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田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

新着ドーナツ~わが青春のカラヤン

2011年12月14日 | 音楽三昧

かってクラシック界の「帝王」と呼ばれていたカラヤンですが、LP制作の面でも、その活躍が目立った60年代。

その10年間に、彼がベルリンフィルを相手にドイツグラモフォンに録音した(オペラを除く)すべての楽曲を網羅したCD全集(83枚)が発売されました。

この時代は、クラシック音楽に目覚めた小生の青春時代とも重なるわけで、懐かしさのあまり、早速これをを手に入れました。



概ね、30枚ほどは手持ちのLPと重複するのですが、彼がこの時代、どのような音楽を創っていたのかを包括的に眺めることができます。



上の写真はその内の1枚、ブラームスのヴァイオリン協奏曲です。

これらは順次、リッピングしてライブラリーに取り込むつもりです。


My Favorite Doughnuts!~モーツァルト「管楽器のための協奏曲集」

2011年12月02日 | 音楽三昧

今回ご紹介するのは、モーツァルトの「管楽器のための協奏曲集」です。先日、札幌Kitaraで聴いたクラリネット協奏曲イ長調 K.622が収録されています。

しかも、ソリストは演奏会と同じカール・ライスター氏です。
1971年の録音と記載されていますから、何と40年前の録音です。

このCD(2枚組)は、現在でも通販(HMV)で購入することが出来ます。一般価格:1,302円、 会員価格:911円

曲目、演奏ともに一級品で、且つ、ジャケットの絵も美しいお買い得セットです。

CD-1
・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
 カール・ライスター(cl)

・オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
 ローター・コッホ(ob)

・ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
 ギュンター・ピースク(fg)

CD-2
・フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
 ジェイムズ・ゴールウェイ(fl)
 フリッツ・ヘルミス(hp)

・フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
 アンドレアス・ブラウ(fl)

演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音:1971/8/17-24 サン・モリッツ、フランス教会


モーツアルト「クラリネット協奏曲」

2011年11月27日 | 音楽三昧

長年、この曲を生で聴きたいと思っていました。
昨日、ようやく念願かなって聴くことができました。

札幌Kitaraで催された札響名曲シリーズ2011-12「愛しきアマデウス」で、交響曲第35番「ハフナー」他と共に演奏されました。クラリネットは、ベルリンフィルでカラヤンなどと共演したドイツ人のカール・ライスター氏でした。

この曲は、モーツアルトの最晩年、死の2ヶ月前に完成したという内容の濃い名曲です。そして、人生を達観したかのような美しくも爽やかなハーモニーに深い感動を覚えます。

プログラム

 ・歌劇「フィガロの結婚」K.492 序曲
 ・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
 ・ディヴェルティメントニ長調 K136
 ・交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」

演奏

 ・指揮 児玉 宏
 ・クラリネット カール・ライスター
 ・管弦楽 札幌交響楽団


新着ドーナツ~エレーヌ・グリモーの「モーツアルト」

2011年11月12日 | 音楽三昧

昨日、HMVから届いたドーナツ。

 ・グリモー(P):モーツアルト、ピアノ協奏曲第23番他
 ・ポリーニ(P):ブラームス、ピアノ協奏曲第1番
 ・ブレンデル(P):リスト、ピアノ協奏曲他(5枚)
 ・チェリビダッケ(指揮):ハイドン、交響曲第103番他(14枚)

いずれも欧州プレスですが、海外もののバーゲン中とかで、都合21枚、6,900円でした。

早速、グリモーさんのモーツアルトを聴きましたが、いつものエレガントな音作りに感心しました。また、このコンチェルトは、彼女初のモーツアルトで、しかも弾き振りという意欲作です。

一方、このドーナツには、注目のモイカ・エルトマンさんが歌う演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう、愛する人よ」が収録されています。これがすばらしい出来で、何か得した気分になりました。(左がエルトマンさん)

尚、このドーナツは、ハードカヴァーブック仕様になっていて、装丁の見事さに加え、演奏会の一部を収録したDVDも同梱されています。
国内版は、12月中旬発売予定。

収録曲
 ・
ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
 ・レチタティーヴォ「どうしてあなたを忘れられよう」 K.505
 ・ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488

演奏
 エレーヌ・グリモー(ピアノ&指揮)
 バイエルン放送室内管弦楽団 
 モイカ・エルトマン(ソプラノ、K.505)


