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田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

英国から新入りが・・

2011年07月16日 | 音楽三昧

今月になって、英国から新入りのオーデイオ仲間がやって来ました。
廉価版のファイルミュージックプレーヤーです。

今回は、個人輸入の代理店を使って、英国から直接輸入しました。
昨今の円高メリットを生かそうというわけです。

このプレーヤーの英国での価格は、日本のそれの1/3ほど。
それに代理店の手数料20%と国際輸送費に消費税をプラスしても、国内価格の6割ほどで購入できます。

ただ、電源電圧が英国(220ボルト)とは異なるので、国内に持ち込んでも問題ないことを把握しておく必要があります。幸い、このプレーヤーは、スイッチング電源を採用していて、自動的に対応することを(メーカーのHPで)確認しました。

また、商品の保証についても、製造番号を登録すれば5年の保証が得られ、万一、故障した場合でも、日本のディラー経由、無償で修理してもらえるようです。

という訳で、一応満足のいく買い物でしたが、ただ、使った輸入代理店の対応は最悪で、商品がいつ英国の支店に入荷したのか、また、いつ配送されるかなどについて、こちらから都度、問い合わせないと連絡がなく、また、納期も1ヶ月近くかかりました。

どうも、この手の代理店は、商売のイロハをきちんと教わっていないようです。


吉田秀和著「マーラー」

2011年06月19日 | 音楽三昧

昨日、札幌の本屋さんでみかけて購入しました。
気難しい評論家が、気難しいマーラーについて、戦後すぐの時代から種々書いたものを文庫にまとめたものです。

今年はマーラー没後100年にあたるそうです。近年のブームに輪をかけた喧騒さがやってきています。

マーラーについて、著者は、

"マーラーはむずかしい。私には。
私には、まだ、彼がよくわかったとは言えない。
では、なぜ、彼のことを書くのか? 

私はマーラーの一部しか知らない。だが、その一部さえ、私の心を強くとらえ、彼の全体について、知れるだけのすべてを知り、味わえるだけのすべてを味わいたいという欲望をかき立てずにはおかない。

だが、私には、いつになったら、それがやれるかその成算がないのである。"

と述べています。

つまり、著名な評論家をしてさえ、こう言わしめるマーラーの音楽とはいったい何なのか? そして、この本を読んだから、もうマーラーの音楽はわかったと思わなくても良いといっているようです。


名手登場~kitaraのみどりさん

2011年06月18日 | 音楽三昧

昨夜、札幌kitaraホールで、五嶋みどりさんとオズガー・アイデン氏とのデュオリサイタルを聴きました。

世界的名手の登場とあって、会場はみどりファンで埋まりました。

プログラムは、

 ・モーツアルト、ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調
 ・ヤナーチェック、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 ・ラヴェル、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
 ・クルターク、三つの断章 Op.14e
 ・ベートヴェン、ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」 Op.47

と盛りたくさんでしたが、やはり、みどりさんには、ベートーヴェンの大曲、「クロイツェル」ソナタが似合います。

あの小さな身体から、どうして大ホールを圧倒し、聴衆を唸らせるような緊張感に満ちた旋律が生まれるのかとても不思議に思いながら、この名曲に聴きいりました。

アンコールはビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」1曲のみでしたが、みどりさんの弓が紡ぎだす美しいメロディーに、会場からはおもわずため息がもれていました。

それにしても、みどりさんが弾くヴァイオリン~1734年製のガルネリ「エク・フーベルマン」は、いい音がしますね。


拍手!~ブレンデルリサイタル

2011年06月13日 | 音楽三昧


昨日ご紹介した新着ドーナツ。
ザルツブルグ音楽祭25枚組みの内、No.24のブレンデルリサイタルを聴きましたが、すばらしかったです。

プログラムは、ベートーヴェンの第31番とモーツアルトの第14番ソナタ、他ですが、特に、最後のモーツアルトがとても良かったです。アルバムの終曲ということもあり、ザルツブルグ祝祭劇場を埋めた観客の盛大な拍手も入っていて、これに合わせ小生も、大拍手でした。

