赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

中国に迫る国家崩壊の危機 コラム(322)

2020-02-03 13:19:39 | 政治見解



コラム(322):中国に迫る国家崩壊の危機
            ――新型コロナウイルス【続報】 


新型コロナウイルスと鳥インフルエンザに見舞われる中国

最新の中国の現況について、当ブログが最も信頼する情報源から以下のお話が寄せられました。


新型コロナウィルスの蔓延による中国の混乱は予想を遥かに超えた状況になっています。しかし、中国の惨状はこれで終わるわけではありません。

実はすでに報道されているように、中国国内で今度は鳥インフルエンザが発生しています。新型コロナウィルス対策では都市部でも対応し切れない状態なので、地方では何の手も打てずにいます。

そのため、新たに発生した鳥インフルエンザに対する措置は全く取られていません。中国のメディアでは感染のあった養鶏場を封鎖したとか、何万羽の鷄を殺処分したと報じていますが、これらの報道はすべて嘘です。何かやっているふりをしているだけで本当は何もできていません。

実はこの鳥インフルエンザを放置することほど危険なことはありません。場合によっては現在進行している新型コロナウィルスを遥かに上回る高い死亡率と感染力があるからです。当然、鷄から人、人から人への感染が生じるため急速に広がる可能性大です。

もともと中国の国民は衛生観念が低く、感染した鷄肉を平気で食する人も多いので感染の抑止は困難で、都市部への蔓延は時間の問題だと思われます。これにより中国国内経済の破綻、中国共産党の崩壊、中国人富裕層の海外への脱出、世界経済への多大な悪影響、その他の様々なシナリオが容易に想像出来ます。



感染症による国家崩壊の歴史

実は、中国の歴代王朝は疫病の大流行で国が滅びた歴史があります。

古くは紀元前の周王朝に「大疫」が起こり、それが王朝の滅亡につながったと言われています。また、読者おなじみの三国志の時代は、道教的治病を行った太平道の黄巾の乱で後漢が滅亡したことから始まっています。また、隋の末期には7回も疫病が大流行し、隋滅亡の一因となったと言われています。

現代中国の直前三王朝も例外ではありません。中国からヨーロッパにまで版図を広げようとしたモンゴル人の元はペストに苦しめら、崩壊の一因になっています。なお、14世紀のヨーロッパで猛威をふるったペストはモンゴル軍によってもたらされたものです。ヨーロッパの人口の少なくとも3分の1を死に至らしめました。

次の明王朝では、末期に華北でペストと天然痘が大流行して1000万人が死亡、人口動態の面でも大変化があったとされています。また、その次の満州族の清王朝もその末期に満州で肺ペストが流行、ペスト対策を口実に各国の介入を招き、さらに日清戦争の敗北を招来して王朝は崩壊しました。


中華人民共和国は清朝末期に酷似

疫病の原因は、権力者による過度の支配欲とそれに苦しむ国民の心にあります。

当ブログ『新型コロナウイルスを収束させる唯一の方法』で、「人々の不安感、恐怖心、不満感が感染の拡大を増幅させます。また、感染者を過度に遮断して差別意識が大きくなるとさらに感染が拡大します」とお伝えした通り、中国という国家はどの時代であっても国民は搾取の対象であって、大切に保護するという考えはもとよりありません。

したがって、中国の人たちにとっては国家が怨嗟の対象以外にはありません。政権は強権を発動して人権侵害するのは日常茶飯事で、大量虐殺さえ厭いません。それは共産主義を標榜する現政権であっても変わりはありません。中国の人びとはいつの時代にあっても常に国家におびえて暮らさなければならない存在なのです。

また、歴史は繰り返すという視点で見れば、現習近平政権は清朝末期の状況に酷似しています。

かつて、清朝末期の高官たちは疫病が流行ろうが、人びとの暮らしが困窮しようが誰一人として国家の危機を考えず、我が世の春を謳歌していました。水害により深刻な食糧不足に見舞われていても、それが金融危機を誘発して多くの銀行が破産し、家賃や米の値段も驚くほど吊り上がって金融不安と財政難を引き起こしても、地位ある者たちは有り余るほどの私財を蓄えることに精を出し、清朝の国庫だけが空っぽだったと歴史は語っています。こんなときに肺ペストが流行したわけです。

いま、習近平氏率いる中華人民共和国がこの轍を踏んでいます。

中国はアメリカに頭を下げて食料を輸入しなければならないほどの食糧不足に陥っています。さらに、経済は「債務危機」「連鎖破綻」「不良資産」の三重苦に見舞われており、破綻寸前の状況です。それにもかかわらず、政府高官の私有財産は膨らむ一方で、多くの中国国民は疲弊している状況にあり、ここに新型コロナウイルスに鳥インフルエンザが追い打ちをかける状況となれば、現代中国は歴代王朝と同じ運命をたどることが容易に想像できます。


中国は現在、必死に延命工作を続けていますが、2022年の冬季北京五輪以降、音を立てて崩壊する可能性は極めて高いと思われます。

そのとき、私たちの目には、中華人民共和国の実像を認識することで、国家という存在が私たちに本当に必要なものなのかということを改めて問いかけるきっかけになると考えられます。



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