英米合作のノッポ侍

2011年11月01日 | 音楽三昧

英国生まれのハイテクスピーカーを導入して2ヶ月半。
音が大分こなれて来たので、いよいよその実力を見せて欲しいと、メーカー推奨の米国サウンドアンカー社製のスタンドに設置しました。

スタンドが細身なので、一見、頭にチョンマゲをのせたノッポ侍の風貌です。正面に座ると、今にも居合いの切っ先が飛んでくるのではと錯覚してしまいます。

一方、出てきた音は、その雰囲気そのままに、音楽の隅々まで見通せるような鋭い音色です。しかも、ちょっとタイト過ぎます。

スタンドが新しいせいかと思いますが、これもこなれるまでしばらく時間が必要です。英米合作の音の行方は如何に、というところです。


お祭りは終わりました

2011年10月17日 | 音楽三昧

10日前後をピークに、この秋のお祭り(紅葉)は終わりました。
これは、拙宅西側の風景ですが、樹木の紅や黄色の葉が大分散ってしまい、とても寂しい風景になりました。

このところ、居間に設置した大型ステレオ装置の省力化に努めていたのですが、何とか見られる(聴くことができる)かたちになりました。

従来、左右の床に直接アンプを2台づつ置いていたのですが、この配置だと椅子が1脚しか置けず不便だったので、機器をラックひとつにまとめたかったのです。

これが、新しい配置ですが、従来の大きな電源をトランスに替えて左のスピーカーの後部に置き、空いたスペースに4台のアンプを重ね置きするようにして何とか収めることが出来ました。この結果、椅子を1脚追加でき、居間らしい雰囲気を取り戻しました。

また、これを機会に、2階にあるミュージックサーバーからLANケーブルを引き、ラックの最上部にのせたネットワークプレイヤーで聴けるようにしました。選曲、音量などの操作は、手元のiPadで行ないます。
これで長い長い冬を過ごす準備が整いました。


My Favorite Doughnuts!~Battle・Marsalis「Baroque Duet」

2011年09月30日 | 音楽三昧

昨日までの好天がウソのように、今日は朝から雨になりました。
何でも、11月中旬並みの寒気が入るとかで、一気に寒くなるようです。せいぜい、風邪など引かぬよう注意しようと思います。

My Favorite Doughnuts!
今回ご紹介するのは、あの突き抜けるような美しいソプラノで一世を風靡したキャスリーン・バトルが、天才トランペッターのウィントン・マルサリスを迎えてのバロック音楽集です。

20年近くも前(92年)にリリースされたCDですが、バロックにトランペットという組み合わせの意外さと、紡ぎだされた音楽の美しさで、忘れられない1枚となっています。

キャスリーン・バトルと言えば、87年のニューイヤー・コンサートに真っ赤なドレスに身を包んでヨハン・シュトラウスのワルツ「春の声」を歌った時の鮮烈な印象は、今でも忘れられません。以来、ウイスキーのCMなどに出演して話題となりました。


新着ドーナツ~メジューエワの「シューベルト」

2011年09月18日 | 音楽三昧

先にご紹介した日本で活躍するロシア人ピアニスト、イリーナ・メジューエワさんの「シューベルトピアノ作品集」が届きました。

作品集1&2の2巻4枚なのですが、先ず、異なる録音方式で収録したという「作品集2」を聴きました。

CD1:24bit/96khz のPCM録音
     ピアノソナタ第14番 イ短調 D784
     4つの即興曲 作品142 D935

CD2:DSD録音
    さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
    さすらい人(リスト編曲)
    水車小屋の男と小川(リスト編曲)
    連祷(リスト編曲)
    3つのピアノ曲 D946

いずれも彼女の瑞々しい感性を映したすばらしい演奏です。2枚目のDSD録音の方が音が柔らかく余韻が美しく感じられますが、その差はわずかで、むしろ、演奏の確かさ、美しさに圧倒されます。

以前、連日シューベルトを聴いていた時期があり、その時は、内田光子さんが中心だったのですが、彼女の演奏は、感情移入が少なく、譜面通りの弾き方という感じでしたが、メジューエワさんは、自身が「シューベルトは、楽しいのよ」と言うごとく、何かシューベルトと対話しているような弾き方が独特の世界を創り出しているようです。
一聴をお勧めします。(若林工房 WAKA4155~6)


ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団演奏会

2011年09月16日 | 音楽三昧

昨夜は、札幌kitaraホールで掲題の演奏会を聴きました。
周囲を岩山に囲まれたモーツァルトの生地ザルツブルグを拠点に活動するオーケストラですが、素直で実直な演奏に好感を持ちました。

オールモーツァルトプログラム

 ・ 交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
 ・ ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
 ・ 交響曲第40番 ト長調 K.550

いずれも名だたる名曲ですが、特にこのピアノ協奏曲は、1785年3月10日の予約演奏会のために作曲したもので、モーツァルトが公私ともに最も充実していた時代の作品です。

ソリストは、モナ=飛鳥・オットさんでした。
ドイツ人と日本人の両親をもつ新進のピアニスト(20歳)ですが、同じピアニストのアリス=紗良・オットさんは実姉です。

聴衆は、熟年世代を中心に7割の入り。遠来の由緒あるオーケストラなので、満員の盛況だと良かったなと思いました。


インタビュー~イリーナ・メジューエワさん

2011年09月15日 | 音楽三昧

オーデイオ愛好家のための雑誌「ステレオサウンド」には、毎回、評論家の小林悟郎氏が著名な演奏家を自宅のオーディオルームに招き、その演奏者のCDを聴きながらインタビューするというユニークな記事が掲載されています。

新着の180号では、ロシア人ピアニストで、日本を拠点に活動するイリーナ・メジューエワさんが登場しました。

小生は、彼女の来日当初からその演奏と音の美しさに注目して来ました。残念ながら、彼女の演奏を直接聴く機会には恵まれていませんが、CDではお馴染みで、いつも楽しく聴いています。

今回、この記事を通して、彼女の演奏に対する考え方や尊敬する演奏家などについて知ることができ、一層興味を持ちました。

また彼女は、録音についても造詣が深いそうで、最近リリースされたシューベルトでは、2枚のディスクの内、1枚はPCMで、他の1枚はDSDで録音したというので、早速取り寄せて、録音方式による音の違いなどを確かめてみたいと思っています。写真は、同誌から借用しました。


リッピング

2011年09月02日 | 音楽三昧

ネットワークオーデイオは、音が良い、操作が簡単などの理由で、かなり普及して来ました。

拙宅でも、本年3月からライブラリーの構築を始め、4月には本システムに完全移行しました。手元にあったCDプレイヤーは売却してしまいました。

ただ、新しい音楽情報は、メジャーな媒体であるCDに頼らざるを得ず、従って、CDに記録された音楽を聴くには、先ず(CDから)音楽情報を取り出してファイルに書き込む、いわゆる、「リッピング」という操作を行なわなければなりません。

写真は、ブレンデルのベートーヴェンピアノソナタ全集(10枚組)を、専用のソフトを使ってリッピングしているところです。

ソフトは数種類あるのですが、小生は、dBpoweramp という有料(3,000円)のソフトを使っています。

操作は、

 1. ソフトを立ち上げる。
 2. CDをPCに挿入する。
 3. 開始ボタンを押す。

と至って簡単で、通常(1枚)4分前後で完了します。

こうして書き出したファイルをサーバー(NAS)に格納し、手元のiPadで呼び出し演奏します。


新入りの評判

2011年08月19日 | 音楽三昧

拙宅のオーデイオに新入りが登場しました。
英国産のハイテク小型スピーカーです。

本体の上部に「チョンマゲ」をのせています。4khz以上の高音部を受け持つトウィーターです。

従来、このチョンマゲの振動版はアルミニュウムの薄い板をドーム状に成形して使用していましたが、これを、表面にダイアモンドの薄膜を成長させる方法に変えることによって、より澄んだ高音を再生できるようにしたといいます。

ただ、この画期的な技術も量産には難があって、発売以来、品薄が続いています。オーダー後2~3ヶ月待ちですが、今回、偶然、キャンセル品が出たため入手することができました。