何がよかったかと聞かれても困るのですが、ピアノを繰るテクニックの巧みさだけではない、何か音楽の心とでも言うべきものを、色濃く伝える演奏だったからでしょうか。

ところで、この25枚ボックス、値段は7,343円。1枚294円です。
この値段でコンサートの感動を疑似体験できるのも、オーデイオの醍醐味です。


新着ドーナツ

2011年06月12日 | 音楽三昧

昨日届いたドーナツ31枚。
いずれも海外プレスの廉価版ですが、美味しいドーナツです。

ひとつは、ザルツブルグ音楽祭50周年記念の25枚ボックス。
椿姫などオペラが5本11枚、コンサートものが12枚、リサイタルものが2枚の組み合わせです。

いずれも、時々の一流の演奏家によるライブ録音ですので、雰囲気も含め楽しみたいと思います。

他に、アルゲリッチさんが主催するルガーノ音楽祭2010の3枚組み、キーシンがリストを弾いた2枚組みとペライヤとルプによる2台のためのピアノ曲集などです。

ただ、これらのドーナツを手にしても、CDプレイヤーは売却してしまって手元にないので演奏できません。

先ず、これらのCDからデジタルファイルを作成して音楽図書館に収容し、そこから音楽情報を引き出しながら試聴することになります。

一応、昨日中にファイル化を終え、図書館(サーバー)に収容しましたので、今日は、朝からこれらを聴きたいと思っています。


ジュークボックス

2011年06月05日 | 音楽三昧

拙宅の音楽図書館。
その後、旅行や畑仕事などで、蔵書(CD)を増やす作業はストップしていて、目下、650冊(枚)止まりです。

とは言え、CD1枚当たり10曲収録されていると仮定すると、全部で6,500曲くらい入っていますので、その時の気分であれこれ聴くには都合の良いシステムです。

特にこのシステムは、曲単位で選曲できるので、今、聴きたい曲を選んでプレイリストを作り、その演奏を指示すれば、あとは機械が勝手に演奏してくれます。

例えば、今朝の選曲。
先ず、メジューエワさんのショパンのノクターンを2曲、続いてザワリッシュ氏が指揮するモーツアルトの交響曲第39番を聴き、次に、キャサリン・バトル嬢が歌うモーツアルトの歌曲集を聴くという具合です。これで、概ね、1時間のプログラムです。

これはちょうど、小生らの若い頃流行っていたジュークボックスで音楽を聴くスタイルに似ています。つまり、あれこれ曲を選択してスタートボタンを押せば、あとは選曲に従って音楽が流れるという、とても懐かしいシステムです。

ネットで調べたら、今もこんなかたちをしたものが販売されています。上部にレコードプレイヤーが、中段には、CDプレイヤーがマウントされています。種々の曲を取り込んで置き、中央のボタンで選曲してスタートさせれば、切れ目なく音楽が聴けるようです。


お宝拝見

2011年05月09日 | 音楽三昧

"Great Pianists of The 20th Century"
20世紀の74人の偉大なピアニストの代表的な名演を、200枚のCDに集めた全集です。

収録されているピアニストは、下表の通りです。

 ・アルゲリッチ
 ・アラウ
 ・アシュケナージ
 ・ブレンデル
 ・フレイレ
 ・キーシン
 ・ペライア
 ・ポリーニ
 ・ツィマーマン

等々、日頃、聴き親しんでいるピアニストの名もあります。

ただ、多くは、その演奏に接したことがない一昔前の人々です。
邦人では、唯一人、今回グラミー賞を受賞した内田光子さんがリストインしています。

この2箱から成る全集。
いつ、どんな経過で購入したか記憶があいまいなのですが、それにしても、こんな素晴らしい全集を編纂できる西欧の音楽記録芸術の奥深さを思い知らされる思いです。

さて、これらのCDを音楽図書館(650枚余収容)に追加すべく作業を始めるのですが、果たして、めげずに最後まで行き着けるでしょうか。


新顔~DTMS

2011年05月08日 | 音楽三昧

ミュージックバード社のPCM音楽放送が、7月で終了します。
高音質の音楽を四六時中楽しめる貴重なサービスですが、視聴者の減少が店じまいの原因と聴いて、やむなしと思いました。

