譲りの政治家で、
「近くの橋の補修工事してほしい」とか「道路を舗装してほしい」程度の仕事が得意です。
したがって、日本経済の構造を抜本的に改革していこうと言う気概は持っていません。
これでは国際社会の感覚と大きくずれてしまい、日本の産業政策は大きく後れをとります。
安倍総理が将来の日本を真剣に考えるのであれば、小泉進次郎環境大臣に経済産業大臣を兼務させ、
産業の育成発展と、環境の保全という背反する命題を調和させる方向性を示すくらいの大胆な人事を
決断するべきではなかったでしょうか。
また、野党を含む全政党と政治家は、経産大臣一人の問題としてではなく、
不正や利権がまかり通る欲望の政治に決別していただきたいと思います。
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