今日のニセコは、時々雨の混じるはっきりしないお天気です。
いつもの厳しい乾燥からは開放されて、ホッと一息ついています。
国民から総スカンを食っている後期高齢者医療制度ですが、やはり、
お年寄りを75歳という年齢で囲い込んで、差別医療を提供することに
怒りが集中しているようです。
昨日の新聞(朝日朝刊)の投書欄に次のような歌が載りました。
ああ父母よ君を泣く
君死にたもうことなかれ
戦火をくぐりさまよいて
原爆空襲生き抜いて
日本をつくりし君なれば
たとえお上が死ねよとて
老人医療をつくるとも
君死にたもうことなかれ
お上のつくりし決まりでは
療養ベッドがなくなって
そのうえリハビリとめられた
早期退院迫られて
行き場を失う君なるも
この世ひとりの君ならで
君死にたもうことなかれ
保険負担が高騰し
さらに扶養もはずされた
脳卒中と認知症
規制がかかり医療なし
自己負担も膨らんで
在宅死亡が進む日々
ああまた誰をたのむべき
君死にたもうことなかれ
予算野無き子
歌人与謝野晶子が、日露戦争に参戦する弟を嘆いて歌ったのが
「君死にたまふことなかれ」。われ「予算野無き子」は高齢者医療
の現状を憂え、こう替えて歌った。(愛知県大府市 医師70歳)
これを拝見してその怒りの激しさを実感しました。
拙宅周囲の緑は、日々その濃さを増しています。