ただ、これらの番組は、すでに、同社が提供する「Space Diva」という多チャンネルの音楽放送の一部として放送されています。音質は若干劣りますが、実用上問題ないようです。

従って、7月以降は、このサービスに移行すると申し込んでおりましたところ、早くも、同社から専用のチューナーが送られて来ました。

早速、卓上に設置して聴いてみました。名付けて"DTMS"(Desktop Music System)。スピーカーは、パソコンに接続していたものを改造して使いました。

聴いてみると、勿論、雄大なスケール感を楽しむというわけには行きませんが、BGM的に聴くなら十分です。

これで、従来のようにオーデイオシステムでBGMを流しながらパソコンを操作するというムダもなくて済みそうです。


これが?~NWP

2011年04月25日 | 音楽三昧

デジタルファイルミュージックシステムの心臓部、NWP(ネットワークプレイヤー)です。

一見、何の変哲もない鉄の箱ですが、

 ・コントローラー(iPad)で指示されたプレイリストを蓄える。
 ・演奏する音楽ファイルの形式を判別する。
 ・音楽情報をNASから引き出し、一時保管場所に蓄える。
 ・蓄えた音楽情報を引き出しながら、アナログ信号に変換する。
 ・音量を調節する。

等の仕事をこなしながら演奏します。

これらの機能はすべて電気的に行われるので、お皿(CD)を回すなどの可動部分はありません。

この機械は、英国生まれ。スコットランドの工場で組み立てられ、はるばる日本にやって来ました。今が旬、ということもあって、入手に1ヶ月もかかりました。

奏でる音は静かですが、立体的で堂々としています。
音が粒立ち、隅々まで聴き取ることができます。

これは、CDプレイヤー(写真の下部)のように、お皿の信号を読み取りながら演奏するという複雑な工程がないためと思われます。

一度、この音を聴いてしまうと、もう後戻りはできないほど、説得力のある音です。


音楽の入れ物

2011年04月22日 | 音楽三昧

目下、拙宅の小さな音楽図書館には、500冊(枚)ほどの本(CD)がありますが、どんなところに格納されているのかお見せしましょう。



これが、その入れ物です。
NAS(Network Attached Storage)という一種のコンピューター(ファイルサーバー)ですが、この機種の場合、容量は500GB。ファイル化されたCD、1,500枚収容できます。大きさは、20x20x7cmほど。

このStorage(倉庫)をネットワークに接続しておき、それをiPadの端末で呼び出し(プレイヤーを介して)演奏します。

従来のように、ディスクをCDプレイヤーに装着して演奏するのとは、随分、変わったスタイルです。


増殖中~音楽図書館

2011年04月20日 | 音楽三昧

拙宅の音楽図書館は、その後も順調に増殖しています。
現在の蔵書(CD)数は、516冊(枚)。内訳は、

 ・クラシック   454冊(枚)
 ・ボーカル      38
 ・オペラ         13
 ・ポップス         5
 ・オーディオ      5
 ・ロック            1

となっています。ボーカルの中には、クラシックの声楽も含まれているので、大半がクラシックです。(個々のアルバムは、パソコンの操作盤には、写真のように表示されます)

これで全体の25%ほど。残りは、全集ものだったり、箱ものだったりするので、そのまま全部をライブラリー化すべきか悩みます。

例えば、一番大きな全集は、「20世紀の偉大なピアニスト」というもので、200 枚あります。中には、ピアニストとしてのラフマニノフとかカリスマ女流ピアニストのクララ・ハスキルなどの演奏もあるので、ライブラリー化する価値はあるのですが、とても手間がかかるので迷ってしまいます。