まだ、鳴り始めたばかりで音がかなり硬いのです。1ヶ月くらいすればほどほどにこなれて、良い音に仕上がるのではと期待しています。


新着ドーナツ~綾戸智絵 「PRAYER」

2011年08月11日 | 音楽三昧

昨夜の日韓代表チームによる親善サッカー。
ヨーロッパで活躍する日本選手たちが、蝶が舞うかのような華麗な動きで3点を奪い、快勝しました。

韓国相手にホームで勝ったのは13年ぶり、3点以上取ったのは37年ぶりになるそうです。

ところで、今回のドーナツですが、いつものように丸くはなく、ネット通販で購入した智絵おばさんの新譜(ファイル)です。

ファイルは、ハイレゾルーション版(24bit/96khz)で容量が大きく、ダウンロードに時間がかかるので、今回は、中心的な下記の5曲のみ購入しました。この5曲だけでも490MBあり、ダウンするのに2時間45分もかかりました。

 ・Mother (John Lennon)
 ・Amazing Grace (John Newton/David Clayton)
 ・Bridge Over Troubled Water (Paul Simon)
 ・I Could Have Danced All Night (A. Lerner/F. Loew)
 ・Hey Jude (John Lennon、Paul Mccartney)

3月11日の東日本大震災を目の当たりにした彼女(震災の5日前にいわき市でリサイタルを開いていた)が、鎮魂と復興のために捧げる入魂の祈りとなっています。

この5曲の中では、Hey Jude が圧倒的に良く、今回、改めて歌詞に目を通しましたが、時節にかなった良い歌だと思いました。

 Hey Jude

 Hey Jude don't make it bad
 Take a sad song and make it better
 Remember to let her into your heart
 Than you can start to make it better

 Hey Jude don't be afraid
 You were made to go out and get her
 The minute you let her under your skin
 Then you begin to make it better

 And any time you feel the pain, Hey Jude (Refrain)
 Don't carry the world upon your shoulders
 For well you know that it's a fool who plays it cool
 By making his world a little colder
 na na na na....

 Hey Jude don't let me down
 You have found her now go and get her
 Remember to let her into your heart
 Then you can start to make it better

 So let it out and let it in
 Hey Jude begin
 You're waiting for someone to perform with
 And don't you know that it's just you
 Hey Jude you'll do
 The movement you need is on your shoulder
 Na Na Na Na ...

 Hey Jude don't make it bad
 Take a sad song and make it better
 Remember to let her under your skin
 Then you'll begin to make it better better better
 na na na na na na na... Hey Jude...


LP1枚の幸せ

2011年08月08日 | 音楽三昧

1987年にリリースされたチョン・キョンファのLPを聴きました。
四半世紀前の制作とは思えない瑞々しいヴァイオリンの音色が部屋中に溢れ出て幸せな気分になりました。

収容されているのは、

 ・クライスラー 愛の喜び
 ・エルガー 愛の挨拶
 ・チャイコフスキー 感傷的なワルツ
 ・ドビュッシー 美しい夕暮れ
 ・ショパン 夜想曲 第20番
 ・サンサーンス カプリース
 ・ブラームス ハンガリー舞曲 第1番

など17曲、名だたる名曲ばかりです。

アナログレコードを聴いていつも思うことは、やはり、デジタルに分解しない生の音のすばらしさです。

ただ、ジャケットをよく見ると「DIGITAL」の文字が見えます。
つまり、録音とミキシングはデジタルで行い、その音源をアナログに変換して(LP原盤を)制作したと思われます。

従って、デジタル処理が問題なのではなく、一般家庭で通常使用されるデジタル機器が、アナログの持つ伸びやかな美しさを再現できていないのではと思います。

この点、拙宅は、(デジタル)ファイルの再生なので、少しは挽回できているかも知れません。


USBメモリー

2011年08月07日 | 音楽三昧

最近、USBメモリーが川崎の友人宅と拙宅との間を往復しています。
つまり、それぞれがファイル化した音楽情報をメモリーに収容し(郵便で)交換しているのです。

ネット経由という方法もあるのですが、拙宅側の接続速度が遅く実用になりません。

今使っているメモリーの容量は8GB。
ファイル化されたCD1枚分の音楽情報は、概ね250MBですので、満タンにすれば、CD30枚分ほど収容できます。

友人は、小生と同じクラシックファンで、CDを約4,000枚ほど保持し、例えば、ベートーヴェンの交響曲全集を50組も持っているといいますから、半端ではありません。

また、コレクションの趣も小生とは大分異なるので、このようにしてファイルを交換しても、重複はさけられます。

この結果、小生のライブラリーは急速に肥大し、すでにCD換算800枚を越えました。そんなに増やしてどうするの、という声もありますが、残るCDのライブラリー化に励む毎日です。