いずれにせよ、息ながく作業をすすめるつもりです。


これはラクチン

2011年04月05日 | 音楽三昧

拙宅の音楽図書館システム。
専用のプレイヤーが届いたので、iPadを使ったリモコンを動かしてみましたが、結果は上々でした。

これは、iPadの操作画面です。
左側の窓に、演奏する曲目が表示されています。



写真では、諏訪内晶子さんのシベリウスのヴァイオリンコンチェルトが選択、演奏されています。

次に演奏する曲目として、五嶋みどりさんのヴァイオリンソナタが、次に田部京子さんのピアノ演奏などが格納されています。

このまま放置すれば、これらの曲を次々と演奏して行きます。

右側の窓に表示されているのは、図書館の総目次で、アルバム別、アーティスト別、ジャンル別などに分類されているので、必要な項目を選び、その中から演奏したいアルバムや曲を左の窓に移して演奏します。

また、このiPadは、無線接続ですので、家中どこからでも操作ができて便利です。

もう、お皿(CD)を回して音楽を聴く必要はなくなりました。


小さな音楽図書館

2011年03月25日 | 音楽三昧

手持ちの音楽CDをデジタルファイルに変換して、自前の音楽図書館を作る試みはそこそこ進んでいて、目下、250枚ほどになりました。

書籍で言えば、蔵書数250冊の小さな図書館です。

これらの音楽情報を記録したファイルは、ネットワークサーバー(ハードディスク)に格納されており、そこからプレイヤーで音楽情報を刻々引き出しながら演奏します。

これは、その図書館の目録の一部ですが、プレイヤーの操作盤にアルバムの絵柄で表示されます。

そして、聴きたいアルバムを指定すると、その詳細が表示され、聴きたい曲を選んで右側の窓に移すと、演奏が始まります。

まだ、専用のプレイヤーはないのですが、代用のパソコンを通して聴くかぎり、従来、お皿(CDディスク)を回して聴いていた時に比べ、かなり良い音で聴くことができます。


iPadがやってきた

2011年03月11日 | 音楽三昧

電子書籍ブームに火をつけたアップルの多機能端末「iPad」。
ファイルミュージックのコントローラーにすべく購入しましたが、その手軽さ、使い勝手の良さ、そして多機能ぶりに感嘆しました。

お臍(へそ)のようなボタンを押すと、瞬間的に起動して操作待ちの状態になります。

パソコンなら、タラタラといろいろなファイルを読み込んで起動するまで1~2分待たされますが、デジカメのようにスイッチポンで READY となる手軽さにビックリです。

ネットにつないでホームページを見たいと思ったら、サファリというアイコンを(指で)押すと、勝手に無線LANに接続してHPを表示します。

スクロールも、文字の大きさの変更も、すべて指先でスイスイと行うことができます。縦の表示を横にしたければ、本体を90度回せば、横表示になります。

また、他のPCから写真を取り込んで(同期させ)、写真のアイコンを押すと、写真が表示できます。画像の美しさにも驚きました。しかも頁を繰るように次々と表示できますし、拡大、縮小も思いのままです。

音楽ライブラリーのコンテンツを表示させると、下記のようになるので、ここに表示された曲目を(指で)選曲すれば、音楽が演奏される段取りです。(プレイヤー未着につき、まだ動作確認は行っていません)

さらに、メールも音楽もビデオも、そして、地図やカレンダーなども全部OK! 従来のパソコンの概念を打ち破った見事な製品だと思います。家内に見せたら、「わたしこれでいい!パソコン要らない」と言われてしまいました。


新着ドーナツ~アルゲリッチ「The Collection 1」

2011年03月07日 | 音楽三昧

今年70歳を迎えるアルゼンチン出身のアルゲリッチさん。
同年代とあって、気の遠くなるほど長い期間、彼女が弾く力強いピアノ演奏に魅了されて来ました。

彼女の演奏は、一言で言えば、力強さを芯に女性らしい繊細さをあわせ持つ独特の響きです。それは、時に激しく、時にやさしく聴く者に語りかけてきます。

このドーナツは、彼女の初期のLPレコード8枚分を、そのままの形でCDボックス化したもので、ファンにはかけがえのないものです。

ここで値段のことなど言うのは野暮ですが、ネット通販ならで2,800円ほどで入手できますから、超お買い得です。

早速、8枚ともデジタルファイル化して、小生の音楽図書館に収納しました。